2015年10月27日

世界中でたった一人の、君だけを??

セクシーなの キュートなの どっちが好きなの---


そう、あの頃のピッチピチの松浦亜弥(※1)につめ寄られたら、貴男ならどう応えるだろう。けっこう究極な選択? ‥私は妄想をした。こんなときこそ満を持して“アレ”を繰り出すのが良いでのないか。今年流行った「壁ドン」!そして、彼女の耳元に甘い声で囁いてみせる...

『どっちでもいい。でも飾らない君が、イチバン素敵だよ』 と。


ちびまる子ちゃんの花輪君なら大層画になりそうだが、最近頭にポツポツ白いもの生え始めてきた筆者では、ハニーの心には響かないかもしれない。‥‥だけれども、一回くらいしてみてぇ 壁ドーンってw


「究極の選択」といえば、こういった想像をしたこともある。現在放送されているテレビ局。全部で何チャンネルあるのか分からないが、その中であなたがたったひとつのチャンネルしか見ちゃいけないとしたら?

これは迷った。まぁ大抵の人は“無難に”NHK辺りを選択するだろう。しかし、みんなと一緒では面白くない。今なら‥私はたぶん、テレ朝を逆指名するかな。なにげ勢いあるし。とりわけ「報道ステーション」の存在が大きい。

ひいきチームのボス・栗山英樹がかつてレギュラー出演していたからではないけれど、定期的に見ているのはあの番組だけだからさ。意外と自分は古舘好きだし、お天気お姉さんに毎回ハズレなしだし、まだトークに不慣れな稲葉篤さんを見守らなければだしw まぁ、昔だったらフジを選んでたかな。


一つだけ、一人だけ‥‥こういった括りをされてしまうと、人間、わりと動揺する。もっとも『不倫は文化だ』なんていう、石田純一みたいな人はそうでもないのかも知れないが。私の半生で初めて類似の選択を迫られたのは、もう20年近く前か...

「ワールドスタジアム」

ゲームの中で、です(笑)。これが面白くてさ。けっこうハマったよね。【戦国国盗リーグ】そんなモードが搭載されていて、対戦したチームを負かすと、そのチームから“一選手”だけ獲得することができるんだ。もちろん、既存の12球団で、当時実在していた選手の中から獲得できるわけだから、こちとらGMさながらに頭を悩ますことになる。今おもうと“やきゅつく”とかの、先がけだったんじゃないかアレって。




一人だけだと、スター選手を何人も抱えている、たとえば「G」や「S」からは誰を獲得すれば、うちのチームにとってベストなのか‥そんなふうに想像を働かせてみるのも、愉しかったりしたわけ。あの頃だと「S」は石井一久と古田敦也、どちらを獲るかで相当悩んだし、「L」なら打てるショート・松井稼頭央か“スター性”重視の松坂大輔かで、一時間くらい迷った(笑)

全国を統一すると、必然的に11選手(※2)が、新たに自チームに加わることになる。筆者は基になるチームとして、当然「F」でプレイしていたのだけど、それらの選手を獲得していったら、結果、スタメンから「F」の選手が誰もいなくなったしまったというw

でも実際に、ゲームの中とはいえ、自分の手で選手を獲って「ドリームチーム」を完成させていく工程は、なかなか感激ものでした。楽天の三木谷なんかも、これは絶対にハマると思う(笑)


現実世界で“近いこと”が起こったのは、初めてプロ選手だけで構成させたアテネ五輪のとき。各球団から2選手ずつ派遣し、合計24名で世界の強豪と戦った過去があったじゃない?ゲームではないけど、この“システム”は画期的と思ったんだよね。ちゃんと枠が決まっていれば昨今のWBCで謳われたときのように「不平等さ」とかもなくなるし。選りすぐりの、ほぼオールスターに変わりはないわけだから、観ている方にも夢があった。唯一、監督がミスターではなくなったしまったのは‥残念だったけどね。

“妄想”するのは愉しいし、いくらしたって基本タダ!‥今、あなたが「ドリームチーム」を創造するのなら、どの選手を自軍へ招き入れるだろう。ただし、獲得できるのは各球団から、1名のみ。好走守に優れた才能を持つ柳田悠岐か、内野手を補充したいのなら、松田宣浩を指名する人だって必ずいるはず‥。あぁ、こんなことを(ムダに)考えているだけでも、毎日が実に愉快。

関東地方は今朝も快晴。平和なニッポンに、万歳!




