2015年07月18日

東京ドームの怪?ふたたび...

明日18日夜放送、アメトーークの「高校野球芸人」を見たいので、今のうちに眠たい目をこすりながら書きとめておきたいと思う。

まず“所信表明”から。せっかく週刊ベースボールを毎週欠かさず読んでいるのだし、少量ではあるが、その感想などを今後、記事と併せて載せておきたい。アレ読むと、毎回何か書きたくなって仕方なってくるんよ。需要があろうがなかろうが、推し進めていくのでよろしく。


記念すべき「第一弾」は、わりと長文でいこう。時期的にもタイムリーなネタからどうぞ。



7/27号

2015年のオールスターは8年ぶり?東京ドーム開催であった。周知のとおり以前は日ハムも本拠地としていたから、東京ドームで行われる頻度が他球場と比べ、異様に高かったわけだけど。したがって19年前の1996年のときは、パ・リーグ(日ハム)のホーム扱い。

斎藤雅樹と伊良部秀輝、両先発投手のすばらしい快投がかすんでしまうほどの大事件が、最終回に起こった。あの有名な「投手・イチロー」 である。これについて野村克也氏が自身の連載の中で吠えていた(笑)

まあ全セの監督を担っていたノムさんは一応、当事者であったからな。熱くなるのも判るけど、未だに根に持っておられたとは。今回も憤慨っぷりがハンパではない。読んでいて、たしかにノムさんの云いたいことも理解できるし、冷静になって考えてみれば仰木サン(全パの監督)の方が間違っていた‥のかも知れない。


ただ、当時の‥まだ青かった頃の私は松井秀喜に代打を送った彼を、到底許すことができなかった。仰木流パフォーマンスをフイにさせたのはもちろんだが、実は他にももっと大きな理由がある。イチローの前に投げていた西崎幸広の“好アシスト”をも、台無しにしてしまったのだ。


あの場面、9回表の全セの攻撃は3人目の打順のところで、ちょうど松井に回ってくる。ゴジラとの「夢対決」を実現させるには、前の二人の打者を、西崎氏が絶対に抑える必要があった。出塁を許してしまえば、イチローは松井と、以下の複数の打者と対戦しなければならない。これは現実的ではないだろう。勝負を“松井限定”にしたとしても、イチローの後に投げる“本業”の投手があまりにも気の毒だ。

はたして西崎氏が松井の前に走者を出さず、9回2アウトランナーなし。あとひとりでゲームセットにこぎつけられるという、仰木サンからしてみたら筋書きどおりのシナリオでイチローにバトンを渡せたわけだ。これで形は整った!さぁ固唾を呑んで夢対決の行方を見守ろうと思ったところで『代打・高津』のコール。一同、なんじゃそりゃと(笑)

拍子抜けしたのか、相手が投手で遠慮したのか‥キャッチボールごとくの投球をしていたイチローの姿が妙に印象に残った。「週ベ」によると『オールスターを祭と思うな』ということだから、そもそも我々野球ファンとは概念が違うのだ。だから、仕方ないといえばそれまでなのだけれど、ノムさんとはまた別の意味で、19年経った今もあの無念さは忘れられないでいる。


他には以前ここでも触れたこともある【セカンドキャリアの球人力】に、元ハムの鈴木慶裕氏が登場。現在は球界から離れ、飲食業界に活躍の場を移している。唯一出場したオールスター(1992年)での思い出話もあり、今号の人選は個人的にかなり嬉しかった。御年、52歳。久々にお姿を拝見したけれど、さすがに歳をとった(笑)

練習中の不慮の事故が引き金になって、シーズン中での引退を決意したオリックスの丸毛謙一選手。瀬戸山隆三が綴った未来のある、前向きな記事もなかなか良かった。それと、初めて訊いた情報なんだけど、巻末にある小林編集長のコラム!斎藤佑樹の「先発再転向」ってマジ?ですか‥。たしかに“迷走”しちゃっているのかもな‥。「高校野球芸人」みて、元気だそうっと。


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2013年12月02日

残されていた希望

湿った落ち葉が敷かれたアスファルトの上を、自転車で駆け抜けると「シャリシャリ」と音を立てます。それを一所懸命、ホウキで掃除してくれる人を毎朝見かけます。街路樹に面した通りではあっという間にゴミ袋がいっぱいになってしまうくらい、おびただしい数の落ち葉の量‥‥。同じ地に住む者として本当に頭の下がる思いです。

短かった秋の季節が終わり、本格的な冬の到来を告げる師走。プロ野球の契約更改も、各球団の主力選手の名が続々と登場してきます。そんな中で筆者が着目してみたニュース、とは...


佑には酷?大谷、中田との同日更改 ※東スポWeb

今月3日、斎藤佑樹と中田翔、それから今シーズン“二刀流”で球界の話題を独占した、1年目の大谷翔平。かつて甲子園やドラフト会議を沸かせたこともある、知名度の高い3選手が同日に更改を行うというのです。

なにやら年長者の斎藤に対して皮肉った感を受けなくもない記事でしたが、私はコレを目にした瞬間、少しだけ嬉しかったんですよね。ダルビッシュやら糸井やら、鶴岡‥がいなくなっても


『これだけのスター選手が、ファイターズにまだいる!』

そんな風に。何を今更?的な気がするかもしれないけれど“流出系”な、あまり明るくはないオフのニュースが続いた昨今に、あらためて気づかされたというか。だって「ビック3」と云ってもらえるほどの豊富な話題性とネームバリューを持つ選手を揃えているチームって、12球団を見渡してもそんなに多くはないでしょう?彼らが活躍して、今年みたいな順位ではなく、優勝争いに絡めるようになれれば札幌ドームに多くの観衆が集まり、どころか、ふたたび全国の野球ファンから注目してもらえる可能性も大いにあるわけですから。ファイターズにはまだまだ、たくさんの「希望」も残されていたのです。


3選手の中で来シーズン、個人的にもっとも期待を寄せているのが斎藤です。誰がなんて云おうと斎藤佑樹(笑)。今季0勝の彼が、たとえ少しでも貯金をつくってくれれば、これはチームにとって大きいですよ。最近は乾真大とトークショーをしたり、子供たちと綱引きをしたりと(笑)、充実したオフを過ごしているようです。田中将大を『マー君』と、公の場で初めて口にしたとかでニュースになっていたのには、さすがに驚きましたが(微笑)。昨年の今ごろを思えば、表情も格段に明るくなりました。おそらく秋季キャンプから調整がうまくいっている証でしょう。

先述の“希望”つながり。「パンドラの箱には希望が残されていた」 そんな話をよく訊きますよね。すべての災いを閉じ込めた箱。でもその箱の中には僅かな希望も残されていたという、古い言い伝え。各方面から色々と叩かれ、大ケガも負ってしまった斎藤には、それこそもう「希望」だけしか残されていないと思うのです。あとは「復活への道」があることを疑わず、歩みを止めずに這い上がっていく‥。これは今季のチームにもいえたことですよね。だから斎藤次第で、ファイターズもかならず浮上していくものと、信じています。

2014年、生まれ変わった斎藤佑樹に乞うご期待。


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タグ:斎藤佑樹
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2013年11月30日

「ゆくる人」 退団編.4 ≪2013≫

『どうしてこのテンプレートにしてるの?』


なんて思った訪問者も、一応4年くらい運営してきていますので、2、3人程度はいるかもしれません。私自身が好いているピンクを基調として見栄えがよかったのもありますし、実はつい最近まで大昔から長寿の象徴として縁起がいいとされる「鶴」のイラストだと思い込んでいて‥‥(左上の花びら?を 笑)。ファイターズにもツルこと、鶴岡慎也選手がいるし関与していいかなという、そんな軽いノリからでした。


あの頃はちょうど大野奨太が鳴り物入りでドラ1入団。高橋信との正捕手争いに勝った感もある鶴岡が『まだまだルーキーにポジションを渡すわけにはいかない』と云わんばかりに、自己最多の122試合に出場し、ベストナインにも輝いた年です。

そう考えてみると、入団時から鶴岡は常に誰かとポジションを争っていた‥いや、「競い合わされていた」そんな印象も受けます。これには元々捕手の“ツープラトン制”を好んでいた、梨田昌孝前監督の意向も多分にあったのでしょうけれど、やはり、当人はチームの「絶対的捕手」でありたかったということなのか...


