2015年10月24日

ミカンの男

11年前に行われたドラフト会議での胸の高鳴り、高揚感‥‥今でも憶えてる。


甲子園の投打の2大スター、ダルビッシュ有と鵜久森淳志の「両獲り」に成功したからだ。まさかダルを単独で指名できるなんて思ってもみなかったし、さらに甲子園の観衆を魅了した済美のアーチスト・鵜久森が同一のチームに所属する。しかも、それがファイターズだなんて...

そう遠くない未来のうちに、このモデルのような容貌をした男ふたりが、札幌ドームのお立ち台に居並ぶことを夢みてた。それがとうとう一度も実現しないまま、鵜久森までもがチームを去ってしまう。

プロ入りから10年‥‥。順調にスターの階段を昇っていったダルビッシュに対し、一方は「未完」のままだった。いくら済美高のある、愛媛の名産品がミカンだからって、何も鵜久森が“ミカン”のままで終わることはないだろう。開花を待ち望んでいたファンたちの、無念な表情が浮かんでくる。


ダルは、もちろんドラフト1位で鵜久森は8巡目。意外にもプロの見方は低評価であったようだが、今おもうと頷けてしまう部分も少なからずあった。ファームでは20発も打った経験がある、スラッガーとしての資質は十二分に持ち合わせているのに、一軍では打てない。一軍と二軍では相手投手の力量の差が歴然だとはいえ、それ以前に、何か欠けているモノが鵜久森にはあったのではないか。


たとえば代打で登場してきて、ファーストストライクを簡単に見逃してしまう。結果、一度もバットを振ることもなく三振に倒れ、すごすごとベンチへ引きさがって行く。テレビ解説者の嘆きや怒りを買った、そんなシーンを幾度か目にしたことがあった。もっとガムシャラになれ----

おそらく、その半ば“消極的”とも受けとれるような姿勢が、彼の成長を妨げいていたのでないかと感じている。‥もったいない。まちがいなく力を持っているのに。その証拠に、球団も10年待った。8人いた同期で、今もチームに残っているのは、鵜久森だけ。かならず浮上してくるだろうと、開花のときを根気よく待ち続けていた。


プロ2年目に訪れた2006年4月18日の、デビュー戦が忘れらない。まだファームで大した成績も残せていなかったが、鎌ヶ谷からも近い東京ドームで試合があったために、一軍に引きあげられた。代打で3球三振‥。でもスタンドのファンは彼の登場に大歓声を送っていた。

奇しくも新庄剛志が「引退宣言」を行った日。そんな試合でデビューを飾った鵜久森も、いつか新庄のようなスーパースターになってくれるだろう。あの日、あの場所にいた皆が、彼の大きな背中を見ながら似た想いを抱いていたはずだ。


ファイターズでは叶わなかったが、まだ若い鵜久森の野球人生は当然、これで終わりではない。今後どこかの球団で、大輪の花を咲かせることだって、あるいはあるのかも知れない。それでも俺は夢見ている。いつか、ダルビッシュと、札幌ドームの眩しいスポットライトを浴びながら、お立ち台にのぼる二人のスターの姿を。

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2015年10月23日

ブラドラ -「ブラック」ドラフトエッセイ.2015-

私‥年甲斐もなく‥‥ふてくされてます(><)


って今、変換しようとして気づいたんだけど、漢字にすると「不貞腐れる」はサイアクだな。不能の「不」に童貞の「貞」、それに腐る‥。負のオンパレードや。なるたけ、この言葉を使用するのは今後やめておこう。だから、最後にいわせて!

昨日は、マジ不貞腐れますた...


私の早朝祈願が無駄骨?に終わってしまったことは、どうでもいいの。妙にルンルンだった自分は、今おもうと赤面ものだが。結果、高橋純平投手とは縁がなかった。これも仕方ない。ただ、2度抽選に臨んで2度とも外すって‥。以前にも3回立て続けに外してしまう珍事があったけれど、あの時とはチト事情が違う。

その2013年の「松井裕樹ドラフト」は、彼を外したら正直、あとはドッコイドッコイって感じだったし、わりと早くに気持ちを切り替えることができた。それでも今回は純平投手と同等近くの評価を与えられていた、今夏の甲子園優勝投手・小笠原慎之介クンが残っていたのだ。

一筋の光‥‥。彼をハムが手に入れることができれば、純平を獲り逃したショックも幾分和らぐ。話題性は抜群。ブログのネタ的にも最高!夜のニュースも梯子、まちがいナッスィング---


そんな小笠原君をも空振りときた。短時間のうちに、2度も地の底まで堕とされた気分‥。悔しさをぶつける場所がなくて、クジを勘違いした真中監督や、事務局の手際の悪さが無性に苛立った。おかげでオオトリとなった、上原健太投手の指名の瞬間は放送されずじまい‥。日ハムファンなら、私が“不貞腐れた”理由も、理解してくれるよな。


その上原投手だが、事前に栗さんが『スケールの大きい投手をもう一人ほしい』と話されていたが、たしかにデカイ。身長190センチ超えの左腕だなんて、ハムではちょっと記憶にないな。もちろん、長身とスケールの大きさは別次元の話になると思うが。愛称は「北のランディ」でどうだろう。うん、我ながらナイスなネーミングだw

2位以下の選手にもひと通り目を通したけれど、大学生を中心に、今年は将来性よりも「現実路線」の指名を展開した模様。選手個々については、これからじっくり時間をかけて精査していきたいと思う。先日触れた姫野優也君を指名してくれたのは嬉しかった。ハムは君のようなヤンチャ坊主?が大好きだ。北海道で待ってるで。


‥惜しむらくは仙台大の熊原健人投手?外れ1位で指名を検討しているなんて報道も一部であったんだけどね。直後の「お母さん、ありがとう」だっけ?なんかアレ見てたら、ますます欲しくなってしまい‥(笑)。あとのまつり。若干不完全燃焼だった2015年度、ドラフト会議の感想でありました。

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2015年10月22日

「強力パワー」にあやかろう -ドラフト直前エッセイPart.2-

まだ陽が昇る前の早朝から、埼玉県は川越にある「氷川神社」という場所にいってきた。


参拝するなら午前の、できるだけ早い時間が良いというのは知っているが、それにしたって早すぎる。実は同地へは以前も赴いたことがあったけれど、今回、私が白み始める頃の時間から気合いを入れて乗り込んだのはワケがあった...

ズバリ、「縁結び玉」をGETするため

これは一日あたり20人にしか手にすることのできない、なかなか貴重な玉‥というかで、朝8時頃より配布される。この強力なパワーを持つといわれる縁結び玉をもらうために全国各地から人が集まり“争奪戦”が開始される。‥といっても、単に早い者勝ちであるのだが。

アラサーと思しき女子軍団の気合いの入りようが、パない(笑)。『おい、イイ男ならここにいるぞ』 そんな自意識過剰気味の私なんか彼女たちの眼中に入るはずもなく‥列の中に混じり、2時間近く待って‥‥


無事!ゲッツしてまいりますた


destny.ball.jpg
コチラです。



『おじさん‥痛いよ』 と思った、そこの君!

違うんだよ。おじさん素敵な乙女との出会いも確かにほしいが、もうすぐドラフト会議でしょう?愛する球団がクジ引き覚悟の上で指名すると公言した以上、何がなんでも県立岐阜商の高橋純平クン?彼を日ハムに招き入れたいな‥と。ほら、ドラフトは「運」ではなく、「縁」だって云うじゃない?

