2014年10月10日

オリックスの気になる男

終盤もたついてしまったことで、おもわぬ混戦となったが、最終的には大方の予想どおり福岡ソフトバンクが優勝。‥まあ順当ではあった。


筆者も開幕前に順位予想というのを一応はしてみたけれど、的中したのは4位の千葉ロッテと最下位の東北楽天のみ。当たり前すぎてつまらないし、捻くれ者の私はあえて「ソフト1位」にはしなかった。いや、したくなかった。おおいなる願望も込みで、優勝はもちろんハム!と断言。

そういえば評論家の岩本勉氏の順位予想がほぼ的中していたとかで、ちょっとした話題になっていた。氏の場合は仕事の一環であるし、致し方ないと思うのだが、一般のハムファンが1位に他球団の名を挙げているのをみると無性に腹が立つ。『あんたら開幕前からそんな及び腰でどーすんのよ』 と(笑)。真のファンたる者、せめてシーズンが始まるまではひいき球団の日本一を信じてあげていたい。


もっとも予想するのが難しかったであろう、2位・オリックスの健闘ぶりは見事であった。オリックスの大躍進がなればソフトの独走で、今季のパ・リーグはお寒いことになっていたかも知れない。質量ともに豊富な投手陣が額面どおりの力を発揮し、盤石だった。

なかでも佐藤達也という投手。彼の強気に直球1本で押していくスタイルは、敵ながらも気にいっている。捕手のミットめがけて“自信満々に”剛球を投げ込む姿は、同タイプの増井浩俊にはあまり見られない。両者の差は、きっとそのメンタルな部分だけなんだと思う。

佐藤達は埼玉の大宮武蔵野高出身で、こと野球においては県下では無名もいいところだ。筆者も同県在住だが、当時は耳にしたこともなかったくらい。ドラフト候補になった大学時代。北海道の大学(北海道東海)に通っていたのもあってか、ハムが指名を検討している等の情報が流れだし、ようやくその存在を知った。‥まあ私個人の話なんかどうでも良いとして、埼玉西武と北海道日本ハムのスカウトさんよ、一体なーにやってたんだ?!


打者に目をむければ今季も糸井嘉男にはよくやられた。昨シーズンこそ、まだ生温かい目でみていたが、あまりの打ちっぷりと屈託のない笑顔に段々と憎しみさえ覚えるようになってきた(笑)。ペーニャにも要所で派手に決められ、安達了一もF戦になると、なぜかバットでも活躍しだす‥。

こうしたハムにとって非常に厄介な相手と、明日11日から始まるクライマックスシリーズ1STで激突する。初戦は大谷翔平と金子千尋の投げ合いだ。これは両チームのファンのみならずとも、注目の一戦となるだろう。どちらの投手も自チームへ与えるインパクトと影響力が大きいだけに、取った方が一気呵成に「連勝突破」というのも十分あり得そうな気配...

いざ、決戦のとき!

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ラベル:佐藤達也
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2014年10月09日

ドカベンの好敵手

大づめのペナントレースで、プロ初セーブと初勝利を立て続けにマークしたルーキー・白村明弘


MAX153キロのストレート。直球で空振りを奪えるのが、なにより魅力だ。球筋だけをみていれば、そこれそ往時の藤川球児のよう。さすがはドラフト上位候補に挙げられていただけはある。結果として6位という下位指名ではあったのだが、高いポテンシャルを持つ白村のような投手をこの順位で獲得できたことは、ハムにとって幸運以外の何物でもない。


マウンドで躍動する姿をみながら、ふと、私は彼に“縦ジマ”のユニフォームをいっぺん着させてみたいと思った。縦ジマといっても虎のそれではなく、昨年のレジェンドシリーズで着用していたハムの「旧ユニフォーム」である。縦ジマ時代のある投手のシルエットに、白村が異様なほどに重なってみえたのが、その理由。投手の名は不知火守...


ご存知の方も大勢いると思うが、実在はしない。水島新司のマンガに登場してきた架空の野球選手だ。しかし、不知火は実際にハムのユニフォームを身にまとい、長年にわたってエースとして活躍していた。「弱投」と云われ続けてきたハムにとって、“リアル”に彼がいてくれたらと、何度思ったことだろう。


その不知火守に、よく似ている。背格好もそうだし、マウンド上のふてぶてしさとか、あからさまに漂ってくる気の強そうなところとか、それでいて一見クールな表情であるとかも---





直球のスピードはすでに「不知火級」といっていい。あと、不知火のごとく緩いボールを覚えて緩球を用いるようになったら、プレースタイルさえも、さらに“本物”に近づくことができるのかも知れない。この世に存在はしていない投手に「本物に近づく」だなんて、云ってる自分でも少し可笑しくなってしまうのだけれど。


トレードマークでもあった、帽子のツバの部分を割ってみるといい。公式戦でそれが叶わなかったら、ファン感謝デーのコスプレなどでもいいだろう。北の大地で、“リアル版”不知火守を拝むことができたなら、「ドカベンプロ野球編」ファンの筆者も、感激の面持ちである。


オールスターでは不知火とバッテリーを組み、ペナントレースでも数多の激闘を演じたドカベンこと、山田太郎。同じ愛称で多くの野球ファンから慕われた、香川伸行氏のはやすぎる死‥。謹んでお悔やみ申し上げます。


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2014年10月07日

「未来」への嫉妬

今月2日の西武ドームの試合に行ってきた。


2回に7得点も取る猛攻をみせながらの逆転負け‥。7点差をひっくり返されるのはさして珍しいことでもないのだけれど、直後に同点に追い付かれたのは稀だ。いくら相手のホーム最終戦とはいえ、「そこまで花をもたせることはないだろう」などと、いささか憂うつのときを過ごした。しかし、この試合展開以外に、私が感傷的になった理由がもうひとつある。


石川亮、岸里亮佑、渡邉諒。当日は3人の高卒ルーキーがプロ初安打を放った。あらたな歴史のはじまり‥。金子誠のプロ初安打も同球場で記録したのを思い出して感慨にふけり、同じようにまた、彼らのプロでの「第一歩」を見届けられて、それ自体は非情に嬉しかった。引退スピーチで金子や稲葉が口にしていたように、3選手もこれから新しい歴史を球団史に刻んでいくのであろう。


一方で“門出”とまるで対極に位置する引退、「20年後」の未来を思った。ほぼ同年代だったから、並行して金子の“軌跡”は存分に拝めた。おそらく3名のルーキーの中にも一人くらいは、20年近く現役でいられる選手がいるはずだ。

その選手の現役生活を終えるまでを、私は今度も見届けることができるのだろうか---

20年後の自分はいったい何をしているのか。そんな先の未来は想像さえできない。もしかしたらもうこの世にはいない可能性だってある。そうしたら自分の知らないところで彼らが輝かしい歴史を刻んでいる瞬間(とき)を目にできない。それがたまらなく悔しい。


選手に対してではなく、むしろ今後を担う若きハムファンへの「嫉妬」である。こうして“歴史”は繰り返されていくものだと、自分とて分かってはいながら、しかし渡邉諒などは特に、田中幸雄や金子誠的な「ミスター・ハム」の匂いを感じさせるだけに、彼のプレーもできたら最後までを見届けたい...