FAによるソフトバンクホークスへの移籍が発表されました。2006年の日本一メンバーがまたひとり、チームを去ることになります。

大野に持っていないものも、彼はたくさん持っていたのですけどねぇ‥。今でこそ打率が3割にも迫ろうかという、打撃面がクローズアップされていますが、個人的に鶴岡が特に秀でていたと感じるのはリード面。1軍に定着したころはダルビッシュや八木といった入団1、2年目の若い粋の良い投手と意識的にバッテリーを組まされ、大きな声を張り上げて鼓舞してきましたっけ。

どちらかといえば“かわしたり”の、駆け引きが得意の大野が「慎重型」なのに対し、鶴岡のリードを一言で表現するならば「強気」 といったところでしょうか。内・外の、配球面のみを指しているのではなくて、ストレート主体で真っ向勝負といったニュアンスの方に近い。したがって武田勝やウルフよりも、ダルや後の吉川光夫と相性がよかった理由も、なんとなく判ります。


とりわけサインに首を振るケースも多かったダルビッシュは難しい面も結構あったと思うのですが、辛抱強く、気持ち良く投げてもらうことができるリードをしていました。ときに18.44メートルを隔てた、ふたりだけの“対話”をしながら‥‥。今やメジャーで2年連続二ケタ投手にまで上りつめた彼も、北海道日本ハムで鶴岡と出会えたのは、その後の野球人生において良い影響を与えてくれていたに違いありません。

いつだったか、完璧な投球を披露した日に『今日のピッチングならレッドソックス打線でも打てない』などと、女房役を務めた鶴岡が茶目っ気たっぷりに、でもどこか誇らしげに語っていたのが、つい昨日の出来事のように思い返されます。


‥それにしても近年ペナントを争うことも多い、ホークスが移籍先とは(苦笑)。今はまだまったくイメージが湧きません。『生まれ故郷(九州)に恩返しがしたい』という心意気は立派だけれど、ファイターズ戦に活躍して【鶴の恩返し】 なんて見出しが躍るのは、正直御免です。そうならないよう、鶴岡に球を受けてもらった多くのFs投手陣!来シーズン、ホークスが相手のときは一層がんばりましょう。

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2013年11月23日

「ゆくる人」 入団編.3 ≪2013≫

某有名人夫妻がこのタイトルに目をやったらおもわずビクッとしてしまいそうな、野村克也氏著の「女房はドーベルマン」。


この本の中に現役時代の野村選手が南海ホークス退団に至った理由からロッテに入団するまでの経緯が詳細に記されています。とりわけ驚いたのはロッテの金田正一監督が野村氏ではなく、本当は同僚の江夏豊投手の方を欲していた‥‥。要は『野村、ロッテに入れてやるから代わりに江夏を連れてこい』 そういう内幕があったわけですね。

結果、野村氏は当初の予定通りロッテに渡って、氏を慕っていた江夏投手は意に反する形で広島へ行くことになります。ただ、広島に行ったのは野村氏も正解だったと本書で述べています。観客の多いセ・リーグの方が彼は絵になるし、おそらく金田監督とも上手くやっていけなかったであろう‥そんな冷静な分析もなされていました。


移籍をめぐる、この一連の騒動の中で、野村氏が入団したロッテ入りを熱望していた、南海の選手がもうひとり‥。それが柏原純一さんです。

ロッテに行くことが叶わずに揉めに揉めた結果、最終的に南海との交換トレードという形で日本ハムにやってくるのですが、これが柏原さんにとっては「吉」とでました。大沢啓二監督からいきなり4番打者に抜擢され、移籍4年目には3割を打って悲願のリーグ優勝にも貢献。胴上げ投手となったのは奇しくも広島から移籍してきていた、盟友の江夏...


常にチームの中心選手として居続け、日本ハムでその野球人生を謳歌した柏原さんが2014シーズンより、1軍の打撃コーチに就任することが決定しました。実に29年ぶりとなるファイターズのユニフォーム姿‥。なんだかワクワクとしてきます。


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81年の優勝時とその前後の年。すなわち「全盛期」を目の当たりすることができなかった筆者にとって、様々な書物の中で目にした柏原純一選手というのは、まさに“偉人”のようなお方でしたから。ですので、個人的にはこの人事が一番嬉しかったですね。

「敬遠球本塁打」や「新庄剛志の師匠」 とかは今Wikiにも載っているくらいですし、かなり有名な話なので割愛させてもらいますが、私視点で注目してほしいなぁ思うのは柏原さんの“スタイル”でしょうか。

身長179センチは野球選手としては驚くべきほどでもないのですけど、足が長く頭も小さいので、おそらく7、8頭身‥それくらいに感じたのですよ。あの当時はズングリとした体型をした選手が多かったせいか、柏原さんのモデル体型?にはひと際目を奪われましたね。

まあ選手時代のころの話ですし、現在は多少の変化はあるかもしれませんが(笑)。でもその“兆し”は間違いなく今でも見られると思いますので、来季のユニフォーム姿に注目してみてください。


≪関連≫
女房はドーベルマン
「チョット不細工な敬遠ホームラン‥」

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2013年11月21日

印象に残る 「トレード劇」 vol.3

「不可解」といわれれば、そういう見方もありますね...


先日発表されたDeNAの佐藤祥万投手と加藤政義のトレード。栗山監督のコメントとして『うちは左が補強ポイント』なんて報も出ていました。‥しかし、どうせならここは『祥万をどうしても獲得したかった!』の方が、我々ファンもシックリといったのではないでしょうか。

なぜなら前年に同じチームと、同じような1対1の交換トレードをしたばかりで、そのときに左腕の土屋健二投手を放出しているのだから。左投手がウィークポイントなら、伸び盛りであった土屋を、みすみす手放す必要もなかったのではないか‥と。


もっとも年ごとに選手の顔触れは変わるわけだし、昨年と今年とでは取り巻く環境がまた変化してきているのも事実です。それにしたって‥というのが、現場にはいないファンの率直な感想。交換相手の北篤は怪我もあって、今シーズンの1軍戦での出場は0。一方の横浜に行った土屋は、プロ初勝利含む2勝をマーク。ハム出身者として嬉しさ半分、下記のようなニュースを目にしてしまうと、虚しさも半分‥。なんとも複雑な気持ちになります。