≪備考≫
(※1)松浦亜弥「ね〜え?」より
(※2)時おり発生するイベントで、選手以外のゲームキャラを他に獲得することも可能


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2015年10月26日

ハム子、降臨?

日本シリーズよりも各球団の監督人事に興味深々の、木元邦之世代。現在彼氏募集中、好きなタイプは、松井稼頭央さん....


こんなオンナが実際にいたら怖い。けど、私は惚れてまうかもしれないw きょうは自分自身がその“お姉”になったつもりで綴りたいと思う。ちょっと、そっちの方が書きやすいからん♪


由伸様の第18代、巨人軍の監督就任には驚いたわ。これでセ・リーグの監督は皆さん40代なんですってね。ほぼ同時期に戦っていた選手たち。しかも山本昌おじさんより、全員年下。まぁなんてフレッシュな顔ぶれなのかしら!

異色なのはベイスターズのラミレス‥さん?けっこう前の監督とキャラ被ったりするけど、いいんじゃないの。本人が『やりたい』って売り込んできたんだから。やる気がある方にやらせるのがイチバン。どうやら球団もその熱意を買ったみたいだし。

タイガースの金本兄さん。ここの球団‥というより、大体セ・リーグはそうなんだけど、OBの方を監督にさせてあげるのがいいわよね。ほら、パは伊東さんとか栗山さん?それから分かりやすいとこで前楽天のデーブ大久保さんとか??そのチームに縁もゆかりもない突拍子もない人選がなされて面食らうことが、ままあるからさ。個人的には掛布二軍監督も楽しみだったりするなァ。


そして、高橋監督。あたいはとっても良いと思う。 ‥たぶん、報知や読売なんかでは【由伸巨人】の見出しが躍るわけでしょう?「ヨシノブ」ってのが、親しみあっていいじゃない。聞きようによっては少し将軍ネームっぽいしw 下のお名前で呼称される巨人軍の監督なんて、これまでもいなかったんじゃないかしら。シゲオにモトジにツネオ...

由伸様はとにかく!男前。プロ入り当初から、球界でもあの“かっこよさ”はちょっと群を抜いていた。当時流行っていた映画「タイタニック」のレオ様のごとく‥『涼しげな目元がたまらな〜い♪』って、あたいみたいなお嬢も、たくさんいらしたと思う。おまけに野球の腕も超一流。


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ぁン!もっとみつめて‥的な?

まちがいなく2000本安打は打つと思ってたけど‥。2年目だっけ。ナゴヤドームのフェンス激突の際に負ったケガが微妙に尾を引いていたんじゃないか?そういった見方をする人も、わりといる。たしかにケガをする前までは毎年三冠王獲るくらいの勢いだったらかね。でも、相次ぐ故障がありながら、成績自体は年々ジリ貧になっても、一流選手の証ともされる通算打率が3割を切ろうとも‥‥這いつくばって現役を続けていた彼は、本当に素敵。見かけの品の良さとは裏腹に、実はかなり“オトコ臭い”選手であったのだと思う。


晩年は代打の切り札ともなっていたご自身が抜けることによって、戦力ダウンは否めないみたい。本人も“選手ヨシノブ”に、相当未練はあったようだけど、あの長嶋サンをもってして『君しかいない』と言わせちゃったわけだから。今度は指導者としてあなたのようなスター選手を育ててほしい。巨人のためでもあるし、それが球界全体のためにもなる。‥盟友、二岡智宏クンとのタッグも、ぜひ期待しておりますわ。


PS.月曜日の朝から“お姉”になる筆者‥。なんだかリアルに結婚が遠のきそう(笑)。でもいいの、オフもどんどん「あたい流」でいかせてもらうから。今後とも二刀流?ライターをどうぞよろしく!