‥嬢たちと長い時間行動を共にしたせいか、心なし“お姉キャラ”になっているが、そんなの気にしない!日ハムの明るい未来のために、私は一途に、純平クンに来て頂きたいのです。これ、本音ね。

自分以外の人にも効果があるらしいから、縁結び玉のおチカラに、ぜひ今年は賭けてみたい。もし、無事に彼のクジを引き当てたら、私に感謝‥‥しなくていいから、そこかしこにある「イイネ!」ボタンをクリックしてあげてな(笑)


あと個人的に気になっているのが、大阪偕星の姫野優也(ひめの・ゆうや)選手?名門・天理を中退して編入したとか、一部では素行がどうだとか云われているけれど、彼なんか面白いと思うけどなァ。同様にアマチュア時代「ヤンキー」 「悪童」といった不名誉なレッテルを張られていたDビッシュ、N田、H村‥‥この錚々たるメンツを立派に更生(?)させた実績を、我が日ハムは持つ。さながら「プロ野球版・スクールウォーズ」な世界w

兼ねてから云われている身体能力の高さといい、面構えの良さもなかなか気にいっている。「ユウちゃん」は既にいるし、ハムに入ったら愛称「ヒメちゃん」になるのが必至だろう。一見優等生風な、高橋純平君とのコラボも愉しそう‥。


あぁますます夢が膨らんでいく。これだから「ドラフトマニア」はやめられない。首をキリンのように長くして、候補選手の運命の一日を、待ちます。

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2015年10月21日

「イメトレ」 -ドラフト直前エッセイPart.1-

レディなら、あんま下着姿でうろつかないでくださいよ...


一語一句、正しくは憶えていないが、たしかクリリンがそんな言葉を口にしていた。ナメック星へ向かう際、無防備な姿で船中を闊歩するブルマに対して向けられたものである。行動を共にする、まだ子供だった孫悟飯はともかく、なぜ成年で彼女なし(当時)の彼が嬢のそれを否定するのか。

「おいしいだろうよ」と。あらわになった嬢のナイスバディを視覚で堪能するもよし。恋人のヤムチャに死なれ、男日照りであったかもしれない密室の彼女に、として、もっと積極的なアプローチを敢行してみる手立てもあったはずだ。なのに、クリリンさん。あんたは...




いやいや、やられた仲間の敵討ちするため、彼はそれどころではなかった。悟飯を相手に「イメージトレーニング」なる修行に励んでいたのだから。狭い宇宙船のなか、ましてそうした身体を鍛えるような施設もなかったために、彼らは脳内で己の技に磨きをかけていたのだ。

イメージトレーニングで実際に強くなるのか‥いささか疑問が湧いてくる。修行という名の、単に退屈しのぎであった可能性も否定できまい。しかし、「成功イメージ」を働かせることは、たしかに大切である。負の思考は人間の心を豊かにしない。古くから云われる「病は気から」なんてのが、まさにそう。要は“強くなった”と自分を思いこませる、絶対に自分は強いのだと“信じ込ませる”メンタルの鍛錬...


◆ここ1週間ほど、筆者は「イメトレ」に励んでいる

中田翔、斎藤佑樹、菅野智之、有原航平‥‥。この4名の共通点は、みな日ハムがドラフトで見事にクジを引き当てた選手たちである。撮っておいた当時のドラフト映像を繰り返し、繰り返し見ながら、また今年も注目選手を射止めるイメージだけを、確信的に膨らませていた。俺は‥ハムは、かならずこの勝負に勝つ×3!

ただ、若干残念なことに‥いちばん分かりやすいリアクションを壇上で取ってくれたのが、菅野のときの津田社長(当時)であったという皮肉w 2015年も競合覚悟で高橋純平投手で行くといった報道を目にしてから、私は彼を引き当てるイメトレを一所懸命に積んできた。

アッと驚くウルトラCを時おり見せてくれるハムのことだから、本番までどうなるか判らないけれども、できたら私の“修業”をフイにはしないでほしい。決めたなら、怖れず挑め。成功だけをイメージして、果敢に臨め!栗リンよ?!

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2015年10月16日

「サヨナラ」はいわせない?

セ・リーグはヤクルトがリーグ優勝‥‥か


今更だけど。
あれ、たしか野村克也監督になって初優勝したときも14年ぶりではなかったか?‥思い出す。当時のヤクルトはまさに「黄金時代の幕開け」といった感じ。今でもあの頃のオーダーは云えるなぁ。古田敦也が3番にいた。キャッチャーでありながら30本もホームランを打つ選手なんて、それまで見たこともなかったら、誠にセンセーショナル。こと投手が打席に立つセにおいては“打てる”捕手がいたことが、チームにとってどれほど大きかっただろう。




‥私、よく思うんです。常勝球団になりつつあった90年代のヤクルトと、昨今の日ハムが結構似てるよなぁ、と。なんていうかな。歩んできた、その「道のり」っていうの?過程ではなくて、優勝するときのスパンがさ。

92、93年の連覇から、ヤクルトは10年間で5度の優勝(4度の日本一)。一方のハムは06、07年の連覇からの10年間で4度の優勝。ハムにかんしていえばCSが導入されてからだし、一概に比較はできないのかもしれないけれど、4度の優勝はいずれも一位通過で決めているのだから、何も後ろめたさを感じることはない。

ただ、この間にはV9の巨人とか森監督の西武みたく、ずっと強かったのではなくて、ともにBクラスに沈んだ“弱い”年もあったわけで‥。いわゆる浮き沈みの激しさも、時代背景は異なれど、両チームが似ているなと思った所以である。


古田のような「超」がつくほどの優秀な捕手がいても、優勝は決して保証されない。「超」がつくほどの、チームの大黒柱的な捕手の出現には恵まれなかったが、それでも優勝をしてしまうハム‥。団体競技である野球って、つくづくむつかしい。

もっとも大黒柱となれる可能性があったのは、それはもう、大野奨太だろう。筆者は入団当初、彼の打席での佇まいを見た瞬間、「古田の再来か」とさえ思った。フォームもそうだし、オーラというか醸しだす雰囲気がよく似ていた。大野はきっと打てる捕手‥いや、スラッガーになるだろう。‥今きいたら笑われてしまいそうだが、当時の自分は至って本気だった。


今オフ、その大野奨太のFA流出の噂が方々で囁かれている---

困った。今、大野に抜けられてしまっては、たいへん困る。この際、古田のように打てなくても構わないから、まだ彼にはチームに居てもらわないと。成長著しいとはいえ、石川亮も清水優心も一軍レベルに達しているといえるかどうかは微妙な域。市川友也は正直‥正捕手を任せるという感じよりかは、サブ的な役割をお願いしたいタイプ。彼には端から球団もそれを望んでいたはず...

そう考えると、少なくとも後継者が育つまではと、大野に対しては残留を懇願したい気分なのである。一個人の勝手な想いと、単にチーム事情ではあることは百も承知しているが‥ここはどうだろう?来年29歳。最後に死ぬ気で正捕手の座を奪い取ってからでも、新天地を求めるのは遅くはないのではないか。まだ貴方に「Fs愛」が残されているのであれば。


≪関連≫
初先発マスクで完封アシストは快挙!?大野奨太の躍動

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2015年10月14日

芸能プロ野球≪後篇≫ -IT'S ONLY LOVE-

福山雅治の義父、吹石徳一と同じ年の同じ日に現役を退いた、梨田昌孝。つまり、ロッテとの「10.19」を最後にユニフォームを脱いだわけだが、ともに“あの日”を語る上では欠かすことのできない選手になろう。

先日、東北楽天の6代目監督として、その梨田氏の就任が発表された。ご存知、ファイターズの前監督。「ハム色」のまったくない人の抜擢であったが、私は好意的だった。采配云々は自分にもよく分からないけれど、4年間で一度のリーグ優勝を含む3度のAクラス入りを果たしてくれたのだから、名将の部類には入ると思う。

それにも増して、とにかく氏は“見た目”がよかった。一言でいうならダンディー? ‥今は死語なのかもしれないが、この言葉が当てはまる紳士は、球界広しといえど、数える程しかいないだろう。なぜ、野球の世界で私が見た目なんかを重要視していたかというと、氏がトレイ・ヒルマンの後任であったからに他ならない。

あの俳優のような容貌で、歌唱力もあるヒルマンの後が、ありふれた爺さんみたいな監督だったら‥‥正直ギャップ感アリアリだ。ファンに愛され、物腰の柔らかさといった観点からも、ヒルマンの後を受け継いだ梨田氏は違和感なく、たいへんスムーズな人選であったのではなかろうか。そう、当時を回想する。


考えてみれば北海道に移転してからの11年、ファイターズの監督を務めたのは3名。これを多いととるか、少ないととるかは人それぞれだが、パ・リーグの某チームのように、監督が短年で目まぐるしく変わっていたところと比べたら、まぁ少ない方だと思う。平均すると、大体3〜4年。ひとりの監督が明確なビジョンを持ってチームをつくりあげようとすれば、少なくともそれくらいの期間は要する。その点、ファイターズ球団は監督に対しても十分な“猶予”を与えていると感じる。


栗山英樹の続投が決まった模様だ。見た目では先代に劣るのかもしれないが、私個人は彼がベスト。感性‥の一致といえばいいのだろうか。なにかこれまでの監督で一番シックリくるのが、現監督。つい先日も知人との呑みの席において監督問題について触れた際、私は堂々云いきった。『もうずっと栗山監督でいい』 と。

とにかく「プロデュース力」に長けている監督だ。二刀流なんか、たぶん彼でなければ生まれなかった発想。大谷個人を思ってのこともあるけれど、長くテレビ業界にもいたためか、常に野球ファンの目線にたっている。勝敗も大事だけれど、いかにしてファンを喜ばせたり、愉しませたりしようかを考えてくれているのが栗山さんだ。

来週開催されるドラフト会議。ファイターズは県岐阜商の高橋純平投手を1位指名でいく方針を固めたようだが、これも栗山さんの意向によるものが大きいという。その理由について...