【DeNA】土屋100万増来季開幕枠だ ※日刊スポーツ 


ここまでの経緯と、さらに今後始まっていくであろう土屋の“ストーリー”は、否が応でもあの選手の記憶を呼び起こさせます。ベイスターズの前身・横浜大洋と22年前に交わしたトレードの当事者。ファイターズはあるベテラン投手を獲得するのに、4年目の島田直也投手を交換要員としていました。

土屋と同時期に移籍した島田直投手は移籍初年度に、待望のプロ初勝利。それどころか、以後は中継ぎエースとして横浜の一時代を築くまでに成長。1998年には大魔神に繋ぐ、強力リリーフ陣の一角を担って日本一にも貢献されています。

くしくも同年のファイターズはシーズン後半からの“投壊”により、逆転Vを許してしまった年。あの時ばかりは、本当はこんなこと考えてはならないはずなのに、幾度私の脳裏をかすめていたのでしょう‥‥ 『直也がいてくれたら』 と。


おそらく鯨からのファンなら感涙級‥


球団とすれば‥いや、もっと厳密にいうと「戦略的」に見たらあのトレードは“失敗”だったと云わざるを得ません。ただ、当事者の目線でみたら、きっと“正解”だったのでしょうね。島田直投手も横浜へ行ってプロで成績を残すことができたわけですし、もしあのままファイターズに留まっていても芽がでなかった可能性は、否定できません。

そういった意味では横浜球団と、同投手にかんしては有形無形の財産をもたらしてくれたトレードともいえます。‥結果、悲しいかなファイターズには何も残りませんでしたが(苦笑)


したがって一昔前の金融系のCMではないけれど、一歩踏みとどまって『よく考えてから』『計画的に』 トレードを敢行してほしい。するなら。土屋しかり、近年はどうも自前で育てることに、いささか見きりをつけるのが早すぎる気もしています。「育成上手」と周りから持てはやされてはいるけれども、そのほとんどがドラフトの最上位で獲ってきたような、元の素材からして最高の金の卵たちばかり‥。もっと“たたき上げ”のストーリーを、ファンは見てみたいのです。

‥無論、移籍をしたからには新天地で活躍してほしい気持ちは私とてありますが、せっかく縁あってきてくれたのだから、どうせならファイターズで花を開かせてほしいですものね。プロ未勝利の「横浜発」佐藤祥万投手が島田直投手や土屋の“逆バージョン”で、北の大地で飛翔する‥‥。たまにはこんな物語があってもいいでしょう?


【話題度】 D
【巧度】 E
【成功度】 E
※1991 島田直也⇔石川賢

≪追伸≫
島田直也といえばOBの芝草宇宙氏と同期入団で、ともに高校時代は甲子園を沸かせた投手でした。このふたりが「リリーバー」の適性があったなんて、今思うと面白いですよね。

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2013年11月19日

「ゆくる人」 退団編.3 ≪2013≫

あまり好ましい印象は持っていませんでした...


ファイターズに来てまだ間もないころは抑えても打たれても、どこかいつも「ムスッ」としているように映ってしまい‥。どちらかといえば当初は痛打を浴びるシーンの方が目についたので余計にそう感じたのかもしれません。別に試合中にニコニコしろと云っているのではなく、今思えば単にあれが彼の“真顔”だったわけですが。

何かの偶然か、はたまた「伝統」なのか。スウィーニーやトーマス、ミラバルにグロス‥‥今まで籍を置いた外国人投手の大多数が“甘め”なマスクの持ち主。そんな中で例外である“コワモテ”の彼は、でも闘志を前面に出すわけではなく、内に秘めたタイプで、どこか不気味なオーラをマウンド上で醸しだしていました。

結局そのスタイルが最後まで変わることはなかったのだけれど、入団時から抱いてきた「負」なイメージを一変させてしまった出来事が、リリーフから先発に転向し、二度目の登板となった試合。


勝利を収めて、お立ち台に上がる際‥‥とつぜん女房役である大野奨太の、「抱き枕」をかかえながら現れてきたのです。悪戯な笑みを浮かべながら‥‥。瞬間的にブライアン・ウルフに対する見方が、自分の中で変わりました。


『意外にかわいいとこあるじゃん』

そんな風に(笑)


以来、先発ローテーションの一角を担い、毎年のように安定した成績を残し続けてくれたウルフ。大黒柱だったダルビッシュ有がチームを去ってしまうという「激動期」にあって、試合をキッチリとつくってくれるウルフの存在は貴重で、ずいぶんと助けられもしました。

ファイターズが強かったときも弱かったときも、当たり前のようにそこいてくれた彼が、来季はもういません。苦楽を共にしてきた、仲間との別れ...

4年間で積み上げてきた勝ち星の数は35。日本で成長し、成功を収めた球団史に残る“アタリ”助っ投。本人が国内でのプレイを希望しているとの報道もありましたが、それならセ・リーグへ‥。できることならばあまり“敵”には回したくない男です。

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2013年11月17日

「ゆくる人」 入団編.2 ≪2013≫

横浜DeNAと巨人、両球団とファイターズとの間で2件のトレードが成立しました。


ベイスターズとは佐藤祥万投手と加藤政義内野手の交換トレード。ジャイアンツとは金銭トレードで市川友也捕手を獲得したわけですが、同日に発表されたこの第一報をネットで目にしたとき、私は色々と混同してしまい、当初昨秋の日本シリーズで物議を醸した?加藤健捕手がやってくるのかと、とっさに思いました。‥それではそれで因縁めいていて“ネタ”的には面白かったかもしれませんけれども(笑)


加藤捕手ではなく、ジャイアンツからやってくるのはプロ4年目の市川。近ごろはどこの球団も見切りをつけるのが早いですね。ハムのは特に顕著かもしれませんが(苦笑)。もっともトレードの場合は「うちにいて埋もれるくらいなら‥」といった、よそへ行って出場機会を増やさせる意味合いもあるので、球団の「温情」措置であるケ−スも多いです。ベイスターズへ行く加藤政もきっとそうなのでしょうし、市川捕手も、ジャイアンツは今年のドラフトでキャッチャーを獲得していましたものね。


正捕手・大野奨太を脅かすくらいになるまでは多少の時間を要するかもしれませんけれど、それに続く若いキャッチャーがまだまだ経験に乏しく、心もとない気もするので、当面は貴重なバックアップ要員としての活躍を、来季の市川選手には期待してみたいです。


しかし、市川といえば個人的に印象に残っている、忘れられない出来事があります。

2010年4月のマツダスタジアム。就任したばかりの木村拓也コーチがノックをしている最中に倒れてしまった際‥‥外野手からの返球を受ける役割を担っていた彼が、すぐ隣にいたのです。

突然のことに、驚いたのでしょう。当時ルーキーだった市川選手は呆然とその場に立ちつくしているだけ。異変を感じ取った小笠原道大選手らが慌ててコーチの元へ駆け寄ってきました。一体どんな思いで、あの事態を見つめていたのか‥‥。あれから心身ともに逞しくなったであろう、市川選手の北の大地での再出発!応援しています。


ベイスターズから移籍してくるのが佐藤祥万。左腕投手ということで、栗山監督が獲得を推していたとの情報もあり、惚れこんでいるのが何より、その「投げっぷり」 だそうで...