ミシェル・ノストラダムスに人類滅亡の予言があった。地球の将来を知りたい、予言した未来を覗きたくて仕方ないのに、自分の肉体はやがて朽ち果ててしまう。“現代”に生きる人への「嫉妬心」から、あのようなこと書いたという話を本で読んだことがある。‥要は哀れな予言者と私は、一緒なのだ。


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2014年10月01日

クライマックスS進出に想うこと

CS進出が決まった。それ以上に、翌日の稲葉篤紀の代打逆転ホームランで今シーズンの勝率5割以上を確保できた試合は嬉しかった。前も云ったけれど、あんまりみっともない成績で臨みたくなかったから。

ファーストステージの相手がオリックスかソフトバンク。どちらになるのか---


どうなんだろう。対戦成績でみれば圧倒的にソフトバンクの方が分が悪い。ただ、ここにきて連続してカード勝ち越しに成功しているし、選手たちは以前ほど苦手意識を持っていないのではなかろうか。反面、オリックスとは前半はハムの優勢であったが、後半はかなり苦戦を強いられていた。

そしてなにより、金子千尋という絶対エースが向こうにはいる。幸いにしてハムはそこまで苦手としているわけもないのだけれど(2014年 対F 0勝2敗)、彼の抜群な存在感は不気味である。そうなればファーストステージで金子のいるオリックスと当たることなく、かつ金子のような絶対的なエースのいないソフトバンク相手の方が、ハムにとって有利に事が運ぶのかもしれない。

ただソフトバンクの場合、ヤフードームの熱狂的な大声援が最大の“敵”となる恐れがあり‥‥。一概にどちらがいいとも云えなそうだ。


CS進出を決めた日に勝利投手となったのが、ハムの18番・斎藤佑樹である。話が前後してしまったが、ここにも触れておきたい。試合前後に、栗山監督がこういった言葉を記者に漏らしていたらしい...


『この試合に佑樹が投げるというのも大きな力が働いているというか、オレが勝手に決めたこと』

『「(1勝3敗と)嫌な足踏みをした千葉の時にこの状況を打破してくれるのは誰なのかを考えた。もちろんボールや技術の判断もするんだけど、(斎藤は)違う何かの力を持っている。分かってもらえないと思うけど、プロ野球は単純な戦力の足し算だけではない。ファンがいてそれが大きな力になる。そういう特徴を持った選手たちをうまく組み合わせていくしかない。すごく自分の思い入れが強過ぎるのかもしれないけど』
東スポWebより


おもわず「栗さん、自分には判るよ」 と筆者。要はスターが大好きなのだろう。それに佑樹ラブ(笑)。演出に長けた“テレビ人”が考えそうなことである。(二軍での)実績を度外視した起用法に賛否両論は当然あろうが、結果的に斎藤は試合にも監督の賭けにも勝ったのだから、誰も文句はいえまい。

‥これほどまでに押し通せるヒトなのに、なぜあの日、斎藤を起用してくれなかったのだろう。今回と似たシチュエーションで、新垣勇人を先発に持ってきた5月26日の巨人戦。満員の敵地東京ドームこそ、“持ってる”彼が「真価」を発揮できる舞台ではなかったか。逆に一軍経験の乏しい新垣には、もう少し楽な試合で投げさせて欲しかった。


今シーズンは球に威力があり、制球の良い日は安心できる。CSで登板があるかどうかは微妙な立ち位置にいるけれど、日本シリーズに進出した暁には出番が訪れるかもしれない。監督曰く、他の選手にはない“何かの力を持っている斎藤に相応しい場所は、きっとそこにある。

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ラベル:斎藤佑樹
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2014年09月29日

マックとともに...

常に「主力」として在り続けた選手で、入団から引退までの軌跡を見届けられたのは、振り返ってみると金子誠が初めての選手だったかも知れない。

選手生活晩年に差し掛かってくると、どこかへ放出したり譲渡したりしてしまう、ハムの悪しき伝統‥。島田誠に西崎幸広、田村藤夫や片岡篤史といった往年の名選手たちも皆、最終的には他球団に籍を置いていた。生え抜きの田中幸雄はハムで現役で終えたが、入団1、2年目のころは筆者がまだ幼かったこともあり、そのプレーの数々をクッキリとは憶えていない。

となると、やはり「マック」が初---

1軍初出場を飾った入団2年目。1995年の消化試合で放った記念すべきプロ初安打も、この目で見た。あれから20年‥‥マックとともに歩んできた、私の日ハム人生。チームが絶望の底にいたときも、歓喜の中にあったときも、彼の姿はいつもそこにあった。

鎌ヶ谷に立派なファーム施設が完成したのは1996年。この恵まれた環境下で多くの若手選手が1軍へと羽ばたいていったけれど、金子が入団した頃はそれよりも前の、荒れ地と騒音の多摩川河川敷時代。よくぞ金子のような一流プレーヤーがでてきたものだと、今あらためて思う。


甲子園に何度も出場し、大型遊撃手でドラフト3位。符合する点が多かったことから、自然と田中幸の後釜を期待していた。実際当時の大沢啓二監督も、入団1年目の金子の将来に期待を寄せるコメントをしていたのをハッキリと記憶している。ところが筋肉隆々となったミスターに比べ、金子の体型は、さすがに入団当初よりはガッシリとしたが、見た目にはほとんど変化がない。“しなやかさ”を、いつまでも彼は備え続けていた。

変化がないといえば打撃フォームもそう。たまに若き日の背番号「30」時代の動画などを眺めていると、現在のそれとまるで瓜二つなのだ。どちらかといえば一見飄々とした印象を受ける金子も、野球となればそこは揺るぎない、芯の強さがあったことを窺える。ときに“飄々具合”が覇気がないと捉われ、ある監督から干されかけた不遇の年もあったけれど、そのスタイルは最後まで変わらなかった。


バットでは突如“開眼”した2009年の大躍進(打率3割超)も思い出深いが、個人的には2006年の日本シリーズ第2戦。山本昌から放った決勝タイムリーが忘れられない。あれでシリーズの形勢が変わった。本当の意味でチームを44年ぶりとなる日本一へ導いてくれたのはSHINJOでもセギノールでも稲葉でもない。生え抜きの金子であったのだ。


久々にショートで先発出場した28日の福岡ソフトバンク戦。5回のファインプレー時、守備範囲が狭くなったと、本人はあらためて自嘲気味に話していたが、私としては守備範囲の広さよりも、まず「マック=強肩」が第一に思い浮かぶ。あの強肩ぶりに、何度投手陣は救われたことだろう。