『何となくファイターズっぽい雰囲気をしている。来年は純平、翔平(大谷)、航平(有原)の“三平”でいくよ』


この発想がたまらない。IT'S ONLY LOVE(笑)。ファイターズっぽい雰囲気‥‥。栗山さんの頭の中では、もう“プロデュース”できている。こういった人が監督をしてくれていたら、人気チームができないわけがない。‥もっと早くに、ファイターズが不人気だった時代に、出会いたかった監督。つまり、魅力あるチームづくりをしていくなら、この監督に任せておけば大丈夫ということだ。

プロ野球の世界において、勝敗と同じくらい大切なこと。大勢のファンから支持され、愛されること。勝ちながらも、これを並行して実践し続けていける栗山さんって、素敵じゃないか---

≪関連≫
日本ハム、ドラ1候補を高橋&小笠原に絞る 直前まで見極め (スポニチ)

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ラベル:栗山英樹
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2015年10月13日

「ロッテ対日本ハム」 -闘い終えて.2015-

9回ツーアウトランナーなし。最後のバッター、中島卓が外野フライに打ちとられた瞬間‥‥札幌ドームの空気が何とも云えなかった。長い沈黙。ライトスタンドの、わずかな一角を除いて。

『本当にこれで終わっちゃうの?今年のファイターズは』

『う、嘘だろ‥。福岡行って、あと6試合するんじゃなかったのか』

ほとんどの人がそんな想いだったのではないか。なかなか目の前で起こった現実を受けとめられない。私もそうだった。放心状態のまま、直後のデスパイネのヒーローインタビューを、目だけで追っていた。北海道日本ハムの2015年が終わった。


マリーンズファンの方々、ファイナル進出おめでとう。マリーンズは強かった。‥強かったと思う。数字上では12球団で2番目に強いファイターズを撃破したのだから、胸を張ってホークスとの戦いに臨めばいい。ペナントレース終盤からマリーンズとばかり試合していたから(笑)、おかげでそちらの事情にもだいぶ詳しくなった。涌井は紛れもないエースの投球をしたし、クルーズの好守、田村の強肩にも恐れ入った。

でもさ、この兵たちを打ち破って「伝説」 をつくるんじゃなかったのか?過去パ・リーグではファイナル進出の絶対条件だった初戦を落としてしまい、向こうはファーストステージ突破率100%とかで、圧倒的に分が悪くなってしまったのは確かだか、それでも「伝説」をつくるんじゃなかったのか、2015年のファイターズは...


「伝説」とは、奇跡の積み重ねの先にある。私は初戦を落とした時点で、その奇跡に結びつくようなものを懸命に探していた。

『そうだ、過去プレーオフを含めたポストシーズンではロッテに、ファイターズは負けたことがなかったじゃないか』

ペナントで大きく負け越し、戦前の予想では不利とされていた相手を破って日本シリーズ進出を果たした1981年。勝率9割の、成瀬善久擁する相手を負かせてリーグ優勝を決めた2007年‥‥。だから、きっと今回もファイターズは土壇場でファイナル逆転進出を果たしてくれるはずだ。その一縷の望みにかけた一戦。しかし、三度の奇跡は起こらなかった。


‥こう振り返ってみると、長らくパの“お荷物”と云われてきた両チームが、日本シリーズの舞台をかけて臨む試合を行うことになろうとは、けっこう感慨深いものがある。ファミスタでは「連合チーム」とされていたし、芸人・だいたひかるのネタの中にあった『どうでもいいこと‥ロッテ対日本ハム』 これを、今でも筆者は忘れない。どうでもいいどころか、全国の野球ファンが大注目する3試合であった。


相手は称えるけれど、正直いうと、やはり悔しい。もっと試合をみたかった。ペナント2位のメンツにかけて、ファイナルまではいってほしかった‥。ファイターズの戦いは終わったが、来たる2016シーズンに向けての戦う準備が、またきょうから始まる。いったい来季はどんな布陣になるのだろうか。

秋晴れの青く澄み渡った空。今朝は部屋中に掃除機をかけた。なんだか少しスッキリした。私も再スタート。選手、ファン、関係者。みんな一年間本当にお疲れ様。そして、ありがとう---

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ラベル:だいたひかる
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2015年10月11日

最高なやつら ≪2015 10/11ファーストステージ≫

京極夏彦ふうに云うと、しばらく「厭な時間」だった...


初回にマリーンズに先制を許し、一時は同点に追いついたが、勝ち越したわけではない。土壇場8回に逆転するまで‥時間にして試合開始から150分くらいは『ファイターズの野球が観られるのは、ひょっとしたらきょうが最後になるのではないか』 常にそんな不安が付きまとっていた。

私を含めた、すべてのファンの不安を一掃してくれる一打を放った‥矢野謙次。8回の決勝2点タイムリー、ファイターズにようやく明るい未来をみた。大谷やスタメンを外れた西川を代打に推す声もあったなかで、なぜかこの男に賭けてみたくなった。『こういった場面で打てるのは、ケンジしかいない』

近ごろ打撃不振に陥っていた彼に代打を送らなかったところをみると“神懸かり”的なことが好きな監督さんも、似たような想いでいたのかも知れない。そこで期待どおりの、勝負強さを発揮してみせる矢野‥‥。アンタかっこよすぎるだろう。お決まりの『ファイターズ最高!』のセリフを絶叫するとき、少し声が裏返ってYMCAを唄う西城秀樹みたくなって笑ってしまった。

古巣と日本シリーズで当たるのもいいだろう?後楽園のファンも帰りを待っている。我々としてもGに対しては何とかリベンジしたい。そのためにはケンジ‥‥あともう少しだけ、最高なファイターズに力を貸しておくれ。


頼もしいなぁ。ブランドン・レアードはんよ...

でも、なんか最近の貴方は打席内で自信タップリに見える。『俺に打てない球はないのさ』と云わんばかりに。打率2割3分の超強打者。この若干の矛盾。‥おそらく寿司だってそこまで好きじゃないんだろうよ。私には判る。ただ、ゲンを担ぐ意味合いであったり、イメージも定着してきたし、あぁすることによってファン(+白井さん)が喜んでくれるから、握ったり“好きネタ”を披露したりしている。ファンあってのプロ野球を自らが体現。

屈指のエンターテイナーでありながら、同点打を放った際に貴方はなかなか一塁へ駈けようとしなかった。それをインタビュアー突っ込まれ『Sorry Sorry』だなんてタジタジになる一幕も。案外かわいいところもあるじゃないか。けれども、今はそれでは済まされない。トロくてもいい。打ったら遮二無二に走ろうぜ。この姿勢が伴ってこそ、真のプロフェッショナルといえる。


プロ入り初の中継ぎ登板した有原航平。2回無失点の好投がファイターズに勝利を呼び込んだのは疑いのようのない事実だが、筆者はその好投よりも、お立ち台での威風堂々と受け応えする彼の姿に驚いてしまったのだ。ある意味、この日一番のサプライズ。

ファイターズに来てから約一年‥‥。投球っぷりも“一社会人”としても、本当に成長した。CSという大舞台も経験して来シーズンはまちがいなく、二桁はいくだろう。大谷翔平とチーム内で勝ち星の競い合いが楽しみだ。今季急成長した二人の「競演」がファイナルでふたたび見られることを、今宵、心から願っている---

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2015年10月09日

芸能プロ野球≪前篇≫ -福山雅治「電撃婚」で-

“彼女”との最初の出合いは、もう18年前...