力感あふれるフォーム!たしかに力強いですね。故にコントロールに少し難がありそうなタイプにも見えますが、まぁ典型的な「パワー系」のピッチャーということなのでしょう。来シーズンよりセットアッパーの石井裕也が先発に転向するとの話も出ており、同じ左の乾も根本も今季いまひとつ殻を打ち破れずにいたので、佐藤投手にかけられる期待も大きいと思います。

環境の変化で「大器」の覚醒なるか!?

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2013年11月13日

「ゆくる人」 入団編.1 ≪2013≫

球団から2名の新外国人投手、獲得の知らせがありました...


ひとりはルイス・メンドーサ投手。

外国人選手の補強ですと、よほどの大物でないかぎり未知な部分が多く、情報もかぎられてきます。したがってこの手のネタを掘り下げていくのはわりと難しいのですが、同投手の場合は既にwikipediaにも載っているくらいの有名な選手‥だったらしい(笑)

筆者もMLB通ではないので存じていませんでしたけれど、今シーズンはロイヤルズでプレーし、15試合に先発して2勝6敗‥。ただ、この数字よりもメジャーで94イニングスも放ってきたところをみると“現役バリバリ”と申し上げて良いでしょう。しかも一昨年は8(10敗)もあげています。年俸は現時点で分かりかねますが、ファイターズにやってきた、久々のビックネームとみてよろし?


実際のプレーぶりを観たことがないので、イメージだけを膨らませてみると‥‥身長190センチで体重が109キロ。かなりの「巨漢系」投手ですね。サイズ的には今季ファイターズに所属していたB・ウルフとほぼ一緒です。ただ、彼は“長髪”なようなので、シルエットは同ホークスにいたパディーヤの方に近いか。ちなみに絵に描いたようなメキシカンな風貌。男前のメンドーサはファイターズのユニフォームがよく似合いそうです。



Welcome!Luis Mendoza!!


独特な名前を文字ってファンやマスコミにいじられるかもしれませんね。あえてここでは触れませんけど。メンドウ臭いから。‥‥来季は先発要員として期待をされています。


もうひとりはマイケル・クロッタという、身長2メートル超えの右腕。これくらいの長身の投手だと、その高さを活かした「パワー系」のイメージを抱きがちです。古くはヤクルトに在籍していたテリー・ブロスや現代だと広島のミコライオのようなタイプ?

ただ『自分の持ち味である制球力とゴロを打たせるピッチング』(球団公式サイトより) と、本人が口にしているように 、クロッタはまた違ったタイプの投手みたい。体のサイズとゴロアウトを得意とするとならば、前オリックスのデイビー系か?‥顔はかぎりなくディクソン系ですけど(笑)

球の速さは?決め球は何!? メンドーサ共々、一体どんな投球をみせてくれる投手たちなのか、興味は尽きませんよね。来春のキャンプが楽しみです。‥残念ながら彼ら入れ替わるように、今シーズンかぎりでファイターズを退団することが正式に決定した外国人投手については、また次の機会に...


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2013年11月09日

印象に残る 「トレード劇」 vol.2

先日触れた、三村敏之さんの本を久々に読み返していたときに思いだしたことなのですが、1974年オフにカープとの間で交わされた交換トレード。これもなかなか味わい深いんですよ。


日本ハムファイターズと球団名を改めた、この前後の時期は「東映色」を一掃するために、主力選手をトレードなどで大量に放出していたころ。主にセカンドを守り、内野のキーマンでもあった入団7年目の大下剛史さんも、例外ではありませんでした。

もっとも大下さんのケースは少し違っていて、カープの監督の就任したばかりのジョー・ルーツ氏の強い要望によって実現したとも訊きます。その交換相手の一人が広島商業時代に同じ釜の飯を食ってきた、上垣内誠(かみごうち・まこと)さんだったのですね。長いプロ野球史をみても、こうした人間模様が織りなす「トレード劇」は希少といえます。


生まれ故郷に帰った大下さんは発奮。赤ヘル軍団の一員として翌年の初優勝に貢献されました。東京にやってきた上垣内さんも、成績だけをみれば見劣りはしないのですけれど、インパクトの大きさという点ではやはり!大下さんを獲得したカープの「圧勝」といった感じでしょうか。‥結果論とはいえ、あらためて振り返ってみると、何かこれと似たようなことを繰り返していた印象も受けてしまいますねぇ。当時のファイターズは。


大下さんといえば現役時代を目にしていないのもあって、筆者は解説者(テレ朝)のときのイメージが根強いのですが、子供ながらにもハラハラして聴いていた覚えがあります。よくコンビを組んでいた若かった頃の辻義就さんにはずいぶんと手厳しかった(笑)。お門違いの質問をすれば当然のごとく、無視!その間に流れる数秒の「沈黙」がなんとなく居たたまれなくて‥。それに比べれば近年はだいぶ丸くなられたでしょうか。


そうそう、個人的に忘れられない大下さんの発言があります。それは...


『私も“一応”(ファイターズの)OBですから‥』

文字だけでは伝わらないかもしれませんが、OBというわりには“愛着心”といいますか、そういったものが以前よりまったく感じられなかったんですよ。不思議と当時は。無論ひいき目なしで、平等に解説されていたということなのでしょうけど、まだ幼かった自分は 『日本ハムではあんまり良い思い出がなかったのか?』 だなんて、勝手に詮索してみたり(笑)

それだけにプレーオフ進出記念企画(2006年)として、突如、新聞紙上でコラムを書かれていたのには驚きましたね。今でもファイターズのことを気にかけてくださり、ありがとうございます。来シーズンから駒澤大の後輩に当たる白井一幸氏も帰ってきますので、一層あたたかく見守っていてください!


【話題度】B
【巧度】E
【成功度】D

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2013年11月05日

印象に残る 「トレード劇」 vol.1

イバタとか、欲しいですねぇ...


今季限りでドラゴンズを退団することが決まった井端弘和選手。手に入れられるものなら是非!という感じです。明確な理由は特にないのだけど、しいていうならフィーリング?何か今のファイターズにとって必要なものを、彼は兼ね備えていそうだし、経験値とかも非常に魅力に感じるんですよね。

‥まあ現状を見渡せば内野手にかんしては若手から中堅どころからまで多種多様な人材が揃っていますし、手は挙げないとは思いますけれど。


そもそもトレードで獲得となると、今のFsって交換要員になり得る、“過剰”している戦力(選手)がなかなか見つからないので困ってしまいますよね。ことさらピッチャーの方は主力と若手との間に、まだまだ分厚い壁がある気もします。よって今のファイターズが主力投手を出せるはずもないし、まだ発展途上の若手投手を好きこのんで獲得に手を挙げる球団も多くはないでしょう。


大昔からチームを「改革」するために、トレードという手段を巧みに用いてきました。いわゆる出血覚悟の‥といった“大型系”のトレードですよね。打の柱だった張本勲さんを放出とか、現代では到底考えられないこと‥と思っていたら、どっこい!昨オフは主力級の糸井嘉男のトレードで、世間を仰天させてくれました(張さんのは本人の希望だったとも訊きますが)

ポイントポイントで、突如大型トレードをやってのけてしまうのは、もはやファイターズの「伝統」なのかもしれません。昨今はややそれが“裏目”に出ているような気もするのですが‥(苦笑)。今回より不定期ではありますが、泣いた・笑った!そうした悲喜こもごもな、印象に残った「トレード劇」を振り返ってまいります。