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ラベル:高橋由伸
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2015年10月20日

【トライアウト】 藤岡陽子

出合うべくして‥‥なんて、ヘンに神聖じみたことは云いたくないのだけれど、やっぱり、そういったのはこの世の中にはあるのかなって思う。対人にしても、ペットにしても、モノにしても‥たとえば本にしても。


藤岡陽子著【トライアウト】を読んだ。タイトルのトライアウトとは、定期的にここへ訪れてくれている方には、もはや説明不用であろう。プロ野球のそれである。例年だと来月、11月上旬頃に開催されていると記憶。まだ使えそうな掘り出し物はいないかと、球団関係者‥‥戦力外選手を取りあげた年末に放送される、TBSの番組スタッフの中には良い「ターゲット」がいないかと、当日は“人材探し”に躍起になっていることだろう。


八百長‥‥昨今世間を賑わせた、そんなドキッとするようなキーワードも登場してくる。しかし、プロ野球の話題も当然でてくるのだが、必ずしもこの本は野球人のみに向けられているのではない。いうならば様々な人のトライアウト‥人生においての「再出発」に、焦点をあてたストーリー。




球団から戦力外通告を受けた、元甲子園優勝投手・深澤翔介。そして、新聞記者の久平可南子。この男女ふたりを軸に、物語は進んでいく。トライアウトを受験した深澤の取材を始めた可南子は、実は以前にも彼と会っていた。家族にも口外することを避けてきた、ある重大な秘密を抱えており、結局それが後々まで可南子の重荷となってしまうのだが、支えはあった。一人息子、孝太の存在である。

東京で働くシングルマザーの可南子に代わって、仙台にいる祖父母に預けられていた孝太もまた、少年野球のチームに入る。運命的‥いや、本には「宿命」とあった。それこそが可南子が誰にも話すことなく伏せてきた、根源。孝太の出生にまつわる経緯や謎が、深澤と行動を共にしていくなかで、徐々に解き明かされていく...


野球のトライアウトについて書かれている書物と思って手に取ったから、少し意外な内容ではあったが、私はそうした“実録”のような本では決して味わうことのできない、感動を手にした。それは人の温もりといった部分や、人は心の持ち方次第で何度でもやり直せるということ。

可南子の父親が他界してしまう。生前は毛嫌いしていたけれど、いなくなって初めて気づく親の有難さ。可南子の妹・柚奈も父親の死によって、大きな心境の変化をもたらす。‥偶然にも筆者も先日同様に亡くし、しばらく深い喪失感の中にあったのだが、なにか久平一家と妙にリンクしてしまうところもあって、目頭が熱くなった。


そして、あの深澤。トライアウト後も獲得を求める球団からなかなか連絡が来ず、結論からいえばありがちな“美談”にはならなかった。だが、あらたな一歩を刻み始めるシーンで物語の幕は閉じている。窮すれば通ず。俺は、最後まで諦めない...