「ラブジェネレーション」というドラマで松たか子の妹役で出演していた。たしか東京にある大学進学を目前に控えていた朴訥な感じのするJK役で、松嬢と“姉妹”と云われても違和感がないくらい馴染んでいて、ピッタリな配役であったように懐古する。

吹石一恵。先月末、福山雅治との“電撃婚”は日本中に衝撃を与えた。「ラブジェネ」当時、福山氏は現在と変わらずに人気があり、ミュージシャンとしても活躍し始めていた頃。筆者は「ひとつ屋根の下」の影響をモロに受けて、俳優としての彼の方が好きだったが、やはり‥見る人が見ればそのオーラが判ったのだろう。ドラマ以前から、オールナイトニッポンのDJを務めている「フクヤマという男がマジかっこいい」と、周囲に吹聴する女子が中学の同級生に、すでにいた。ちなみに故・本田美奈子も無名時代からベタ惚れであったトカ。




‥ペットロスならぬ「ましゃロス」で哀しみに明け暮れる人が多いそうだ。現に私の職場でも同様な現象に苦しむ同僚はいたけれど、彼は誰のものでもない。一応、戸籍上は「カズエのもの」になるのかもしれないが、私たちの前で彼は死ぬまでずっとかっこいい、福山雅治であり続けてくれる。たとえ家族になれなくても『絶対君が好きだよ』(※1)と唄ってくれるましゃがそこにいてくれたら、良いではないか。‥ダメ?だよね。

とはいえ、まだ直後だし食欲もなくなるくらい「ましゃロス」に悩む嬢には、少しでもその哀しみを和らげるため?ここぞとばかりに私は彼女のお父さんの話をする。ご存知、元バファローズの選手であった吹石徳一氏。

あの伝説の「10.19」において一時は勝ち越しとなるホームランを放った、吹石パパ。現在は昭和の匂いが残る、画に描いたようなオヤジの姿となってしまっているからイメージできないが、よーく目を凝らして見ると、美形の娘と似ている。特に目元辺りが。さすが、DNAを受け継いだ親子。その動かぬ証拠として、自分の名前の一部を娘に授けているところにも、一恵への深い愛情が感じとれる(※2)


当然、結婚の報告をしに徳一氏の元へも出向いたのであろう。お喋り上手でユーモアのセンスもある彼氏のこと‥。その際は『残念ながら僕は近鉄のファンではございませんでしたが』 だなんて、例の低音ボイスでパパの笑いを取ったりしたに違いない。

先述のとおり、約20年来の福山氏の思い出話を綴ればそれこそキリないが、あまり顰蹙を買うようなことを云ってましゃファンからの口撃を受けたくないので、今回はここまでにしておこう。ちなみに筆者は曲なら「DEAR」と「squall」が好きで、十八番(オハコ)。福山みたいには到底なれなかった、そんな売れ残りの30男と‥‥すみません。どなたか家族になってもらえませんか?




≪備考≫
※1.「Message」より
※2.一恵は芸名ではなく本名である
※.名優・福山雅治さん


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2015年10月03日

裏トリプルスリー? -ベースボールマニアの戯言-

今年は「トリプルスリー」の達成者が二人も...


山田哲人と柳田悠岐。山田なんかは斎藤佑樹の外れの外れのドラ1ということで、よくネタにされて嫌なんだけど、そういえばギータも「ユウキ」だったな。以前つかんでいた情報だとドラフト前に、ハムは柳田にも食指を動かしていたらしいのね。本人もその気で少しその気でいたようだし‥。逃がした魚は大きかったが、まぁ同じドラ2の西川も頑張ってくれているのだし、ヨシとしとこうか。

しかし、アレだね。昨今は打てて走れる、オールマイティな選手が多いこと。特に昭和時代は「俺は打つ専門」みたいな方が非常に多かったんだけど、今こういう考え方はイケてないんだろうなぁ。

話題を「トリプルスリー」に戻す。旬なネタでもあるし、仮に現代でウルトラクイズとかミリオネアのような番組がやっていたら、まちがいなくクイズとして出題されていたよね。『過去の達成者、5人挙げよ』 的な? どうっすか。

金本‥松井稼‥野村謙‥秋山‥まででは出てくるが、とっさに5人も出てくるかどうか、ファイナルアンサーできる自信は、筆者もあまりない。同関連のクイズで、より“マニアック”さを追求するならこれがいいよ。

◆かつて広瀬哲朗が落合博満に向けて皮肉タップリに言い放った、「裏・トリプルスリー」とは??


正解は年俸「3」億、本塁打「3」、盗塁「3」。これを誰かから伝え訊いたとしたら、たとえ強心臓の落合氏でも、良い思いはしなかったと思う。ただ、とうに40歳を過ぎた選手の盗塁「3」って、地味に凄いと思うけどな(一応フォローしとく)

チームメイトでありながら、天下の落合を敵に回す広瀬氏も中々やるよね。先述の発言しかり、ハム時代の晩年は明らかに嫌っているぽかったし、両者が同時期にテレ朝の野球解説を務めていたときがあったのだけど、不運にも一緒になった日なんか、何やら不穏な空気がブラウン管の外にまで伝わってきたからねぇ(笑)。この、もうひとつのトリプルスリー。よかったら飲み会のネタに使ってな。

種類はまったく異なるけれども、今シーズン3つの主要タイトルを獲得しそうな男が、ハムにいる。大谷翔平。つい先日まで『斉藤和巳以来の四冠か?』そう紙上を賑わせていたが、残念ながら「奪三振」はトップの則本に13個も差をつけられて、雲行きが怪しくなってきた。

大谷であれば1試合13、もしくは14は決して不可能は数字ではない。しかし、逆にここはもう開き直り、無理してまでこのタイトルを狙いにいく必要もなくなったのでは?

‥というのも、きょう(3日)の武田翔太の勝敗いかんにもよるけれど、彼が勝利投手になって万が一、大谷が次の登板で敗戦投手になるようなことがあれば‥「最優秀勝率」のタイトルもかっさられてしまう可能性も出てくる。

二兎を追う者は‥ではないが、涌井と分け合ったとしても「最多勝」もほぼ確定しているわけだし、今年は「三冠」で十分だろう。いやいや、本当に十分すぎる。奪三振のタイトルは則本さんに譲ったげるくらいの、ここは広いココロをお持ちになって。


タイトル獲得絡みでは、中島卓也32盗塁。柳田と並んで現在トップタイだ。これは何とか獲って頂きたいなぁ。だって2013年の陽岱鋼から、3年連続でハム発の盗塁王が誕生するわけでしょ?盗塁王を一向に輩出できない球団であったのが、まるで嘘みたいな時代になりました。

あと、タイトルを無事に獲得できれば「付加要素」も結構あって、ゴールデングラブやベストナインの遊撃部門も、グッと中島卓の方へ傾くと思う。打撃成績自体はオリックスの安達(11本塁打)もそん色ないし、守備の華麗さにおいてソフトバンクの今宮辺りもライバルとなるんだろうけど、「盗塁王」の称号が加われば、最終的に笑うのはきっとFsの貴公子だ。インパクトも欲しいから、ここは是非“単独”で奪いに行こう。

閉幕まで2試合‥。それではみんなの健闘と歓喜を願って、See you again!!

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2015年10月02日

「運命の相手」

あぁ、あなたは「運命」を信じるかい?


何やら意味深な書き出しだが、個人的に熱をあげている某嬢に対してではなく‥さすがに今回は私が崇拝する、中嶋聡さんについて書きたいと思う。

北海道に移転したばかりのハムにやってきてから11年。気がつけば聡さんが一番輝いていた、オリックスにいたときの在籍年数と同じになった。しかし、その年数よりも、ハムでプレーすることになったもっと根本の部分に、私は不思議な縁を感じずにはいられない。


なぜなら彼に、一度フラれているから...