まず第一弾は1995年のオフ。福岡ダイエーホークスとの間でまとまった、「武田一浩+松田慎司」⇔ 「下柳剛+安田秀之」について。


このトレードにかんしていえば、「予感」めいたものはありましたよね。武田投手も下柳投手も、前の球団で“干されていた感”がありましたので。武田投手は当時の上田利治監督ら首脳陣と馬が合わなかったらしく、体はどこも悪くないのに、ずっと2軍暮らしを強いられていました。同投手はのちに、この時のことを『悔恨の日々』と仰っていたので、両者の間にはもう埋めることのできなかった深い溝があったと、推測できます。

下柳投手は新任の王監督から期待もされていましたし、まだ年齢も若かったので本来であればトレードに出されるような選手ではなかったのですが、同年のシーズン中に自らの不注意で交通事故を起こしてしまい、出番を急激に減らしていたんですよね。もしかすると、それも放出の“遠因”になってしまったのかなと‥。本人は移籍後も『ホークスを見返してやりたい』などと、ことあるごとに口にしていたので、本意ではなかったと思いますが。


予感があったとして、次に焦点になるのは交換先がどこになるのか?ということでした。当初、武田投手の有力な移籍先と目されていたのが、明治大の大先輩にあたり、同じ島岡吉郎監督の遺伝子を引き継いだ星野仙一氏が率いる中日ドラゴンズ。

結果的に交渉がうまくまとまらなかったわけですが、一説によるとファイターズ側が左腕の山本昌投手を要求していたとか何とか‥。今思うと“無謀”にも思えてきてしまいますけれど、もし万が一!このトレードが実現していたら、山本投手の野球人生はかなり違ったものになっていたでしょうねぇ。


しかし、まさか同一リーグのホークス相手とは予想すらしていませんでした。やはりアイアンホークと呼ばれた、タフで若い下柳投手がFsサイドも魅力的に映ったのでしょうか。この頃は左投手が絶対的に不足していたのもあったし、何より同投手がファイターズ戦に滅法強かったという背景もありましたので、人選としては非常に的を得ていた感じます。

個人的には一緒にやってきた安田秀之選手にもかなり期待を寄せていました。本職は捕手なのですが、ファイターズでマスクをかぶる機会はほとんどなかったですね。持ち前のパンチ力を活かして代打でも活躍されました。安田さんはとにかく体が大きいので、打席に入ると「打ってくれそう感」といいますか、常にそういうのを抱かせてくれましたね。現代でいえばいささか鵜久森風味(笑)


参考までにホークスへ渡った松田慎司投手の、ファイターズ在籍期間は3シーズンのみ。そのためか、あまり記憶に残っていないのですが、あらためて当時の映像を拝見すると左腕からずいぶんキレの良いボールを放っています。先発と中継ぎで役割は違えど、小柄な体型も手伝って何か石川雅規投手を連想させるようです。もっと「軟投派」なイメージもあったのですけどね。



ルーキーイヤーの貴重映像


なんとなく嫌な予感はしていたのですけど、武田投手は翌年、新天地の福岡で15勝をあげる大活躍‥。下柳投手がその鉄腕ぶりを発揮するのは翌々年からでした。

【話題度】B
【巧度】C
【成功度】B
※特A〜E

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2013年10月17日

「ゆくる人」 退団編.2 ≪2013≫

トレードでファイターズに来ると判ったとき、本当のことをいうとすごく嬉しかった...


2000年前後の頃はCS放送もまだそれほど普及していなかったので、テレビ観戦といえばやはり巨人戦。そこにいつもまぶしく映っていた、当時としては珍しい“打てる”ショートストップ。優勝を決めるサヨナラホームランを放って巨人ファンの身内が涙していたこともあったな。2打席連続で満塁ホームランをかっ飛ばした試合もあったっけ‥。

あの全国区のスーパースター・二岡智宏がうちにやってくる!

‥もちろんファイターズも主力投手を代わりに放出していたのでショックも多少はあったのだけれど、でもそれをかき消してしまうくらい、二岡選手の加入には小躍りしたくなる思いでした。


私の手元に一冊の本があります。元はといえばこれから入団してくるスターをもっと知ろうと、念願かなって手にいれた本。 「青い空を見上げて」





こちらは二岡選手の当時の心情を綴った日記、周辺にいる人たちから見た、同選手に対する“証言”、さらにはプロ3年目にあたる2001シーズンまでの軌跡をライターが書き起こしたものもあります。2001年までというと、ちょうど長いスランプと故障に苦しんでいた「低迷期」で、本書からもその苦闘ぶりがうかがい知れます。‥翌年になってから日本シリーズでMVPを獲得したりと、ようやく全盛時代を迎えることになるのですけれど。

ファイターズに移籍してきた当初も足の故障がまだ完治していなく、万全といえる状態からは程遠かったために、なんだか重なって読めてしまう箇所もありました。ただ、読めば読むほどに、一般的なイメージとして定着されていた“クール”とはまるで真逆な選手でいるのがよく伝わってきます。たとえば「6月某日」の日記...


スタメン落ちの日が多くなった。
今の状態では仕方がない。
ただ、自分を信じて毎日、努力するだけ。とにかくやるしかない。
P122より


ある記者が握手をしたら『岩のように(手が)堅かった』という証言もあります。これも昼夜問わず素ぶりを繰り返してきた、たゆまぬ努力の結晶。古傷の影響でほとんど守備には就けず、ベンチを温める機会も多かったファイターズではここぞの場面で登場してくる代打として勝負強い一打を数多く放ち、北海道のファンを魅了してくれました。「原点」が、ひょっとしたらあの頃にあったのかもしれません。


右中間へグングン伸びていく“二岡らしい”、彼にしかできない打撃は巨人時代からサビついておらず、登場曲として使用していた「スカイハイ」を聴くたびに、不思議と胸の高鳴りを覚えたものです。

たくさんの夢を与えてくれた二岡選手の未来が、台風の嵐が過ぎ去ったあとにひろがる美しい青空のような、どうか穏やかなものでありますように...


お宝Photoも満載!
nioka.book2.jpg


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2013年10月15日

「ゆくる人」 退団編.1 ≪2013≫

同じ「ユウちゃん」でも斎藤佑樹とはまた違った意味で、田中将大との投げ合いを観てみたかった...