三遊間の深い位置からノーバウンドで一塁へ送球。いわゆる遊撃手の“見せ場”といわれる場面を、なんでもないようにやってのけてしまう。だから周囲にそこまで“美技”として映らずに、彼は損をしていた部分もあったかも知れない。本当はもっとゴールデングラブ賞を受賞していてもよかったと思う。




瞼に焼きつけよう‥

金子誠がいた時代こそが、そのまま私にとって野球“観戦”人生でもあった。東京から北海道に移転した激動期。弱小球団から常勝軍団へ。二塁手あるいは遊撃手、恐怖の9番打者として、また選手会長としてもチームをけん引。色んな姿のマックをみてきた。辛い時代も長かったから、書いていて涙が出そうになってくる。感謝の言葉しかでてこない。万感の想いを胸に、ありがとう---


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ラベル:金子誠
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2014年09月28日

それぞれな在り方

触れたい事柄は他にもあったけれど、きょう27日はもうコレに尽きる。


中田翔、殊勲のサヨナラHR...


延長10回。カウント3−1から平野佳のインハイの直球を狙いすまして打った打球はレフトスタンド上段へ。しびれた‥‥。これぞ4番。『翔さんよ、アンタかっこよすぎだろう』

それまで好機でことごとく凡退してしまった鬱憤を最後に、最高のカタチで晴らした一撃。喜ぶよりも前に、なんだか童心に返って『ホームランを打てるバッターっていいな』 そんなふうにダイヤモンドを一周する背番号「6」を凝視していた。子供のころは誰もがホームランバッターに憧れる。“安打製造機”なんか目指していない。ブンブン振り回して遠くへ、もっと遠くへ飛ばしたい---




久々に映像で

「AK砲」を羨望の眼差しで追っていた幼年期。同じように今の、とりわけ北海道にいる子供たちは、まず中田翔から入っていくのだろう。かっこよくて、絵になって、試合を決めるヒーロー。みんなホームランバッターになりたかった。

成長するにつれ、他にもうまい奴がいることに気づいたり、自らの能力を次第に悟ったりして、チームの“黒子”となって役割を果たそうとする者がでてくる。レギュラーをつかむため、何より試合に出場するために、それもまたひとつの道だ。


もしかしたら以前は長距離打者として鳴らしていたのかも知れない。ただ、兵共が大勢集うプロの世界ではムリだった。それなら連中が持っていない“自分らしさ”をとことん突きつめていこう‥‥そういった姿勢というか気概が、最近目にみえて判る選手が杉谷拳士

先の東北楽天戦は代打で内野安打、きょうも代打で死球出塁と、始まりに派手さはないが、両試合とも直後にしかけた盗塁で「ヘッスラ」を試み、彼の闘志に促されるようにして、ハムに得点がもたらされた。この積極果敢な走塁こそが杉谷の武器。プロで生きぬく術。そう考えると中田のでっかいホームランも確かにいいけれど、杉谷のような在り方だって、案外かっこよく思えてくる。


ヒーローがいれば脇役と呼ばれる選手もいる。様々な「個」の集合体となって、ひとつのチームとなす。だから野球は面白い。個性豊かなハム野球は、つくづく魅力的だ。

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ラベル:中田翔 杉谷拳士
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2014年09月26日

「初タイトル」

オリックスに逆マジックが点灯...


残り試合の関係で2位チームにマジックがついてしまったわけでだけど、同様な“現象”が起きたのは1998年以来16年ぶりの珍事なのだとか。

‥忘れもしない。その時の首位がハムだった。後半戦16勝35敗2引分け。前半でつくった20の貯金をものの見事に使いきって、ジ・エンド。まだ優勝の可能性もあったのに、2位西武との決戦(ダブルヘッダー)にもあっさりと敗れ去った日には、怒りで震えた。あんな天国と地獄のようなシーズンを経験をしたのは、少なくともここ20年くらいではうちだけだろう。

当時は金子誠が二塁を守り、肘の状態が芳しくなかった田中幸雄が一塁に回った。ビックバン打線の切り込み隊長。1990年にも一番を打っていたけれど、あの頃は中距離ヒッター的な色合いが濃かった。ホームランバッターへと変貌を遂げていた、さらにいかつくなった8年後の田中幸が一番を打っていたのは、まさにビックバンの“象徴”といってよかった。


その球団史に残るスターに今シーズン、背番号「6」を受け継いだ中田翔が肩を並べようとしている。25日の千葉ロッテ戦で3打点をあげて、トータル98打点とし、初の打撃タイトル獲得が視界に入ってきた。

足のケガもあり、2014シーズンはそこまで状態が良いとは思えなかった満身創痍の主砲。だが、きっとこれも休まず出続けてきた、努力の賜物なのだろう。ただでさえ故障者が続出したチームにあって、しかも4番打者という重責を終始担いながらというのに、プレイスレスな価値があった。


田中幸雄が打点王を獲得したのがプロ10年目の1995年。もう20年近くも前の出来事‥。最終戦で打点をあげてタイトルを確定させた試合を現地で観戦していた。直前に広瀬哲朗が3塁打を狙って、ヘッドスライディングを敢行。同僚の初タイトルをアシストしようと、必死だった姿を思いだす。10月始めの、少し肌寒くなった当時の西武球場...

Bクラスの常連だったハムに、秋口のファンの興味は選手個々の栄誉にしか注がれなかった。今はプレーオフも狙える位置にあり、チームとしての愉しみもある。一刻もはやく3位以上を決めて、打点王・中田の誕生を心の底から喜びたい。

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2014年09月22日

相応しいチーム

先日田舎に帰郷した折、父親と話したこと。『3位はおそらく大丈夫だろう』 すなわちCS進出を意味する。ただ‥と、うちのハム爺は言葉を付け足した。


『最低でも貯金5以上をもって、臨みたい』


その通りだなと思った。やっとの勝率5割では恰好がつかない。‥いや、恰好なんかつける必要ないのだけれど、3位で進出なら上の2チームに胸を借りることになるのだから、やはり、それ相応の成績を残しておかないと示しがつかない。仮に勝率5割を切ろうものなら『そんなチームに出場する権利はない』などと、外野から野次られてしまうのが見え見えである。

また、そうした目にはみえぬ自信のなさが、肝心の選手たちのプレーにも影響を及ぼしかねない。2005年に5割以下でCSに“かろうじて”進出した西武が、あっさりとロッテに連敗を喫し、敗退してしまうというシーンがあった。松坂大輔に西口文也、優秀な先発投手を擁する西武に、私は当初かなり分があるのではないかと見ていた。

ところが一見僅差のスコア以上に、なにか“申し訳なさそう”にプレーしていた西武ナインの消極的な姿勢が今でも記憶に残っている。誰もが口には出さなくとも「勝率5割以下」の負の要素が、心理的にマイナスに作用したのではないだろうか。