1997年のFA宣言時、メジャー入りを断念した聡さんの元へ熱烈なオファーを送っていたのが2球団。西武ライオンズと日ハムだった。私は絶対にハムに来てくれるものだと、確信めいたものがあった。当時、監督を務めていたのが上田利治氏で阪急ブレーブス時代の恩師。捕手出身でもある。

あの頃、確固たる正捕手がハムにはおらず、出場機会を増やせるのは誰の目が見ても明らかで、何より西武には伊東勤という、球界を代表する捕手がどっかり鎮座している。‥いくつものシグナルが、聡さんの「日ハム入り」を導いているように、自分には思えた。

ところが、蓋をあけてみると、まさかの西武。「上田さんからの誘いを袖にするのか」 「一体向こうにいくら金をつまれたんだ」などと、まだ青かった自分には落胆よりも、どちらかといえば憤怒の感情の方が勝っていたかもしれない。だから西武にいた数年間、所詮「二番手」どまりであった彼を、鼻で笑ってみていた。『ハムにきていれば、もっと試合に出れたのに』 そう意地わるく...


その一度はフラれた「恋人」がやってきて、まして一度は嫌悪もした「恋人」との別れの日を、これほど哀しむときがやってくるなんて、人の縁というやつは本当に分からない。半ば横浜を戦力外のような形になり、ちょうどハムが移転した直後で経験豊かなベテラン選手を欲していた‥‥タイミングの部分もあっただろう。

しかし、この切っても切れない‥めぐり合うべくして巡り会ったと考えるならば、ハムと聡さんは、やはり運命的に結ばれていた可能性がある。30代後半から、11年もの長きにわたって野球を続けてこられたは、きっとハムだったからこそではないか。肉体や精神の部分を超越した、運命がもたらす神の領域‥‥。何か今はそんなふうに思えてならない。


29年という長い、長い歳月。29年前、筆者はまだ小学生。聡さんがプロ入りしたときのドラフト会議。調べてみたら、ハムのドライチは西崎幸広だった。あれから本当に色々なことがあった。若き日のイチローや松坂大輔がスクリーンに映し出される‥。1日の引退セレモニーを観ていたら、世代がすっぽり当てはまる筆者も、腹の底から込み上げてくるものがあった。あの編集は反則的だ。

長年クローザー不在に泣かされてきた球団にとって、マイケル中村の飛躍は嬉しかった。2006年からのリーグ連覇は守護神・マイケルの存在なくしては考えられない。よくバッテリーを組んでいた武田久ふくめ、彼らの成長の手助けを一役担った聡さんこそが、のちに常勝軍団の礎をつくった「守」における、最大の功労者なのではないだろうか---

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ラベル:中嶋聡
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2015年10月01日

「ベストピッチング」

ロッテの方が組みやすし‥なのか?


ハムが当たるファーストステージの相手。‥非常に悩ましい問題だけれど、個人的には西武の方が嫌だった。今年の対戦成績は圧倒的に分はいいが、何しろソフトバンクにも引けをとらない強力打線を持つ。後ろに不安があるとはいえ、岸に菊池と先発陣も粒ぞろい。2011年も2位のハムが、3位西武の前にCSであっけなく敗れ去った厭な記憶もある...

それに引き換えロッテは圧倒的に“タレント”こそ不足しているが、ここ10年。5年おきに(プレーオフを勝ち抜いて)日本一になるという何とも不気味なデータが存在している。9月30日の同戦では、またしても相手先発のチェン・グァンユウの前に打線が沈黙した。ここにきて「苦手投手」をつくってしまったのも、ハムにとって痛恨だろう...

したがって、極論とすればいずれのチームが相手でも、ハムは普段通りの野球を心がけるようにするより他ないわけだ。アドバンテージもない1stは、予想以上に苦戦をしいられるかも知れない。終盤やや調子を落としかけているメンドーサ、吉川。打では中田、中島卓也らの、一層の奮起を期待したいところ。


チェンが好投した試合は、木佐貫洋の引退試合でもあった。俗にいう松坂世代のひとり。先の森本稀哲といい、傍から見れば何とも早くて惜しまれる‥男たちの、引き際。

春先行ったファームの試合では、木佐貫が先発だった。当然若手中心の西武打線を相手に打ちこまれ、心配はしていたが、そうか‥あれから二軍でもひとつも勝てていなかったのか。早すぎると思えた決断も、これらのデータをみれば、何となく頷ける。


引退試合での木佐貫は、もう吹っ切れているようだった。短いイニングで‥というのもあったろうが、めいっぱい腕を振って投じた、伝家の宝刀・フォークボールのキレは、往時のものを思い起こさせた。ただ、ストレートは最速でも142キロだったか。この数値が今の、かつて剛球を投げ込んでいた木佐貫洋のすべてであったとも思う。

それでも1回を無失点、2奪三振‥。もちろん、相手も真剣勝負を挑んでいた。以前筆者が好きだったブログで容姿が「幸薄そう」などと度々“ネタ”されていた木佐貫。決して皮肉でない。記事をみてもらえば判るが、愛情表現の一種だ。3年という僅かな在籍期間でありながら、道産子ファンからもよく愛されていた。

同期入団で今季ふたたびチームメイトになった矢野謙次がおり、少し前まで二岡智宏もいた。キーワードはジャイアンツ‥。現在のように強くなる前の、低迷期にあった巨人で輝きを放っていた選手たち。その中で先発の柱でいた木佐貫は、若干“不遇”であったのかも知れない。そうした経緯に、何かいつも鬼気迫る面持ちで投げる彼は、たしかに影がかかっていようにも見えただろうか。

無事に「有終の美」を飾り、晴れやかな表情で臨んでみえた、引退セレモニー。天性の堅い表情を崩すことこそなかったが、あんなにも多くの人に見守られながら、現役を退ける木佐貫の野球人生は、まちがいなく幸せであったと思う。


‥本人は思い出に残った試合として、2年前の古巣・巨人戦での勝利を挙げていたけれど、私は少し違った。同じく2年前の6月13日、阪神戦での勝利。被安打2、完璧に封じ込んだ完封劇があまりにも見事で、印象に残っている。このとき、西岡剛が口にしていた言葉を、今でも忘れることができない。

『久々に良い投手を見ました』

敵にここまで云わせる選手も滅多にいない。おそらく木佐貫にとって、プロに入ってからの「ベストピッチング」ではなかったか。お立ち台にいた、この日最大のヒーローに贈られるファンからの労いの拍手は、どこまでも温かった。


≪関連≫
西岡「久々に良い投手を見た」…木佐貫“魔球”に阪神首位陥落 ※スポニチ

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ラベル:木佐貫洋
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2015年09月28日

「ありがとう」の言葉とともに

さすがにグッとくるものがあったなぁ...


2年間という短い在籍期間だったし、あまりLionsなイメージはなく、そしたら案の定、若干F色の濃いセレモニーであったせいか、最後の「ひちょり劇場」‥感動してしまった。森本のために、あのような引退試合を企画してくださった西武球団には私からも感謝申し上げたい。

唯一無二の?稀哲という名前。ケータイで変換しても出てこないし、字を探すのも一々面倒臭いから大抵の人はこうしていると思うんだけど「ひちょり」 って、ひらがな表記にすると、奇妙に可愛い。


監督がヒルマンになってたくさんチャンスもらって、のちに人生の師匠となる新庄剛志とも出逢い、苦節8年‥。ついにその才能が開花した。左翼のレギュラーに定着してチームの日本一に貢献。右から稲葉、新庄、森本のトリオはまさに鉄壁といってよかった。

打つ方では不動のトップバッターとして君臨。筆者とすれば、正直いってここには不満もあった。たしかに率は劇的に上がったけれども、バッティングそのものが何だか小ぢんまりになってしまったからだ。1番打者として出塁を第一に考えるのは判る。ただ本来、森本の持っている力をもってすれば、それこそ新庄や、今でいうと陽岱鋼のようなもっとスケールの大きいバッターに、なれたと思っているから。少なくとも生涯ホームランが「33」で止まる選手ではなかっただろうと。

‥まぁこれはあくまで理想論。森本が出塁し、次の田中賢介が繋ぐことで、当時ヒルマンが掲げていた「スモールベースボール」が結実したのも、紛れもない事実なのである。中日との日本シリーズで森本がウイニングボールをつかんだあの瞬間は、今も瞼に焼きついている。彼のおかげで優勝を待ち望んでいた全Fsファンは本当に良い夢をみさせてもらった。私たちファンからも、森本に対しては心から「ありがとう」の言葉を贈りたい。


2006年の日本一といえば、忘れられない選手がもうひとり‥。小笠原道大。ガッツなくしては間違いなく、チームに栄光のときは訪れなかった。ファイターズ時代は故障知らずの強靭な肉体を誇っていた彼も、ついに最後の日を迎えた...