高3の夏、田中がいる駒大苫小牧相手に決勝で敗れ、甲子園行きの切符を逃した、植村祐介投手。プロで、しかも札幌ドームを舞台に、両者の“再戦”が実現したならば、道産子たちにとってはそれこそ「夢の対決」となったのではないでしょうか。

ファイターズでは叶わなかった“リベンジ”の機会‥‥。まだ25歳と若い植村投手の再起を心から願います。


斎藤佑が入団する前で、『持ってる』なんて言葉が当時は球界でもそれほど定着していませんでしたが、あの頃の榊原諒投手はまちがいなく 『持っていた』でしょう。

先発投手の急なアクシデントや早期KOなどによって、緊急登板する場面も多かった2010年。その度に味方が逆転に成功し、同投手に勝ち星が転がり込む‥‥。ファンの間では一時期『ミスタースクランブル』とも呼ばれていました。

しかし、ただ運が良かっただけなのではなく、その勝利も榊原の好投があってこそのもの。2.63の防御率と1.00を切ったWHIP(0.98)が、何よりその安定具合を示しています。鋭い変化をみせるスライダーが武器。「逆境」に強い榊原なら道は自ずと拓けてくるはずです。


今季ファームでの試合を観戦してきたなかで、セットアッパーを務めていた糸数敬作投手の登板を、度々目にする機会がありました。

‥フォームを横手に変更した当初は違和感を覚えていたものです。亜細亜大では上手から速球をビシビシと投げ込み、「糸数=剛球」なイメージが根強かったので。

ただ、結果的にこれが功を奏し、ローテーションの一角を担う活躍を見せてくれた時期もありました。スピードを捨てた代わりに制球力とプロ初勝利、さらにはポストシーズンでの登板と、糸数は大きな勲章を手にすることができたのです。

今シーズンは1軍戦での登板には恵まれませんでしたが、観に行ったファームの試合ではずいぶんと力強い、生きたボールを放っていた印象も受けました。たとえユニフォームが変わったとしても、沖縄発北海道育ち「アグー」の完全復活の日を、ファイターズファンも待っています。

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2013年10月03日

観戦レポート&「スターの証明」 ≪2013.10/2 vsオリックス@札幌ドーム≫

登板日前から注目を集め、試合後も結果はどうあれ、投げたこと自体が“ニュース”になってしまう...


ファイターズファンでなくとも誰もが知っているような「スター」を十数年来欲してきた自分にとって、斎藤佑樹がまさしくそういった存在でした。

アンチと呼ばれる人が結構いるのも知っています。でもそういった方々も、彼が登板をすればとりあえず注目はしてみるのです。『今日はどうだったんだ?』 『斎藤は本当に大丈夫なのか』‥などと。

これだけ人々の“関心事”となってしまう選手はなかなかいません。斎藤佑樹はやっぱりスターなのです。そんな選手が北海道の球団にいてくれることを、私は誇りにすら感じています。


約一年ぶりとなった、1軍での復帰登板。5回途中までを6失点‥‥突きつけられた、今のスターの現実。でもこの日バッテリーを組んだ、もしかしたら最初で最後かもしれない、百戦錬磨の中嶋聡捕手とコンビを組めたことは、斎藤にとって非常に大きかったのではないでしょうか。

ひたすらベースの内にミットを構える兼任コーチ。スピードはないながらも時おりチェンジアップを交えて、緩球を用いたリード。今後投手としてあるべき姿を指南してくれていたように思えてなりません。


結果打たれはしましたが、復帰戦で“無事に”あそこまで投げられたことついては満足しています。顔つきも以前よりだいぶたくましくなったように見えました。‥もっともこれは“ファーム焼け”したせいもあるのかもしれませんが(笑)

2軍の登板試合を実際に観戦してきたり、成績をみるかぎりでは当初は不安だらけのマウンドでした。しかし投げさせてみて良かったのではないかと、今は思っています。半年前までピッチングもままならなかった斎藤が、四球を連発しても、フォームはまだまだ不細工であっても‥‥ようやく、ここまで辿りつくことができたのだから。降板時にスタンドから沸き起こった大きな拍手、もがき苦しむ斎藤をずっと観てきたファンはきっと皆同じ想いでしょう。

球界のスター、斎藤という「星」がふたたび輝きを放つ日は、どうやらそれほど遠い未来ではなさそうです。

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タグ:斎藤佑樹
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2013年09月27日

観戦レポート&「外国人選手、悲喜こもごも」 ≪2013.9/26 vs千葉ロッテ@札幌ドーム≫

現代にいる選手が昔のユニフォームを身にまとって試合を行った、レジェンドシリーズ。個人的にも大変楽しみにしていた企画でしたが、別件が忙しかったこともあり、該当期間で実際に「生レジェンドユニ」を拝めたのは結局1試合のみにとどまりました。

その1試合とは8月の終わり、敵地・QVCマリンでの千葉ロッテ戦です。序盤から大量失点を喫し、ファイターズの必死の追い上げも実らずに惜敗‥。遠路はるばる足を運んだ試合に敗れてしまったことは本当に残念でしたが、今思うとあの試合を現地で観てきたのは正解でした。先発を務めていたのが、この度チームを退団することが決まった、ボビー・ケッペル投手だったからです。

当日はひどい強風に見舞われていて、同球場の名物でもある花火も中止になってしまうほど‥。それでもケッペルは動じた素振りをみせることもなく、終始淡々と投げ続けていました。強風がピッチングに影響を及ぼした可能性もあり、またバックの守りの部分でも思うようにいかなかったシーンも多々見受けられましたが、こんなときでも常に冷静でいられたのがケッペル投手。そういった意味では“外国人らしからぬ”といいますか、本当に穏やかな、好男子選手でした。ファンやナインから好かれていた理由も分かりますよね。


国内で、ファイターズのユニフォームを着たケッペルを観れるのが、まさかあの日が最後になるだなんて思ってもみませんでしたけれど‥‥。ただ、縦じまのユニフォームが長身の背番号「31」にやたら良く似合っていたのもあってか、おかげで最後の雄姿をまぶたに焼きつけることができました。

退団が決定した際にファンに残したコメントも、感謝の思いと、北海道への愛着が痛いほど伝わってきて胸を熱くします。これからの彼の野球人生も、どうか素敵なものでありますように...


4年前にケッペルと共に入団してきた盟友のブライアン・ウルフ投手の進退にかんするニュースも、紙上を賑わしています。ここまで9勝をあげている同投手まで退団となれば、チームは大きな痛手を負ってしまうこととなり、来シーズンに向けた戦力構想に狂いが生じてくるのは必至の情勢。

国内他球団の移籍を希望している‥なんて一部メディアが報じていましたけれども、ミスが多かったり、援護点が少なかった今季のファイターズに多少なりとも不満を抱いていたのでしょうか。来年はしっかり守り、たくさん点も取りますので(笑)、どうか残留の方向でお願いします。


今日は助っ人がらみで明るい話題がひとつ。ミチェル・アブレイユ選手が試合を決定づける29号ホームランを放って勝利に貢献。久々に“アブちゃん”らしい、球足の速い打球がレフトスタンドに突き刺さりました。若い中田翔選手は今後いくらでもチャンスはありますが、外国人選手はそれこそ一年一年が勝負。ここまできたら是が非でもタイトルを獲得したいでしょう。

「本塁打王」の称号はアブレイユの手に渡るのか、それとも‥?こちらも最後まで目が離せなくなりそうです。


≪追伸≫

ケッペル投手はマリーンズ戦でピッチャーライナーの「背面キャッチ」というのを過去2度ほどやっていますよね。あれも同投手を語るうえで外せないエピソードのひとつです。しかし、あんな器用な取り方は今まで観たこともなかったです。意外に身体能力の高さは陽選手並みだったして(笑)



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2013年09月26日

観戦レポート&「3年後の、今」 ≪2013.9/25 vs千葉ロッテ@札幌ドーム≫

つけた点数は120点“満点”


2010度のドラフト会議における、直後の個人的な評価です。もちろん1位で斎藤佑樹投手をクジで引き当てた「興奮」も加味されていたのですが、他には乾真大・榎下陽大といった当時の大学球界屈指の好投手を同時に獲得できたことも、あのときは非常に大きいと感じていました。