日ハムが、はたして貯金5以上をもって、秋の決戦に臨めるかどうかは判らない。ただ、21日の東北楽天戦を観戦してCSに出場しても大丈夫、CSに進出するに相応しいチーム‥‥それを大いに感じることができた。

まるで高校球児のように最後まで諦めない、泥臭い野球で接戦を制した粘り強さ。最終回、杉谷拳士の内野安打と盗塁時の連続ヘッドスライディングが稲葉篤紀の劇的な同点打を呼びこんだ。

なんのてらいもなく、稲葉の代走として久々に出場してきた大ベテラン・金子誠の姿に胸が熱くなり、決勝打を放った中島卓也もそれまで3四球を選び、走って塁上をかきまわしていた。打率が低い大野奨太も飯山裕志も、スクイズを決めて役目を果たした(失敗もあったが)


まさに、全員野球---


大谷翔平の乱調という、おもわぬ誤算をはねのけてつかみ取った価値ある1勝。選手やファンに勇気を与えてくれた、谷口走塁死後のファイター杉谷に、この日のMVP賞をあげたい。こんな戦い方ができれば、きっとCSでも旋風を巻き起こしてくれるだろう。そう信じて疑わない、すばらしい勝利だった。

ペナントレースもいよいよ大詰め。23日から10連戦が控えている。文字どおり、ラストスパートだ。

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ラベル:杉谷拳士
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2014年09月20日

「運命の人」

早いもので2014年度のドラフト会議が、あと一カ月後(10/23)に迫った。


高校生から社会人選手にいたるまで好素材が目白押しと云われ、今年のドラフトはいつになく待ち遠しい。これが昨年であれば日ハムは最下位であったから、ウェーバーで優先的に指名できる権利を持っていたし、2位くらいまで相当な逸材を獲得することができたのに‥‥なんて御法度的ことも、ついつい“マニア”は夢想してしまう。ともあれ、今回は栗山さんにクジ引きへの参戦だけはご遠慮願いたい。


以前、私は3人の候補選手に注目しているといった。そこで触れた、京都大の田中英祐はすでにプロ入りの意思を表明。同大学出身では初となる、プロ野球選手がまもなく誕生するはずだ。あとのふたりは名を伏せていたけれど、どうやらプロ入りの可能性が高まってきたので、ハムに推したい、かつ私の“意中の人”を披露してみようかと思う。


中央大学の島袋洋奨。興南高時代に甲子園を制した経験を持つ、全国的にも知名度の高い投手。大学では思うような成績が残せず、幾分評価を下げてしまったようだけど、筆者は島袋君の抜群の「スター性」に期待を寄せている。

‥ずいぶん抽象的だが、とりわけ彼の“マスク”が好きなのだ。あの整った正統派路線の顔立ちは、典型的な「ハム顔」。今でいうなら金子誠や斎藤佑樹な系統か。こういった顔をしている選手はハムのユニフォームが実によく似合い、イメージが湧きやすい。沖縄の星が最北の北海道で光り輝くことができなら、これもまた「ドラマ」だ。ドラ1とはいかないまでも、ぜひ手がけてみたい選手。



そして、私の大本命が済美高の安楽智大投手である。彼も最近は故障に泣かされ、その力をなかなか発揮できずにいたが、潜在能力の高さは誰もが認めるところ。

実はこの安楽君、志望届をだせばハムが指名するのではないかと予想している。いや、確信している。何球団かの競合のすえ、クジを引き当てるのもうちになるであろう。‥というのも、彼がハムの選手になることは半ば「運命的」に決まっているからだ。私はある“法則”を発見した。安楽君は間違いなくハムの人になる---

「法則」がなんであるのかは今は云えないのだが、彼の名前にヒントが隠されていたことだけは遠回しに云っておこう。安楽君のファン及び日ハムファンは一ヶ月後に決まる進路の行方を、楽しみに待っていただきたい。


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2014年09月19日

「世代交代」の時期

三遊亭小遊三は相変わらず下ネタが多いし、好楽さんは時おりビックリするくらいうまいことを云うのだけど、そうでないときもわりと多く、その落差が著しい(笑)。6代目円楽師匠は軽妙に時事問題も織り交ぜつつ、他のメンバーに辛辣なダメだしすることを忘れない、腹黒さも依然健在だ。

‥と、ここまでくればお判り頂けるだろう。日本が誇れる長寿番組のひとつ「笑点」の話である。2000年以降、まず司会者が代わり、新司会者となった歌丸師匠も治療に専念するため何度か番組を休んでいる。現在も木久扇師匠が病気療養中であるなど、高齢なメンバーも病と向き合うことが多くなってきた。

時を同じくして新メンバーが二人加わる。地元である秩父ネタを敢然と繰り出す林家たい平。有名人“モノマネ”を笑点で取り入れたのは彼が初めてではないだろうか。近ごろは目にみえてその腕も上達している(笑)。もう一人がよく“噛んで”しまい、名づけられたあだ名がカミカミ王子?の春風亭昇太(花嫁募集中)。笑点の長い歴史の中にあっても、まさに激動ともいえる10年間‥。笑点流の「世代交代」を筆者は目の当たりにしてきた。


ある種、段階を追ってのものなら自然と入ってゆける。ところが今年のハムはあまりに“急ピッチ”だった。急すぎて、逆にそれが自然だと思えてしまうくらい、一気に世代交代が押し進められた。特に顕著だったのが投手陣。

2013年のローテの一角を担った吉川・木佐貫らの不調もあるが、補うべく、上沢直之に中村勝、さらには新人の浦野博司までもが代わりを務めてくれるとは正直予想もできなかった。前年3勝の大谷翔平の“上積み分”も大きかった。彼らの力投がなければ、あるいは今シーズンも下位に沈んでいたかも知れない。私はつくづく思う。若い人が持つ「爆発力」は恐ろしい、と。


しかし、ペナントが最終盤にもなってくると、やはり、頼りにしたいのが経験豊富な「ベテランの力」である。ようやく今季1勝目をあげた木佐貫洋の力投は嬉しかった。なにか大ベテランのような雰囲気を漂わせているが、彼はまだ34歳‥。同世代の赤田将吾や武田勝もいちばん良い時期に上がってきてくれた。今後迎える大一番でも、若い者に負けじと「旧戦力」がかならず力を貸してくれるはず。

笑点でいえば歌丸師匠。現役のレジェンド・稲葉篤紀。筆者は引退に反対、まだまだ出来る!と、先日したためた。その日から14打席ノーヒット---

『ほらみろ』と嘲笑う、読者の姿が浮かんできそうだったが、木佐貫が力投した日に2号本塁打。稲葉らしい、鋭いライナー性の打球であった。圧倒的な存在感を放つ、千両役者。まだまだみたい、本当は‥。彼の代わりとなる者など、まだ今のハムにはいないのだから。

稲葉の背中を見、限られた時間のなかで、若い選手たちは少しでも何かを学び吸収していってくれたらと、切に願っている。

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ラベル:笑点
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2014年09月15日

「マジック」

“栗山マジック”というより、もはや「近藤マジック」と云うべきなのかもしれない...