深澤をどこまでも奮い立たせているのは、母校で後輩たちに云い聞かせていた、まさにあの言葉に尽きたと思う。


『ありがとう。練習はきつくても、頑張れ。それから‥‥どんなことがあっても野球を嫌いにならないでほしい。これから先、野球を続ける奴も見る側になる奴も、野球を好きでいてくれな』


野球を嫌いにならないでほしい---
野球を好きでいてくれ---

切なる想い、心の叫び。深澤にとっての野球が、可南子にとっての孝太の存在を、これを目にしてくれた人たちは、いったい何に当てはめることができるだろう。‥‥こたえが見つかるまで、何回失敗したっていい。都度、人は這い上がってこれる。野球とはまた別の視点からの「トライアウト」を、本書を通じ、教えてもらった。
ラベル:藤岡陽子
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2015年07月28日

古き良き、あぁ昭和プロ野球‥

『俺にはあんたの懺悔に聞こえたよ』


これは筆者も大好きな俳優の山崎努さんがドラマの中で口にしたセリフなのだが、つい先日‥シンクロしてしまう一幕があった。

日ハムが今季着用するレジェンドユニフォームがメディア向けに初公開された日。そこに“モデル”として登壇した柏原純一氏が『このユニフォームを着てジャイアンツと戦った日本シリーズでは、アッという間に負けてしまった記憶しか残っていない』といった旨の発言をされていたらしい。‥らしいとは、私もこれを翌日のスポーツ新聞、すなわち活字で目を通しただけなのであるが。

全盛時代の江川卓から2本の本塁打を放つなど、1981年の「後楽園決戦」において“大当たり”した、日ハムの中では数少ない打者であった柏原氏。そんな選手を責める理由など、本来ならどこにもないはずなのだが、あの‥たったひとつのミスを、シリーズ敗退の要因として挙げる方も、中にはいる。


ハムの2勝1敗で迎えた第4戦。1点ビハインドの7回裏、走者を一塁に置いていた場面でそれは起こった。投手の巧みな牽制によって誘い出された走者を、一塁を守っていた柏原氏が二塁へ深追いしすぎてしまったために、生かしてしまう。結果的にこの判断ミスが大量失点へと繋がり、ひいてはシリーズ全体の流れすら巨人の方に傾いた‥というのが、事の経緯である。

「もし、あそこでランナーをアウトに出来ていたら‥」 ファンならずとも“当事者”である柏原氏が、30年以上経った今なお悔いていても、それほど不思議ではない。


ずいぶん古い話をしてしまった。すっかり遅くなったが、先週触れたとおり「週刊ベースボール」の感想に移ろう。今月14日に心不全で亡くなられた高橋一三氏の追悼コラムがあった。なんといってもV9時代の左腕エース。そして胴上げ投手9度を誇る、元祖“持ってる”男...



2015.8/3号

張本との世紀の大トレードによってやってきたハム時代。くだんの日本シリーズでは第一戦に先発登板し、好投を展開した。当時のプロ野球ファンなら、もうこれだけでゾクゾクしただろう。カズミが古巣の巨人相手に、後楽園球場で投げる‥‥トレードがもたらしてくれた「ドラマ」としか云いようがない。投手コーチ時代はハムの若手投手もかなり世話になったようだ。カズミさんのご冥福を祈りたい。


同じ巨人絡みでは、少し前のものになるが【おんりぃ・いえすたでぃ】という企画の中にあった「二本柱」特集。巨人軍が強かった頃には必ず先発二本柱が存在していたという記事だったのだが、これがなかなかに興味深かった。とりわけピックアップされていたのが江川卓と西本聖、両右腕エース。

同じ時(とき)に、あれだけ拮抗した高次元での成績を残した投手が二名もいるというのは、たしかに珍しい。V9時代には、高橋一三と堀内恒夫の二本柱がいた。しかし、該当年の両者の数字を照らし合わせてみると、どちらか一方の投手が好成績をあげた年に、もう片方が不調であったり、かならずしも「両エース」といった認識は、実は当時のGファンにもそれほどなかったのではないか。好投手が同時期にいたこと自体は確かな事実であるけれど。

その点、江川・西本コンビはまさしくエースに相応しい数字を、時を同じくしてあげている。この成績を眺めているだけで、チーム内で好敵手として競い合っていたの様が如実に浮かびあがってくる。こんな“究極”の「二本柱」を確立したチームは、後にも先にも日本球界ではなかったのではないか。

私の中では西崎幸広と阿波野秀幸が同一チームにいるごとくの感覚。‥これまた古〜い昭和の話で申し訳ない。

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2015年06月09日

G.G.僕が思うこと?