首位打者のタイトルを獲得した2002年。球団では何せ、あの張本勲氏以来という快挙を成し得てくれたのだから喜びもヒトシオだった。東京時代末期‥弱小球団にあって、打撃職人・ガッツだけは我々の誇りであり、希望の星であった。許されるのであれば、またいつか‥あのスピリッツをFsの若手選手たちに継承してほしい。


それにしても今年はそのガッツしかり、ともにパ・リーグで一時代を築いた和田一浩や西口文也、さらには谷繁元信や山本昌といったビックネームが次々と現役引退を発表。ファイターズでは他球団より一足先に、稲葉・金子両選手が引退をした昨年にあたったが、日本プロ野球も今‥ひとつの「転換期」を迎えようとしているのかも知れない。

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2015年09月20日

タイトル獲得にまつわるエトセトラ

オンナの涙って、美しいよなぁ...


つくづくそうね。19日のゲーム、谷口雄也の中押しホームランに号泣していた女性を見かけたけれど、男はあーいうのに弱い。嬉し涙‥でしょう?きゅんの約4カ月ぶりとなる2号を自分のことのように喜ぶ乙女。人のために流す、憎しみのない愛に満ちた涙はとても美しい。‥人間、一度は誰かにこんなにも想われてみたいものだ。

その試合に今季14勝目を完投で飾った大谷翔平。彼自身がここ2試合勝てていなかったのと、チームが今月に入って負けが込んでいたのもあって、成績表の類を近ごろあまり見る機会がなかったのだが、何でも投手部門「四冠」がかかっているそうな。

防御率に勝利数と勝率、それから奪三振を合わせた四冠王‥‥これは凄い。スーパーなダルビッシュとて、成しえなかった快挙。記録マニアの筆者としても、ぜひ大谷には達成してもらいたいのだが、さすがに事はそううまく運びそうもないか?

14勝で最多勝は、ほぼ手中に収めたかな。同日12勝の涌井も負けたし。勝率(.737)もあとひとつ勝てれば、次点のソフトバンク・武田翔太(.706)をかわすことができそう。防御率(2.36)争いは前回登板で7失点したせいで、幾分混沌としてきたけれど、今後よほど打ちこまれることがなければイケると思う。‥少し気になるのは規定投球回数ギリギリのところにいるオリックス・ディクソン(2.48)の存在だろうか。奪三振数(184)が2位・則本昂大とわずか1個差と‥ここがもっとも難局かもしれない。


いずれにせよ、取れるものは取れるときに取っておいてほしい。これは野村克也氏もよく云っているのだが、本当にタイミングの良し悪しや運にもよって大きく左右されるから。前述のダルビッシュがいた頃の時代はパ・リーグに好投手が大勢いたからタイトルにはさほど恵まれかった(18勝しても最多勝になれなかったり)。今年は金子千尋や岸孝之が故障で出遅れたり、強力なバックを持つ大隣・摂津といった投手の不調もあって、大谷にとってはライバルが少なく恵まれたシーズンだったとも云える。“総取り”するなら今しかないというくらい気概で、貪欲に目指していってほしい。

個人的には「四冠」よりも、このうち一つ削ってもいいくらいだから是が非でも「沢村賞」を受賞してほしいと思っている。チームではダルビッシュ以来の快挙なる、先発投手だけに与えられるNPB最高の名誉。19日の試合で球数がかさんでいたのにも関わらず完投をさせたのは、実は本人承諾のうえで、これも視野にいれていたのではないかと、睨んでいる。完投数「4」ではあまりにも寂しすぎたから。完投する投手が全体的に少なくなってきた昨今、とりあえず「5」までいけば格好はついたのではないか(本来の選考基準は10完投)


タイミングといえば、近藤健介はツイてなかなったなぁ。‥柳田と秋山さえいなければ(笑)。だって打率.340でしょう?往時のガッツ(小笠原道大)かよ?ってくらいのレベル。これだけ打っても首位打者になれそうもないのだから、今年は縁がなかったと考える方がよさそうだ。まあ若い近藤なら、今後いくらでもそのチャンスはやってくるだろう。


ここにきて2年目の白村明弘も新人王の有力な候補として名前が挙がってきている模様。2015年のパは大活躍しているルーキーがいないせいもあって運も味方につけている感じだが、先発ローテの一角としてここまで8勝の有原航平にも取らせてあげたい気もするし‥‥。両者は今年本当に頑張ってくれたらから少々フクザツな想いがするけれども、ファンとすればハムの選手が受賞してくれたら「ヨシ!」ということに、しておきましょうかね(笑)

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ラベル:大谷翔平 沢村賞
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2015年09月17日

ふたりの戦士

最近ちょっとゴタゴタしていて(苦笑)、まともに観戦するのは約2週間ぶりとなったが、いい試合をみさせてもらった。何より、斎藤佑樹の今季初勝利は幾分傷心気味の私にとって最高の「プレゼント」となった。


試合終了後、レフトスタンドから沸き起こった「佑樹」コール。おそらく初めてのことではないと思うけれど「斎藤」ではないところが新鮮で心地よかった。この日の“佑樹”は制球よく、6回を投げきって77球にまとめる理想的な投球。それだけに3回は一瞬ヒヤッとした。投球中につまづいてバランスを崩し、打者の頭部にボールを当てそうになったから(笑)

しかしながら6回をちゃんと投げきれたことに、大きな意義があったと、私は思う。俗にいうクオリティ・スタートの基準となるイニング。これまでの、先発復帰してからの佑樹は6回につかまっている。この彼にとってターニングポイントになるであろう回を、3者凡退で退けた。

直球は最速でも140キロ強。キレのあったスライダー・フォークを中心に、変化球を低めに集められたことが勝因となった。いい当たりをされても、それが野手の正面に飛ぶケースも多かったが、単なる「ラッキー」などではなくて、丹念に両コーナーを使いながら低めを突いていた証左であったのだと思う。

次の目標を聞かれて『もう1勝はしたい』 そう具体的な数字を口にしていた佑樹。現実、残り試合から考えてみても2回‥登板の機会があるかないかといったところだが、この強い意思の表れは大いに買ってあげたい。もう1勝できればトータル2勝2敗のタイに戻すことができる。決して多くはなかった1軍戦のマウンドにおいて、とりあえずはカタチをつくったことになるから。次回は是非、北海道の観客たちの前でも、勝利の歓びを届けてほしい。


2回の先制となるホームランを打ったブランドン・レアード。この一発で節目の30号、4番の中田より先に大台に乗せた。打率は.220台を行き来しながらも、本塁打をこれだけ打ってくれれば十分合格点を与えられるのではないだろうか。

彼の打撃成績を眺めていると、かつてカープに在籍していた髭のランスを思いだす。レアード並みの低打率にあえぎながら39本も打ち、落合・バースといった猛者たちを退けて本塁打王に輝いた経歴を持つ、異色の助っ人。‥レアードだって旧広島市民球場を本拠地としていたなら、今ごろ中村剛也とキングを競い合っていたかもしれない(笑)


それにしても、ここに至るまで栗山サンはよく辛抱したと思う。前半終了時の打率が2割を下回り、ホームランだって当時はベラボウに打っていたわけではなかった。いくら守れるといっても少し気の短い監督なら、ファーム行きをくだすか、どこかの金満球団であるなら、あるいは解雇にしていた可能性すらある。辛抱に辛抱に重ねた結果、ようやく爆発してくれたのだから、栗山サンの執念も報われたのではないか。

すでに残留が決定したといった一部報道もみられたが、ナインとファンからも愛されている球史に残る一発屋・レアードは、やはり来季も必要なピースであると感じる。復活にかける佑樹ともども、2016シーズンは真の戦力となっていただきたい。

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2015年09月03日

神様がくれたもの

佐藤世那君...