その響きはスーパーカートリオがいた昭和の時代にも耳にした憶えがあるけれど、今回の“主役”は現役プレーヤーである近藤健介(21)だ。つい先日も2軍でも観たことのなかったショートのポジションに就いて度肝抜かれたが、きょう15日は久々に捕手として先発出場させてきた。

しかしながら常人には理解しがたい、時おりぶっとんだ決断をする監督だ。もう一敗も許されないような緊迫の時期に(笑)。元をただせば二刀流の大谷翔平なんか「まさに」といった感じだが、特に若手の選手にとって監督が栗山英樹でいることは、たいへん有意義である。その選手が持つ様々な可能性を“実戦”の中で模索してくれるのだから。こういった経験は、他球団ではなかなか積ませてもらえない。また一方では「ベテラン泣かせ」ともいえる。


その“恩恵”をモロに受けている栗山チルドレンのひとり、近藤に話題を戻そう。守備、とりわけ送球に難があったのは、監督自身いちばん判っていたはずだ。観ている我々にもまったく不安がなかったといえば嘘になる。それなら一体なぜ、今になってマスクを被らせたのだろう...

近藤の打力を最初から活かしたかったのもあると思うが、監督の心を大きく突き動かす要因となったのは、やはり先発投手を担った若き右腕・上沢直之の存在だったか。同期入団であり、日頃から仲の良い二人にバッテリーを組ませることで、ここのところ勝ち運にも恵まれていなかった彼の“風向き”を変えてあげたかった。そのために、いささか劇的と思われる療法を試みた‥というのが筆者の考えである。

あくまで「療法」。したがって、当日記念すべきプロ初完封を果たしたにもかかわらず、そうした事実を忘れてしまったかのように次回からはまた、大野や市川とコンビを組ませるなんてことを、あの監督は平気でしてきそうな気もしなくはない(笑)。‥いずれにせよ、今回の勝利は両者にとって大きな自信にはなっただろう。


近藤への不安は杞憂に終わった。キャッチング、スローイング、上沢を完封に導いた好リード。ノーミス。完璧だった。前々からそこにいたかのように、まるで違和感を感じさせず、捕手としての任務を全うする。捕手・近藤は錆つくどころか、むしろ以前より格段に成長を遂げていた。元々はキャッチャーとして評価され、名門校からプロの門を叩いただけはある。


この試合で近藤が捕手として、まだ「見切り」をつけられていないことは判った。内野を守った経験が生きたのかどうかは判らないが、ある意味これはすごいことだ。捕手でありながら、運動量の多い内野ポジションも、人並み以上にこなせてしまう‥。こんなスーパーなキャッチャーが過去にいただろうか。そうした特異な起用法に応えてみせる、近藤の業こそ「マジック」だ。


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2014年09月14日

“内紛”の行方‥

郊外にある薄暗いレストランでその日、巨人ファンである知人と野球談議に花を咲かせていた。


巨人という球団はドラフトの目玉と称される選手を近年獲りにいかない傾向がある。昨年も松井裕樹は絶対指名しにいくものと思っていたのに、けっきょく社会人の即戦力投手に無難にいった。時たま想像する‥。Gのような“全国区”の球団に、アマチュア界の大物選手が入団していたら、と。

抽選で外した結果なら仕方がない。ただ、その意思すらみせない球団の姿勢、ドラフトとの向き合い方に、知人はどんなふうに感じているのか?そこで半分冗談めかして、私は彼にこういったことを尋ねてみた。

『どうして大谷翔平を獲りにいかなかったのか?』 それに対して彼が口にした言葉が‥

 『大谷のケースは特殊だったから』


いわく、メジャー挑戦を表明していたから、したくても指名しにいけなかったというのが、彼の真意らしい。云われてみれば確かにそうだった。かかわる多くの人々を“敵”に回しかねない、大いなるリスクを伴った強行指名...

相当な勇気がいったろう。しかし、その恐れなき勇気と、決断力によって、ハムは日本の「ベーブルース」を手にいれた。大谷ほどの選手を獲得するのには、やはりそれ相応のリスクは伴わなければならなかったのだ。

猛烈なバッシングを浴びた「空白の一日」の二の舞を起こさないためか、あるいはいささか伸び悩んでいる某高卒大物野手には懲りているのか‥‥いずれにせよ、大谷の巨人入りだけは絶対に有り得なかった。私は自然と得意げになっていたのかも知れない。


そんな様子をみて気分を悪くしたのか、彼が“反撃”に転じてくる。ドラフト巧者なのは認めよう、ただトレードはどうなんだ---すかさず糸井の名を挙げてきた。

「ははーん」と私。にわか程度にハムを知っている野球ファンがよくやる手口だ。交換相手の大引啓次は、たしかに数字だけみればあの宇宙人と比べて見劣りはする。

しかし、ハムはキャプテンとなる人材を、見返りに獲得した。これはプライスレスだ!他のチームに到底マネできそうもない芸当を、うちはやってのけたのだ。チームの看板選手をだす勇気が、君のところにあるのかい?

そう力説すると、知人はだまり込んでしまった。私も少しおとなげないが、ハムの「フロント力」は12球団一だと思っているのだからここは譲れない。

‥大谷の今季2度目の完封劇の日。壇上での大引の涙をみながら、つい先日レストランで“勃発”した「内紛」を、しんみりと思い出していた。


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2014年09月09日

助っ人たちの、秋

ジョコビッチの名をきいて、「ブコビッチ」という外国人がいたのを思い出した。


かつて西武ライオンズに所属していた、ジョージ・ブコビッチ選手。「現役バリバリ」の触れこみで入団してきた元メジャー。驚くような大物メジャーリーガーが突然、日本にやってくる風潮が当時のNPBにはあって、意外と愉しかった。

残念ながら彼は日本でその実力を示すことはできなかったが、今なお大衆の記憶に残っているのは不思議と大舞台には強かったのと、何か愛らしい響きのする「ブコビッチ」ゆえなのだろう。‥おもえばそういった名をした外国人選手が、あの頃は多かった気もする。パットナム(日ハム)とかブーマー(阪急)、バークレオ(西武)なんか、ネタ的にも最高だ。


話を現代に戻そう。今季ハムに籍を置いていた「アブレイユ」「ミランダ」「メンドーサ」は、わりとありふれていそうな印象。「クロッタ」は、日本人の観点からいうと、なかなかの“珍名”さんではなかろうか。少なくともNPBには同名の外国人は存在しなかったはず。仮に彼が台湾球界辺りに身を置いたすれば登録名は【黒太】? ‥ちょっと可愛らしい。