「僕が僕であるために」を唄ったのが尾崎豊...

東京ドームのお立ち台で『僕は、僕です』 と叫んだのは、高木勇人...


なんて自己主張の強い、まっすぐな言葉だろう。自分をちゃんと持っていないと、なかなかこのような発言はできない。そうか、高木は25か‥。それくらいならいいかもしれない。僕は自分という人間がちゃんと確立できていないから、時たま自らをどう表していいのか、判らなくなるんだ。

ボクなのかワタシなのか、オレなのか---


女性は、大抵「私」で統一されるが、男の一人称には選択肢が複数ある。つくづく日本語は難しい。いや、別に本人の好きにしたらいいんだけど、たとえばオフィシャルな場で筆者のような30を越した人間が「僕」などと表していたら、聴き手によってはガキっぽく捉えられてしまう‥恐れもある。内々なところではまかり通る「俺」も、そういった場では少々不釣り合いだ。

それなら男も「私」でいけば間違いはないのだが、あまりこれを乱発するのも困りもので、これを内々なところで云ったら『何すかしてんだ、コイツ』 きっと相手は内心そう思う。したがって環境によって使い分けているのだけれど、一瞬迷いが生じ、一連の会話のなかでワタシやオレが混在してしまう、不自然なときがあるのだ。

そんな僕が重宝しているのが、一人称「自分」。しかし、滑舌が悪い僕は「自分」という、たったそれだけの言葉を相手に聴きとってもらえないケースがしばしばあり(笑)、また頭を悩ます。


まだ胸を張って『僕は、僕です』と、口にできる高木が、筆者は羨ましい。どちらかというと僕も「ボク派」だから。‥待てよ?あるいはボクが似合うおじさんになればいいのか。桑田某のように“インテリ風味”を目指す手。僕が僕であるために---


9日から日ハムは巨人を地元で迎え撃つ。最近は高木よりも、マイコラス‥夫人に注目している人が多いとも訊く。美しすぎる彼女をみて『ジャストミー!』した中年オヤGも、さぞ多いことだろう。‥古い。札幌の地で夫妻の登場機会はあるのだろうか。

過去日本シリーズでは3度当たって、その全部で負け、交流戦通算でもハムはセ・リーグチームで唯一、巨人だけには負け越している。『巨人の壁』を打ち破らないかぎり、日本一の栄冠はみえてこない。今回はホームの利点を活かして、何としてもカード勝ち越し以上を狙いたいところだ。

≪関連≫
G・マイコラスの美人妻、芸能界「オファーもらえたら挑戦したい」 ※SANSPO.COM

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ラベル:高木勇人
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2015年05月27日

元スカウトが語る、最強助っ人論

【巨人に“ポンコツ”が多かった背景】とは、今、まさにタイムリーなトピックとなってしまうのだろうか...


通訳などを経たあと、ヤクルト球団で長年、国際スカウト業務に従事された中島国章【プロ野球 最強の助っ人論】を読んだ。

古くはペピトーンにマニエル、一瞬の輝きを放った赤鬼ボブ・ホーナー。比較的新しめだと巨漢のブロス、更にはペタジーニやラミレスといった球史に残る強打者まで‥‥。自身が担当してきた助っ人外国人についての思い出話や、獲得の際の裏話が満載。また、ヤクルトファンでなくとも「スカウト目線」で見た、日本球界にアジャストする外国人の傾向も記されていて、プロ野球好きなら、かなり有意義な書物になると思う。




とりわけ秀逸だったのは外国人選手獲得にあたって、著者が“現役時代”に判断基準としていた、投打別18のポイントだ(共通項が3つ)。とにかく実例を交えながらの解説には説得力があり、唸らされることばかり。例を挙げると【マートンにもある「活躍する外国人打者の共通点」】 【サファテを強く推薦しなかったワケ】 こんな具合。

ただ読むだけのも良いが、私はこの本をもっとマニアックに活用してみた。たとえば日ハムにマイケル・クロッタという抑えの投手がいる。今年ここまで絶不調の彼は、一体何に問題があるのか?評論家の話によると球威や球速といったものは、前年と比べてもさして変化はないようだし...