しかしどうなんでしょう‥。あれから3年が経過し、斎藤は故障で長期離脱中、乾も榎下も時おり潜在能力の高さを感じさせる好投を披露するものの、長続きせず。3投手とも完全に戦力になっているとは、今の段階ではまだ言い難い状況です。特に乾にはチーム内でも貴重な左腕なだけに、一刻もはやく一人前になってほしいところなのですが。


今日は先発のウルフの後を受けて、2番手投手として登板。勢いのついたマリーンズ打線が相手だったとはいえ、2安打を浴びてウルフの残したランナーをすべて還してしまい、自身も1自責点。カウントを有利にしながらの痛打には歯がゆい思いもしました。大きな変化をするスライダーを中心に、元々変化球にはいいものを持っているので、来シーズンはストレートにさらに磨きをかけて左打者に嫌がられるピッチャーになりたい。

‥4月29日のバファローズ戦では大量10失点し、本人もまた違った意味で忘れられない試合となったでしょう。ただ、このとき“12点”まで跳ね上がった防御率も、現時点で6点台にまで上昇させています。力はあります。斎藤佑先発、乾が中継ぎとして登場し、クローザーとしての資質もありそうな、榎下が最後を締める‥‥。4年目を迎える来シーズンこそはこんな「同期リレー」を是非みてみたいです。


2010年ドラフト組の中で突き抜けた存在となっているのが、高校出の西川遥輝選手。満塁の場面で放った4回のタイムリーツーベースなどをみていますと、やはり打撃にかんしては非凡な才能を持っていますよね。1軍に定着して実質2年目の選手とは思えないようなボールのとらえ方のうまさに、またその打球の鋭さ。‥タイプ的に似ていた田中賢介選手の同時期よりも、今の西川は数段上をいっているかもしれません。故障の癒えた来シーズン以降の活躍も、本当に楽しみです。


先日1軍デビューを飾り好投をした齊藤勝に、西川に負けず劣らずの長打力を持ち合わせる谷口雄也も、上記選手たちと同期の3年目。彼らの持つ高い能力が花開いたとき、ファイターズはふたたび常勝チームに転じている可能性も‥なきにしもあらずといったところでしょうか。

≪関連≫
ドラフト総括&コラム2010

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2013年09月24日

観戦レポート&「ファンが望むもの」 ≪2013.9/23 vs東北楽天@札幌ドーム≫

とうとう謝らなければいけないときがきたようです。


リーグ連覇の可能性がなくなり、CS進出も絶望的な状況‥‥。おもえば開幕前、私は評論家の下馬評はいくら低くても『上位にいくだろう』 『心配しないで』などと、さんざん“豪語”しておりました(苦笑)

正直なところ優勝はどうかと思いましたけれども、最低でも3位以上にはなってくれると、信じきっていたのです。もちろん開幕後に様々な“誤算”が生じてきていたのは事実ですが、この際もう言い訳はするまい‥。春のホラ吹き野郎をどうかお許しください。


昨年のチャンピョンチームとして意地をみせたかった、週末のイーグルスとの3連戦。『目標があるチームと、ないチ−ムの差』 『誰が打ったかも忘れてしまうくらい(笑)』等々、ファイターズ側からみれば屈辱的な敵将のコメントの数々が、すべてを物語っていたでしょう。

自分も何とかいい部分を見出そうとしましたが、皆無に等しく‥‥。打てず・守れずでミスのオンパレード。そして3戦目の今日の試合はプロ初先発の谷間の投手相手に5回までノーヒットに抑えられるという、「どん底」を絵に描いたような締め方。もはや勢いがどうのこうのの問題ではなく、単純にこれが今の両チームの実力の差なのでしょう。


勝敗も大事ですが、その日“見せ場”があったのかどうかを筆者は最重要視しています。仮に試合に敗れたとしても、良い試合をすればお客さんも多少は満足して帰路についてくれるはずです。一番やってはいけないというか、私自身もっとも好まない展開がシャットアウト負け

得点がなければスタンドが大盛り上がりをするシーンが一度もなかったことになるわけですからね。多田野数人が久々に投じた超遅球が今日唯一の“見せ場”があったとするならば、それはあまりにも悲しすぎます。


順位とか勝敗はもうあまり気にしていませんので、残りの11試合で何とか来季への希望とか可能性をみてみたい。そして負け続けても、それでも尚、たくさん応援に駆けつけてくれるファンのために、とにかく覇気のある良い試合を観せてあげてほしい...

8試合残っている札幌ドームでの試合でファンが望んでいるのはきっとそういうものだと思います。このままやられっぱなしのままで終えるわけにはいきません。

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2013年09月19日

観戦レポート&「流れを変える、頭部死球」 ≪2013.9/18 vs埼玉西武@西武ドーム≫

ファイターズが終盤8、9回に得点し、連敗を「4」でストップさせました。


先頭打者として打席に立った西川遥輝選手がライオンズの4番手・ウィリアムス投手の直球を頭に受けて、その場に倒れ込み途中交代。同投手は危険球で退場処分となります。西川選手は幸い大事には至らなかったようで安堵...

しかしながら左投手を苦手としている西川に、カウントも早々に追いこんでいました。あのまま何事もなく打席に立っていても、出塁できた可能性は正直低かったと思います。それだけに理想的な継投もでき、勝利がみえてきた終盤8回、結果的に試合の流れを変えてしまうことともなった、あのデッドボール‥。ウィリアムス自身はおろか、ライオンズにとっても「痛恨」の一球となったでしょう。


同様のケースが今から18年前、1995年にもありました。開幕直後の巨人対ヤクルト戦。9回まで完封ペースできていた桑田真澄投手の抜けた変化球が飯田哲也選手の頭部に当たってしまい、危険球扱いで退場。後続の投手がスワローズ打線につかまって、一気に逆転されてしまった試合です。

このようなシチュエーションだと、後を受けた投手も打者に対して厳しい攻めがしづらくなります。ましてや今日のように「警告試合」を発せられたら当てた瞬間に即退場となってしまいますからね。緊急登板で準備不足なうえに、コントロールも普段より甘めとなってしまえば、抑えるのは相当困難でしょう。


結局この回は同点どまりでしたが、「西川の分まで」と云わんばかりに、代打・鶴岡慎也のタイムリーなどで勝ち越しに成功。終盤までリードを許す苦しい試合も、接戦に強かった昨年までのファイターズを思い起こさせるようなゲーム運びでした。

久しぶりの勝利で嬉しい反面、これまた久々に“頭部死球”だなんて、なかなかショッキングなシーンを目の当たりにしてしまったせいか、何か心の中で引っかかっているものもあります。ここにきて故障者が続出してきているファイターズ。選手たちが最後まで無事に戦いぬいてくれることを、今は切に願っています。

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タグ:危険球
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2013年09月16日

観戦レポート&「球団初」 ≪2013.9/16 vs@ヤフオクドーム≫

野球史の1ページに、「日本ハム」の球団名も加わるかもしれません...