その黒太さんであるが、最近は相手に得点を許してしまうケースがやたら目につく。病み上がりであるということと、もちろん蓄積された疲労だってあるだろう。本当によく投げてくれた。貢献度とここまで成績をみれば「来季残留」となるのも頷けるし、それが必然の流れ‥。しかし“公表”する時期が少しばかり早かったのではないか? と、近ごろの彼を見ながら思案していた。

打たれたからという結果ではなく、少ない外国人枠をめぐって来シーズンの契約を勝ち取るのに必死な外国人選手に対して、心理的に「隙」を与えてしまった‥‥無論、すべて拙者の妄想である。今季数多のピンチを救ってくれたクロッタが、そんなことで慢心しないとは思うが。


ホワン・ミランダ。2015年もハムでプレイできるか、極めて微妙なラインにいる。“助っ人”としては、今の時点でたしかに物足りない数字ではあるけれど、私個人としては残留に肯定的だ。これには大谷翔平が大きく関わっている。

来シーズンも二刀流を継続したとなると、「指名打者」枠は自然と埋まってしまう。したがって大谷が野手として出場できないときに、代わりに出る選手--こう考えるのであれば、今のミランダくらい打ってもらえれば、合格点をあげられるのではないだろうか。

大谷より力を持った外国人がそうそういるとは思えないし、ミランダも完全な“ハズレ”というわけでもない(笑)。下手な新外国人を獲ってベンチで腐らせておくくらいなら、今季の「併用スタイル」を維持した方が、チームとしてもうまく機能しそうな気がする。年俸も決して高くはないミランダであれば、そうした起用法であっても十分元は取れるとみた。


ルイス・メンドーサは複数年契約であったから、今後よほどの事件でも起こさないかぎり、来シーズンもハムのユニフォームを着ていることだろう。メンディに対しては云いたいのは、ただひとつ...

負け数を減らせ

あまりにも負けすぎた(5勝12敗 7日時点)。2015年は今季の勝敗数を逆にしてもらいたいのは当然として、今秋のポストシーズンでの好投を期待したい。挽回のチャンスはまだ残されている。

そして最後に---シーズン途中にひっそりと退団していたアブちゃん‥。故障する直前、最後に君のホームランを拝めてよかった。これまでありがとう。


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2014年09月07日

怒れるヒト

「怒りオヤジ」 そんな番組が昔あったのはご存じだろうか。


筆者が好きこのんで視ていた頃は、ちょうどカンニングの竹山隆範がMCを務め、キレキャラそのままに、彼が“ダメ人間”と称される人たちを次々とぶった斬っていた。

親父が息子に対して、あるいは上司のオヤジが部下に飲み屋で“愛情込み”の説教をしているような、そういった感じ。その様が私にとっても痛快であり、なにか胸のすく思いもした。だから決してお色気担当の及川奈央だけが目当てでなかったことは、名誉のために云っておこう。


そうした「怒りオヤジ」に、今回は私自身がなってみる。まず、ハム打撃陣に対し‥

『たいがいにせぇよ』と、声を大にしていいたい。上沢、中村、大谷、そして浦野。若い投手たちの好投を何度見殺しにすれば気が済むのか。文句のつけようのない投球を、実際に彼らはしてくれた。ここにきて調子をあげてきた上沢など、春先よりも安定感の増した投球を展開しているのに、勝ち星をつけてあげられない。

大谷も前回登板のイーグルス戦で四球を連発し、打線にリズムを呼び込まないとか、上沢や中村にしても勝負どころでツメが甘いであるとか、色々忠告すべき点はあるのだろうけれど、いずれも6イニング以上を投じて2点で抑えていた。いや、堪えていた。先発投手としての役割は十分すぎるほど果たしている。

ベテランならまだしも、若手投手には極力自分の投球だけに専念させてあげたい。そもそも早い回から点を取ってあげていれば、彼らだってあんなキツキツな投球をすることもなかったのではないか。可能性のあった上沢・浦野の新人王、大谷の最高勝率も‥‥ここ数日間のふがいないバットマンたちのせいで、幾分遠のいてしまった。


バットマンの中に、あろうことかバットに八つ当たりする選手がいるらしい...

あれは正直、やめてもらいたい。バットに罪はないのだ。悪いのは己の腕のなさ。『物を大事に』とか、そんな野暮ったい発言をする気は毛頭ない。ただ、プロのアスリートである以上、誰かに見られているということは常に意識してほしい。

本人はスカッとするのかもしれない。大昔から外国人選手によく見られたが、あるいは心のどこかでは陶酔しているのかもしれない。見ている側は、しかし、そんなものを目にしてもスカッともしないし、多くの人はかっこいいとも思わない。見苦しく感じるだけだ。

‥これだけは云っておこう。黄金期の西武で主軸を担った清原和博はただ一度、投手に向かってバットを放り投げたことがあった。乱闘を起こしたことよりも、実はその行為をいつまでも後悔していたそうだ。以後は、より道具を大切に扱うようになったのだという。


怒りオヤジには愛がある。愛情があるから「怒れるヒト」となる。いうならばそれくらい本気(マジ)なのだ。ハムを愛する全国の怒りオヤジに怒りオバサン!さあ今こそ立ち上がろうではないか---

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2014年09月06日

100年にひとりの男

大谷翔平の今シーズン、二刀流成功の“目安”として、ある著名なライターが松井秀喜とダルビッシュ有のプロ二年目の成績を例に挙げていた。ダルビッシュの12勝もこのまま順調にいけば達成できそうだし、松井の20本塁打も、理論上ではクリアしたこととなり(※1)、ひとまずは「成功している」とみてよさそうだ。

大谷9号!10勝&10号王手二刀流伝説作る ※1.nikkansportsより


世界的にも有名な2選手はおろか、上の記事にはヤンキースの背番号【3】、あのベーブルースの名が‥‥。二ケタ勝利&二ケタ本塁打となれば、偉人伝などにも登場してくる“歴史上の人物”以来の快挙となるらしい。とすると、100年に一度あるかどうかといったところか。現代にいる私たちが、ふたたび大記録の「目撃者」ということになる。


つくづくプロ入り前の大谷の決断は間違ってなかった。ハムでなければ、投打二刀流そのものさえ実現しなかったであろう。‥もっといえば監督が栗山英樹でなければ、おそらく不可能だった(笑)。タイミング的にも、すべて大谷にとって良い風が吹いていた。今おもえば彼のハム入りは事前に決まっていたのかもしれない。それは“裏工作”とかいったダークな意味合いではなく、「運命的」なものよって。


本人の望みどおりに、好きにやらせてもらえることによって、彼は今季投打とも飛躍的な成長を遂げ、非凡すぎる才能を発揮させている。いわゆる“外野の声”などよりも、二刀流がチーム内である種の軋轢を生むのではないか?と、昨年からひそかに危惧していたのだが、秀逸な成績を残すことによって、今のところ事はうまく運んでいるようだ。


ベーブルースの記録に王手をかけた、レフト方向に流し打った神戸でのホームラン。直後に苦笑いにも似た表情を浮かべていた、ベンチスタートの若手選手...