決勝で敗れ去り、念願だった東北勢初の優勝旗をもたらすことは叶わなかったが、甲子園を沸かせてくれた選手のひとり。腕をめいっぱい振って投げこむ、絵に描いたような「力投型」の彼の姿に、感動を覚えた者も多いことだろう。私は投球ぶりとは別に、少しあることが気になっていた。


“せな”という名前には、どんな由来があるのか---


まったくもって余計なお世話である。きっと立派な意味や願いが込められているのだと思う。ただ、ネット上でこの手の話題があがったとき、人によっては『両親のどちらかがF1好きだったのではないか?』等‥様々な憶測をよんでいたのだが、“アイルトン”の線だけはないと、自分は密かに感じていた。

なぜなら筆者のなかで“せな”という語感で真っ先に連想をするのが「ロンバケ」だからである。ロングバケーション‥‥そう木村拓哉主演で一世を風靡した連続ドラマ。もっとも、劇中の“瀬名”は名字なのであって世那君とは若干体が異なる。しかしヒロイン役の山口智子が彼をいつも上の名前で呼んでいたから同作でのキムタクは常に“せな”でインプットされていたのである。ちなみに下の名前は秀俊...



世那君が誕生したのが1997年。「ロンバケ」が放送されたのがその前年であるから、多少は影響を受けた可能性も‥なきにしもあらずといったところか。

劇中のキムタクは、意外にも女性からモテない役。ただ、繊細な芸術家(ピアニスト)らしく、数々の名言を世に残していた。その中のひとつとして、あまりにも有名なのが、モデルとしてパッとしない日々を送っていたヒロインに対して贈った言葉である。


人生がうまくいかないときは、神様がくれた休暇と考えるようにしよう--


私は瀬名発のそのセリフこそが、今の大谷翔平にピッタリなんじゃないかと思う。このままいけば打撃成績は前年を大幅に下回りそうだ。打撃不振もあったし、大谷以上に今シーズン強打を発揮している、本来捕手の近藤健介を指名打者に置いていたこともあって、出番も限られている。

それを「神様がピッチャーに専念させてくれた」と考えると、気持ちが安らいでくる。もちろん代打での出場もあったり、完全に専念しているわけではないけれど、結果的に2015年は投げる方にかなりウエートを置くことができたのも、たしかな事実となろう。

昨年のように野手での出場を続けていたら、あるいは13勝4敗(9月2日現在)なんて秀逸な成績は、あげていなかったかも知れない。すべては運命的にそうなるようになっていた。

14勝目を狙った2日の千葉ロッテ戦は文字どおり初回浴びた一発に、泣いた。札幌ドームならツーベース止まりとなっていた可能性もある東京ドームの右中間の膨らみのなさが憎かったが、仕方ない。大谷とて不運な日もある。この点にかんしてだけは「ロングバケーション」とはならないように...

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2015年08月31日

「福岡三連戦」しみじみと思うこと

もうちょっと‥見せ場をつくりたかったというか、ホークスを慌てさせたかったけれど...


逆転優勝を狙うには、実質「三タテ」が絶対条件だったなか、8月最後の決戦は1勝1敗1引分けに終わった。良い勝負はするが、勝ちきれない‥。私自身も何か“やりきれなさ”のようなものが残った。しかし、これがペナントレースを独走する、首位チームの強さなのだろう。

いずれの試合も良い勝負はした。その戦績からしても、王者と堂々がっぷり四つに渡りあったと云っていい。ハムの驚異的な粘り、最後まで諦めない勝利への執念は‥このままいけばCSでも間違いなく当たるであろうホークスとて「不気味」に映ったはずだ。三連戦では出番のなかったローテーション投手、大谷やメンドーサだって控えている。


それだけに、初戦に起こった西川遥輝の、あのワンプレーには残念だった。守備の際にアウトカウントを間違え、スタンドにボールを投げ込んでしまった先月の失態に続いて今度は走塁時、ボールカウントを勘違いし刺されてしまうという...

少し厳しい監督であったなら、本当「懲罰交代もの」のボーンヘッドだったと思う。高校野球の地方大会などで稀に見られる光景が、まさかプロ野球の舞台で見られようとは。選手、観衆、放送席‥一同アゼンとしてしまった、文字どおりの“珍プレー”。

西川には深い反省を促したい。強いチームはこうしたちょっとした油断や隙につけこんでくる。また、勝敗以外の問題として、彼に関わる選手たちも皆、今後の生活がかかっているのだから。‥と、秋口になってくるとよくそんなことも感じてしまう‥のは、プロ野球ファンの長年の性だろうか。


中田翔の負傷は、やはり痛かった。いなくなって初めて気づく、存在感の大きさ‥。現状ハムの4番は中田でなければダメなんだということを、あらためて思い知らされた。彼の名がオーダーから消えた2、3戦目を通じ、得点機でことごとく凡退を繰り返してしまったのが、陽岱鋼。

陽が良いとか悪いとかではなく、人にはそれぞれ役割というものがある。彼の場合、走者を還す側になるよりも、チャンスメイクに徹する仕事の方が、実は向いているのかもしれない。1〜3番にいるなら、万能な陽ほど申し分のない選手はいない。‥ただ、中田の「代役」にまでは、さすがの陽でもなれなかった。いつかのお立ち台で中田自身が口にしていたセリフ。『ファイターズの4番は自分なんで』 はやく元気になって定位置に居座ってほしい。

2戦目の有原航平はともかく、初戦の吉川光夫とトリの中村勝は相手強力打線を向こうにして、頼もしすぎるくらいの投球をしてくれた。彼らがホークス戦でも通用するとなると、ハムの未来は明るい。まずは目の前の一戦に勝利することが先決だけれど、片隅にはいれておきたい秋の「最終決戦」に向けても楽しみな要素が増えた‥そんな三連戦でもあった。≪Next 愛の灯≫


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2015年08月27日

不気味な影

君の心へ続く長い一本道は いつも僕を勇気づけた


なんて出だしで始まる、チューリップの有名な曲があるけれど、今の西武さんと千葉ロッテさんがこんな感じになるのか。クライマックスに続く長い一本道は---

でもどうなんだろう‥。それまでパ・リーグで唯一、首位ソフトバンクと善戦?していた頼みの綱のロッテも、火曜日からのゲームに連敗。2位ハムとソフトの差が一向に縮まらない。気がつけば2位と3位の差も、ますます開いていく一方だ。直接対決で惨敗しているハムが「2強」と云うのもおこがましい気もするが、3位以下の4球団にももう少し意地をみせてもらいたいのが本音である。


首位とのゲーム差より、3位とのそれの方が開いてしまっている筆者が今にわかに怖れているのは、クラマックスのことだ。4球団のいずれかが、仮にハムとファーストステージで対戦したとする。そのチームが勝率5割以下でCS圏内で食いこんできたとしたら、それはハムにとって恐怖以外の何物でもない。おそらく怖いものなしで試合に挑んでくるだろう。もう失うものがなくなったチームの恐ろしさは、2010年のロッテや昨年の阪神がまざまざと見せつけてくれたのだから。

できれば1STはやりたくない。ただ、現状をみてみて避けられなくなった場合、ハムにとってどのチームが戦いやすい相手なのか。‥‥戦いやすい相手なんてない。先発投手の頭数が揃っていて強力打線を持つ西武、伝統的に上位イジメを得意とし、短期決戦にも強いロッテ。アドバンテージを持たない2位のハムが勝てる保証なんて、どこにもない。


あれこれ怖れをなしているうちに、私は根本的な考えに行き着いた。勝率5割以下のチームにはCS出場の権利を与えないというのはどうだろう。さすがに‥。これには賛否両論があると思うし、ハムが出場を争っている立場にあったら、筆者もこんな発言はしていないかも知れない。しかし、だ。ソフトバンクを今年走らせてしまった要因はハムを含めたパ5球団にある。その罪滅ぼしとして、ましてや5割をも切るような球団にかんしては出場はしてほしくないと、心底感じてしまうのだ。敗戦への怖れ‥だけでは決してなく。


あえて好材料を探すとすれば、今シーズンは西武とロッテとはだいぶ分が良い。とりわけ西武とは26日現在、15勝6敗と完全にカモにしている。この結果については当の私も驚愕ものだ。西武相手にこれほどまでに勝ち越したシーズンが、かつてあっただろうか。比較的相性がよかった2010年に、ハムは西武相手に勝ち越したけれど、その年でも14勝10敗。西武を今年ほど得意とするシーズンなんて、筆者も長いことみてきているがまったく記憶にない。


CSでもエース級の活躍が期待される大谷翔平が、26日の同戦で8回を零封ピッチング。13勝目を手にした。決戦の相手が西武の場合には、やはり彼とメンドーサの投球が鍵を握りそうだ。

ここのところバッテリーを組む機会の多い捕手・市川友也と相性が抜群に良い。力強い直球に140キロ強の高速フォーク、随所に緩いカーブも織り交ぜて、強力打線を散発の5安打に封じる。危なげなく‥でもなかったけれど、今の大谷の調子なら序盤に味方が3点も取ってくれれば大丈夫のような気がして、安心しながら観ていた。


したがって“普段どおり”の闘いができれば秋も負ける要素はないはずなのだが、そこが一発勝負の怖さ‥短期決戦のいちばん難しいところである。この不気味な影に怯えながら過ごすのも、ソフトバンクに独走を許す一因をつくったハムに課せられる「宿命」となるのだろうか...