16日現在、リーグの盗塁ランキング、1位をひた走っているのは陽岱鋼選手。今日も盗塁をひとつ決めて37個とし、2位のヘルマン選手に5個差をつけ、タイトル獲得も視界に入ってきました。

野球史の‥といったのは、実はファイターズの選手で盗塁王を獲得した選手が今までひとりもいないんですよね。ファイターズどころか2リーグ制になった1950年以降‥‥ですから東映フライヤーズ時代を含めても存在していないという、徹底ぶり。

もちろんこれまで何人かの選手がこのタイトル獲得を目指し挑んできました。なかでも島田誠選手(1979年55個)白井一幸選手(1989年38個)辺りでしょうか。両選手ともかなりいい線までいっていましたが、最終的には涙を飲んでいます。

したがって陽選手がこのまま逃げきってしまえば、球団史上初の快挙!私たちも今シーズンはそれを見届けたことになります。今後は陽選手の快速ぶりにも、注目していきましょう。


‥おもえば序盤から西川遥輝選手が走りまくり『いよいよファイターズにも盗塁王が誕生か』と、期待を抱かせてくれたものですが、残念ながら故障で長期離脱。代わりに名乗りをあげくれたのが陽選手でした。

高い盗塁成功率もさることながら、彼の足もチームにとって大きな武器となっています。こんなシーンがありました。14日のホークス戦‥‥四球で出塁し、すかさず二盗。次打者の内野ゴロの間に三塁へ進み、続く打者がきっちり(でも浅め)犠飛を打ち上げて生還。ファイターズは無安打で先制点をあげるのことに成功しました。陽選手が持つ「スピード」によってもたらされた得点劇!こういった場面を今シーズンは何度目にしてきたでしょうか。

中田翔選手が骨折で戦列を離れてからは3番に座り、塁にでても制約も多くなって、なかなか思うようにその数字を伸ばせなくもなりました。そんな“ハンデ”がありながら、今年は例年のようにぶっちぎっている「走り屋」がいない幸運もあって、陽選手にもチャンスがめぐってきました。なんとかこのチャンスをものにしてほしい。


試合の方は3戦連続となる逆転負けを喫してしまいました。光明だったのは3年目でプロ初登板を飾った左腕の齊藤勝投手。打者3人に対し2奪三振。右打者には胸元に食い込むクロスファイヤーで見逃し、左打者には内側から曲がる変化球で空振り。目下首位打者の長谷川勇也選手が打ちづらそうにしていたのは印象的でした。長身・変則フォームの特性を活かし、「新・左キラー」として名乗りを挙げてもらいたいところです。

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2013年09月15日

観戦レポート&「選手層の差」 ≪2013.9/15 vs福岡ソフトバンク@ヤフオクドーム≫

痛い星を落としてしまいました...


CS進出をかけて絶対に負けられない、土曜日からの雌雄を決する6連戦。ホークス相手にさっそく連敗を喫してしまい、その可能性は相当低くなってしまったと、云わざるをえないでしょう。

書き手とすればこんな時は本来、『1%でも可能性がある限り‥』ですとか、綴るべきなのかもしれませんが、球団の広報でもないし、私も一介のファン。“綺麗事”をばかり並べる理由などないし、そんな余裕すら、もうなくなってきました。やはり、厳しいものは厳しい(苦笑)


この2試合を観ながら痛切に感じたのは、「選手層が薄い」。相手が豊富な駒を揃えるホークスでしたので、特にそう思った可能性もあります。ただ、今現在パの他4球団を見渡しても、ファイターズ打線が一番貧弱なのでは...

中田はもちろん、大引が故障欠場していたのも、それに拍車をかけている要因ですが、それにも増して代打で大野奨太がでてきたり、代走で飯山が告げられたりと、控えも手薄です。よく適材適所なんて言葉を耳にしますけれど、本来であれば、これが右の代打なら二岡選手や鵜久森(左ならホフパワー)、代走なら村田和哉といった“最適”な選手がでてこなければならないのに、そんな彼らが今はベンチにもいないわけですから。

ペーニャや江川、李杜軒に本多ら、レギュラークラスとそん色ない打力や走力を誇る選手がベンチに控えるホークスと「選手層の差」は歴然たるものでした。‥まあ裏返せばこのような強力なチームとよく互角に渡り合ったともいいたいところですが、これもすべて投手陣が踏ん張ってくれたおかげ。今日は1イニングで5点をとるビックイニングこそありましたけれど、4回や5回の得点機を逸するなど相変わらず拙攻も目立ちました。


来季を見据えるといっても低空飛行を続けるファームにおいて、レギュラーを脅かすくらいの若手選手が育ってきているともまだ云い難く、見通しが立っていません。外国人選手を含め、少しでも上位をうかがいたいのなら、ドラフト以外の戦力補強も必須となるでしょう。‥ヘンな話、1、2年を“捨てる”覚悟が球団にあれば辛抱強く若手選手の成長を待ち続けるのもアリだと思います。ただ、それによってファン離れが加速しなければよいのですが。


ファイターズの未来を案ずるには、時期的に早すぎたでしょうか(笑)。ペナントレースはまだ十数試合残されていますし、今季のCS出場は絶望的となってしまいましたが、ずっと弱いFsを見慣れきた筆者のようなファンには同様な環境下に置かれた上での、野球の“愉しみ方”も知っています。

“ネガティブ”系も今日まで。ペナントは終焉を迎えても試合が行われ続けるかぎり、ファイターズの光明をみつけるため、それでもやっぱり愛する選手のため‥‥記事の更新は続けて参ります。最後までお付き合いいただければ幸いです。


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2013年09月12日

観戦レポート&「ウルフ好投、その内心」 ≪2013.9/12 vsオリックス@札幌ドーム≫

B・ウルフ投手は今月に入って2戦2勝。なんとなく9月に強い印象を持っていたので調べてみると、今年の分を含めトータル、8勝3敗!なかなかの勝率を誇っています。

そんな数字も裏付けるかのように、先発陣の中では今もっとも安定している投手といっても過言ではなく、3年連続となる二桁勝利も手の届くところまできました。外国人投手でここまでコンスタントに成績を残し続ける選手も、近年では珍しいですよね。

球団では最多勝を二度獲得した経験もあるグロスなんて投手もかつて在籍していましたけれど、「貢献度」ではその先人と双璧をなすくらいの域に達してきているかもしれません。

ともにゴロを打たせて取るタイプの投手ですが、グロス投手にウルフほどの球速はありませんでした。ただ故障に強く、完投能力も持ち合わせていたのはグロス。現代Fsはリリーフ陣が安定しているとはいえ、ウルフももう少し長いイニングを、完投を増やしてもらえたら‥という思いも少なからずあります(完投数1)

降板後に後続の投手がバファローズ打線につかまってしまう、今日のような試合を観ていたからよけいにそう感じたのかも(苦笑)。宮西尚生投手のおもわぬ不調などもあって終盤はヒヤヒヤの連続でしたけれど、7回まで好投してくれたウルフにも無事勝ちがつき、チームも事なきを得たのでよかったです。


‥もっとも完投する・しないはチーム事情や監督の意向等にもよりますから、投手の能力だけの問題とも一概にはで云えません。ただ、今日も打線がさらに点を取ってあげていられたら、ウルフももっと楽に投げることができたし、続投の可能性だってあったでしょう。

得点機にタイムリーがでず、バファローズ3連戦はいずれも僅差での息詰まるような展開の試合が続きました。それでも最終的にチームに勝てればすべてが報われる思いです。自力CS進出がなくなった今、とにかく勝ち続けないと「奇跡」は起こりません。ここのところ安定感が増してきた先発投手陣を、打つ方でも何とか盛りたてていきたい!

‥ファイターズの“底力”が試される戦いが、これから始まります。


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タグ:B・ウルフ
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