『俺にはマネできない』 そんなふうに映ったのかどうかは判らない。ただ、その光景がなにかチーム内における、大谷翔平という選手のすべてを物語っているような気もした。9本塁打は主軸打者に次いでチームで4番目に多い本数である。

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2014年09月02日

跳びたい。

稲葉篤紀、引退...


日本ハム稲葉引退 膝痛出番減で今季限り ※nikkansport


“本人が決めた”というのは救いだが、やはり、本音をいえばもっと続けてもらいたかった。ボロボロになるまで野球選手でいてほしかった。おそらくそれも許された選手だから。

‥タイミング的には去年だった。事実、バットは振れていなかったし、彼がいつかはくだすであろう「決断」も、あるいは寛容に受けとめられたのかもしれない。


しかし、今年はちがう。シャープなスイングから力強い打球を飛ばしていたのを何度も目撃している。故障明けは「戦力」として十分、機能もしてくれた。いくら若手が伸びてこようとも、経験がなせる稲葉にしか持っていないものはたくさんあったし、頼らなければならない場面はきっとこれからだって訪れたはず。

それなのに、どうして今--


つい先日、ハツラツとした姿を拝見してきただけに、よけいに今朝の一報に激しく動揺をしてしまう自分がいた。来シーズンは稲葉のいないファイターズ‥‥。まだイメージできない。それくらい大きくて「北海道日本ハム」の象徴的選手だった。


9月、佳境を迎えたペナントレース。白熱な試合を繰り広げる男たちがいる一方で、ときおり、こうした胸が締め付けられそうなニュースが舞い込んでくるときがある。こと見た目も若い稲葉篤紀に関していえば、しばらくは無縁かと思いこんでいた。

来年その姿をみることがもう叶わないのなら、今シーズン、せめて少しでも長い期間、野球をさせてあげたい。稲葉と、彼を応援する何遍も“跳びたい”我々ファンのために‥‥ファイターズには残りの試合を勝ち続けていってほしい。闘いはまだ、終わらない。

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ラベル:稲葉篤紀
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2014年08月29日

生まれた時からアル○ンテ

「幸薄そう」 そんなふうに形容した語句がネット上で散見する...


木佐貫洋が登板したゲームにおいてだ。
たしかに、いつも周囲に“悲壮感”みたいなものを漂わせるようにして、一所懸命投げている。

幾分頬をこけた(ように見える)面長の風貌に、あの髭の濃さが合わさって一層彼をそう見せているのか‥‥はたまた「電車旅」が趣味などという、野球選手らしからぬ?イメージが先行してしまったためなのか、起源は、私にもよく判らない。


フードブロガー・平野紗希子も、居合わせた学生に『幸薄い』と云われたことがあるらしい。今年の春まで「花の女子大生」だった彼女はありがちな、ただ単にウマイ・マズイと書き連ねているだけのブロガーではなかった。彼女の“視点”に、今注目が集まっている。




頻繁に足を運ぶのは全国にあるような、ありふれたファミリーレストラン。取りあげる食材も学食のメニューだったり、立ち食い蕎麦屋であったり。そんな場所から感動や発見を得ていたりする。近所にあった「リンガーハット」について触れた記事を読んだときは、自分も一気に親近感を抱いてしまった。

あぁ、こんな“幸薄女”と、セックスのこととか何も考えずに、同じテーブルで向き合っていたい‥‥。我々のもっと身近なところに、幸福は在るのかもしれない。平野嬢はそれをボクに気づかせてくれた。慶應大で同級生だった白村明弘よ。彼女と親しくなって、この真の「幸薄男」にご紹介していただけないだろうか。


そういえばアルデンテ繋がり?でアルモンテって名の外国人選手、ハムにいたよね。まだ“現役”で頑張っているのだそうな...


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ラベル:平野紗希子
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2014年08月27日

稲川さんの季節が終わっても

気づいたら増井の防御率が1点近く下がっていたものでね

おかしいなぁ、おかしいなぁ

と思って調べてみたら、復帰してからまだ1点しか取られていなかったんですよ...


完璧なリリーフで今季18セーブ目をあげた、増井浩俊の快進撃が止まらない。稲川J二さんもおっしゃっていたように、先月一軍に再昇格してから計17イニングを投げて、自責点がわずか1(26日現在)。この間の防御率が、なんと0.53。見事である。

その唯一の失点。ちょうど自分が観に行った試合で、延長回に浴びた同点ホームランというのは‥‥ただ単に、私が“持っていない”だけだ。どうしたんだ増井、やればできるじゃないか! と、彼に対する日ハムファンの見方は今、急速に変化してきている。


「非常事態」だった。クローザーとして真価を発揮し始めていたクロッタが故障で戦線離脱。武田久も不調で二軍にいるし、あとは経験のある増井くらいしか、代わりが務まる人材が他にいない--いや、とにかくもう増井にやってもらうしかないんだ! というのが実情だったであろう。

そんなゴタゴタの末、ふたたび守護神の座に返り咲いた背番号19の直球がうなりをあげている。力のあるストレートでグイグイ押していく投球は炎のストッパー・津田恒美さんを彷彿とさせるようだ。

自信を取り戻したからなのか、一頃とは打って変わって生気のみなぎった表情。おかげで“炎色”を意識したバーニングレッドのユニフォームが、他の選手の比べてもとりわけ彼は良く似合っていた。この調子で今いるポジションを、稲川さんの“季節”が終わる頃までとはいわず、最後まで死守し続けてほしい。


同点弾を打たれた試合で、彼を数年ぶりに打席に立たせる遠因(※1)ともなった大谷翔平が26日、ついに二ケタ勝利を達成した。花巻東時代に「160」を叩きだした剛球に魅せられて一目惚れし、大谷のハム入りを願っていたあの日から、たった2年の歳月しか流れていない。 (※1.枠にありながらベンチ入りしてなかった)


正直ここまでとは思わなかった。チームのエースはおろか、何かもう、球界を代表する投手‥‥そんな風格というかオーラのようなものが、2年目の時点ですでに漂いはじめている。

今後、日本球界でどれくらいの勝ち星を積み上げていってくれるのだろう。大谷のいる、北海道日本ハムを応援している私たちは、つくづく「なまらハッピー」なファンだと思う。近年はダルビッシュといい陽岱鋼といい、類まれな才能とスター性を持った選手が次々とやってきてくれる。あぁ、なんて幸せなんだ...