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2015年08月25日

E夏はどこに?

後楽園駅に向かう車中、おじさんが手にしていたスポーツ新聞をチラ見して仰天した。堀北真希と、山本耕史が結婚?!

マ、マジですか...

「俺のロクちゃんが」そう嘆き悲しんだ堀北信者も多いことだろう。個人的にもかなりド・ストライクゾーンであった彼女‥。まったく哀しくなかったといえば嘘になるが、お相手の山本耕史という男は大昔から見てきた好きな俳優。彼なら“許せる”かなと、なにか親父みたいな境地に。

この初々しいカップルについてはまだまだ語りたいことがあり、私とも色々シンクロしている部分が実はけっこうあるのだけれど(笑)、それはまた別の機会にしよう。とりあえず、お幸せに...

山本耕史、堀北にラブレター40通で実る ※デイリースポーツ


そんなわけでレジェンドシリーズ最終戦にあたる、23日のオリックス戦に行ってきた。入り口で大社義規生誕100周年記念「ファイターズをつくった男」という冊子を無料で配布していてもらったのだが、これがなかなかよござんす。札幌ドームでも配られたんでしょう?

あの丸っこい、メガネをかけた見るからに人がよさそうな大社さんは、本当に野球が好きなお方で‥。東京ドームで試合がある日は、よく観戦にいらしてた。バックネット横にあるブースで、いつもニコニコしながら戦況を見守っていたのを憶えてる。それをテレビモニター越しに見かけるたび「あ、きょうもオーナーが来てる!」なんてことがしばしばあったな。あれだけ野球愛に満ちたオーナーが球団を持ってくれたファイターズナインは、本当に幸せだった。


the man fighters.jpg

1981年リーグ優勝決定時、ベンチ入りメンバーの集合写真が冊子に収められていたのだが、つくづくみんな良い顔してる。その年1試合しか出場していない田村藤夫さんがちゃんと映っていたり、ウグイス嬢の川部さんと、娘さんかな?球団関係者が確認できたのにも感動した。ソレイタの誇らしげなドヤ顔に宇田さんなんかはまさに“満面の笑み”って感じで。そうした新たな発見もあったりしたのだが、ひとつだけ疑問が。ペナント奪取最大の立役者にして、同年パ・リーグMVP...


江夏豊さん、いる?


何度も目を凝らして見たのだが、それらしき人が映ってない。本来なら高橋一三さんや木田勇さんらと共に最前列にドカっと居座っていてもおかしくない“大物”であるのだが。もしかしたら、そういうのが嫌いそうな人だったから辞退をしたのか?なにせ現役時代に「一匹オオカミ」と呼ばれていたくらいだし?

‥ただ、江夏さんと少し雰囲気の似ている選手が大社オーナーの斜め後ろ、スーツを着た幹部を思しき方の後ろに隠れているのだが、この人がそうなのかもしれない。「主力」らしかぬ位置に、どこか遠慮がちに。お手元に冊子がある人は是非確認していただきたい。


マニア色の濃い話を立て続けにして申し訳ない。試合の感想に移ろう。とにかくこの日は先発の中村勝に尽きた。圧巻の今季初完投勝利。連戦続きで中継ぎ陣も酷使気味。苦しい状況にあるなか、実に頼もしい孝行息子の誕生だ。

もう彼は大丈夫なのでは。ここで云う大丈夫とは「一本立ち」を意味する。23日のゲームにかぎらず、ここのところ実に安定感タップリの投球を展開。走者を出しても慌てない、動じない‥悲しいかなこの辺りが前日先発した投手と、決定的に違っていた。

そんな堂々たる中村勝を観衆もずっと見つめてきたから、幾分ピンチを迎えた最終回も完投を願うファンから大声援が沸き起こった。先日の試合で先発を回避したメンドーサが今後どうなるのか分からない。けれども野球の神はファイターズを見捨てたりしない。まさしく捨てる神あれば拾う神あり‥だ。若い中村の台頭はチームにとってあまりにも大きい。


お立ち台に上った彼をみて、また感動。一層イイ男にみえた。レジェンドシリーズ全般を通じ、あのユニフォームがよく似合っていたのは投手なら中村、野手なら中島卓也のように思えた。皆さんはどう感じただろうか。トータル5勝1敗、2015年度版の同シリーズは個人的に満足できた。


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2015年08月22日

気分はYOH YOH?

勝てども、勝てども‥‥差が縮まらへん(苦笑)


ここ9試合で8勝1敗。貯金は今季最多の19。普通こんなけ勝っていたら、もっと首位と肉薄していてもいいはずなんだけど、向こうもなかなか負けないからなぁ。なにせ上にいるのが貯金35もあるところ。パ・リーグって本当かわいそうだ(笑)。‥21日現在で、首位とのゲーム差は8。でも「奇跡」を起こしてくれそうなほどの勢いを、今のファイターズからは感じられる。

9試合のうち、唯一喫した黒星が佑ちゃんが投げた試合というのも、実はちょっと気に入らないのだが(笑)。先発復帰後2試合、しっかり試合はつくってくれている。前回登板も、あと少しで勝ち投手になれそうだった。良い風が吹いているチームの流れに乗っかって、今度こそ白星を手にして欲しい。8月22日‥斎藤佑樹、東京ドーム初見参なり!


そう、意外にもプロに入ってから公式戦では投げる機会がなかったんだ。プロ野球の聖地・東京Dでさ。同球場でのプロ初登板が噂されていたこともあったのだけど、震災による延期の影響で、結局その計画も立ち消えになってしまって‥。巨人相手の日本シリーズ(2012年)も、札幌Dだったしね。

だから4年越しで、私にとっても念願であった夢がようやく叶えられそう。ファイターズの旧本拠地で投げる、ハンカチ王子。‥今から楽しみだ。大勢いる関東の佑ちゃんファンの前で、恥ずかしいピッチングだけはしないでおくれよ、お願いだから!


東京D第一ラウンド‥21日のオリックス戦の市川友也にはしびれた。土壇場の9回、抑えの佐藤達也から放った2号同点ホームラン。前日の今季初アーチといい、バットでも頼りになる司令塔に最敬礼したい。

しかしながら嬉しいねぇ。自分が記事中に取り上げた選手が即活躍をみせてくれるというのは。ブロガー冥利に尽きます。市川に続けとばかりに、今度はこの選手にビッグウェーブがやって来るんじゃないかとみている...





きょう偶然、古書店でこれを見つけてね。一度は目にしておきたかった本だから、思わぬ場所でエキゾチックな彼の顔を発見したときは、感激した。したがって大した根拠はないんだけど、単に陽岱鋼が活躍してくれればいいなーって(笑)

本人の口から語られる「ドラフト秘話」が、個人的にはかなり興味深かった。あの日みせた涙のワケ‥‥。云えるのはホークスが好きとかファイターズが嫌いではなく、プロのチームに入れる!という喜びからきたものであったらしい。そこに至るまでのスカウトさんの話とかも初耳だったし、なにか感動的。

ありがちなタダの「フットブック」という感覚はなくて、彼のファンはもちろん、FSファンにとってもけっこう有意義な書物になるのでないか。関心がある人は一度読んでみるといいYoh!?

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posted by 羽夢 at 01:51| Comment(0) | TrackBack(0) | FSコラム | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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