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2014年08月25日

「俺たちの東京日本ハムファイターズ」

西川遥輝がお立ち台で『柏原コーチが一番似合っている』と云っていた。あのオレンジのユニフォームを現役時代に着用していたのを人づてに訊いて知っていたから気を利かせたのか?いや、単なる“ゴマすり”だったのか‥。若くしてその辺のところが抜け目なさそうな性格にみえるので、案外そうかもしれない。

別の日に試合の解説にあたっていた岩本勉氏が『ミランダが似合う』なんて大層感心していたけれど、そう。不思議と外国人選手が着ると似合う‥というか外国人の方が絵になっている印象は、レジェンドになる前からあった。とんねるずの番組なんかに、稀にイースラーの静止画像がでてくることがあるので、是非一度よくご覧になっていただきたい。オレンジと黄色の派手な色づかい、奇抜なデザイン。本当はあまりアジア人向きではなさそうだ。


個人的には白井コーチがシックリときた。西崎や田中雄らとともに、やはりオレンジ時代を象徴する一人でもあったから。当時は今では考えられないほどに貧弱なチームで、11年間のうち、Bクラスだった年が実に7回も数える。相手がロッテなら監督の伊東勤あたりに『あのユニフォームを見たら負ける気がしない』なんて、また皮肉を云われていたかもしれない。‥それくらい弱かったわけだが、ファンはなぜか、ユニフォームに対しては愛着を持っている。唯一無二で、いちばん“ハムっぽい”からだろうか(笑)


そんな“暗黒時代”のデータも網羅した、「俺たちの東京日本ハムファイターズ」という、今年2月に発刊されたムックが愉しかった。


俺たちの東京日本ハムファイターズ―BBMタイムトラベル (B・B MOOK 1026)


タイトルに「俺たちの」と、ある。そのまさに俺たちだけのものだった、オレンジユニやマスコットのギョロタンが大衆の目に触れてしまったことが、今おもうと何となく悔しい。昨年からあれほど復刻を待ち望んでいたのに‥。人間の心理はつくづく複雑だ。


先ほど「弱かった」と書いたが、“ひ弱い”の方がもっと適切になるだろうか。本の中でうまいことを云っている人がいた。強くもなく、弱くなく‥‥。そう、たしかにオレンジ期間限定でいえば最下位だった年は、ただの一度だけ。しかし、かといって優勝争いをするわけでもない。またよくみられたのが、“4月限定”で首位に立っているシーズン。その後は4、5位あたりで終始落ち着く(笑)。どこまでも中途半端であった。

当時のファンの特徴や気質を捉えていたのも興味深かった。とりわけ「ひとり客多かった」という箇所。云われてみたら一人客がたくさんいた。例外に漏れず、私自身も一人客としてドームに居た機会も多かった。

そんなだから“群れる”ことになかなか慣れず、昨今の大勢のファンと一緒になって盛り上がれるようになるまで、だいぶ時間を要した。稲葉ジャンプをタメライもなくできるようになったのも、実はここ数年である(笑)。そういった人が自分以外にいたことが知れて、嬉しかった...


本の内容にもう少し触れておこう。先述の柏原純一、現打撃コーチとエースを担った高橋直樹氏のロングインタビュー。なかでも高橋さんのは感慨深い。トレードに“出した”球団や大沢監督に対する、どちらかというとややネガティブな述懐が目につく書物がそれまでは多かったのだけれども、本書はちがった。

田中幸雄と岩本勉、両OBによる対談は一軍に定着する前の苦労話(多摩川二軍時代)が訊けてよかったし、「東京日本ハム」に在籍した経験のある全選手名鑑(一軍不出場選手の掲載は有難い)、さらには「助っ人列伝」と、好企画が目白押しだ。

これに付随して筆者でもみたことがなかった、ムックならではの秘蔵写真も必見。女優・かたせ梨乃の、まさかのオレンジユニ着用姿に歓喜の声をあげたり(笑)、柴田保光は、物心ついたときから何かベテランのような雰囲気を漂わせていたけれど、ノーヒット・ノーラン達成時はまだ32歳だったのかぁ(今の自分より下じゃん) だなんて、妙な感覚にとらわれたりも。


あえて本書でひとつ、不満をあげるとするならば--

なぜ「熱烈ファン座談会」という企画に、私を呼ばなかったー?
自分ならもっと面白い話ができたのに!! ‥その超個人的な一点だけである(笑)


≪関連≫
俺たちの東京日本ハムファイターズ―BBMタイムトラベル

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ラベル:かたせ梨乃
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2014年08月21日

元・スラッガー

勝利投手にしてあげたいくらいだった。


先日一軍に昇格してきた鍵谷陽平が連日好救援をみせてくれている。20日の旭川では先発・中村のあとを受け継ぎ、2番手投手として登板。勢いづいた楽天打線の流れを断ち切ってくれた。

140キロ台半ば。ガンの表示は昨年のそれと大差はないが、キレは増したように思える。そして何よりも制球力が増した。十二分に一軍戦力としてやっていけるのではないだろうか。谷元らが幾分疲労の色を見せ始めてきているなかで、2年目右腕の急成長ぶりは誠に頼もしい。


春先も内容は悪くなかった。ただ鍵谷にとって不幸だったのは、ハムには同タイプの投手がけっこう顔を揃えている点だ。その谷元しかり、勝ちパターンの増井・クロッタ、さらには矢貫や大塚や白村も‥どちらかといえば「力投型」の部類に入る。‥それなら、陣容によりバリエーションをもたせる意味でも、左腕や変則型の藤岡・河野といった投手を一軍においておきたかったベンチの意図も理解できる。


夏場になって打たれるシーンが目立ってきた上記のパワー型投手に代わり、ファームでみっちり研鑽を積んできたで鍵谷の復帰はベストなタイミングだった。今後は彼がクローズアップされるような試合も、かならず増えてくることだろう。


鵜久森淳志のファンというのは意外に多い。私もそうだ。甲子園でスラッガーとして鳴らした打者の、プロでの成功には多く人が夢をみるし、またそうなってくれるのを願っている。

10年前に全国の高校野球ファンを魅了した、済美の4番・鵜久森。そんな彼が華麗な右打ちをみせたのが、前述の楽天戦だった。対左投手用としてスタメンに抜擢されながらも、戦況に応じてチャンスメイクに徹する...

プロで生き抜く術を、必死になって模索し続けてきた元スラッガー。この時世で球団が10年も置いてくれたのは彼に、ただ“華がある”からという理由だけではないはずだ。どんなスタイルでもいい。背番号「44」をいつまでも一軍戦で見続けていられるのなら。


決勝打を放ちお立ち台にあがった陽岱鋼に、2打点の中田翔。そういえば大谷翔平も‥「最後の夏」は甲子園に出場できなかった。灼熱の甲子園で堂々の“主役”を張った経験のある鵜久森だって本当は、スターになれる要素は十分すぎるほど持ち合わせている。プロ10年目、あのときと同じ夏に、輝いた姿が無性にみたくなった。

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