ここで中島氏の「18のポイント」に当てはめてみると、おぼろげに不調の要因が判るような気がしてきてしまう。ポイント11【最低九二マイル(約147キロ)以上のストレートを投げられる投手】、ポイント12【日本人にはない角度や球種を持っている投手】 この2項目などは十二分に、クロッタは基準を満たしているように思える。

しかし、ポイント13【投球時、球持ちがよく、バッターが見づらいテークバックができる投手】‥これなんかどうだろうか。私はバッターボックスに入った経験はないけれど、傍目にも“見づらい”テークバックといった印象は、正直あまり受けない。あとポイント15【いつでもストライクゾーンに出し入れできる変化球を持っている投手】。クロッタ最大の武器は、やはりあの球質の重いストレート。‥ただ、それを活かすも殺すも「絶対的」な変化球が何かひとつ、必要であるということか。


「メンタル的」な部分を取りあげている箇所も興味深かった。随所に出てくるのは、既婚なら“夫婦仲”がうまくいっている外国人。女性問題を抱えている選手などはもっての他。“対象外”とすらなる模様だ。(著者が本書で絶賛していたアレックス・ラミレスの家庭問題が、最近になって取り沙汰されているのは皮肉だが)曰く、野球(仕事)に集中できないから‥が、その大きな理由らしい。なるほど、愛する家族が来日して発奮する助っ人は、かしこで見受けられる。


終章では見方を変えた「メジャーで活躍できる日本人選手」にも触れており、青木宣親(ジャイアンツ)の今季躍進のワケを知れれば、国内某有名投手がメジャーでは通用しないといった、いささか衝撃的な見解まであり‥‥。そして何より、この名スカウトが選んだNPB史上「最強助っ人」とは誰なのか---

プロ野球ファンと、特にひいき球団のスカウトには是非目を通しておいて頂きたい?珠玉の野球本である。

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2015年05月12日

【私がアナウンサー】 -ノンフィクションを直視せよ-

昨オフだったか、複数の西武の選手が「熱愛ネタ」で週刊誌上を賑わせていた...


とある番組で「どうして西武がモテるのか?」といった議論が持ち上がり、その辺の事情に詳しい専門家の話によると、同じ首都圏に本拠を置く球団ながらも『あそこは巨人の選手とちがって、記者たちから密着マークされていないから』 そういった見解を示していた。

なるほど密会するに、程良い“距離感”があるということなのだろう。そういえば工藤公康や清原和博も、「所沢時代」はずいぶん派手にやっていたらしい‥。それでも大々的に取り上げられないところが、パ・リーグにいる数少ないメリット(当時)だったのかも知れない。


たしかこの嬢もかつて、獅子のスタープレイヤーと、交際が明るみになったことがあった。元フジテレビアナウンサーで、現同局の顧問弁護士・菊間千乃(43)さん。

朝の番組の生放送中に起きた、転落事故‥‥。もう17年も前になるが、某有名動画サイトなどで、その一部始終を現在でも確認することができるので、若い方でもご存知の方はわりと多いのではないか。あの衝撃的な事故から約2年経って上梓した、「私がアナウンサー 菊間千乃」を読んだ。




本によると、彼女が負った傷は「第六胸椎圧迫骨折」「第一腰椎圧迫骨折」「左右の第七肋骨骨折」「肺挫傷」「仙骨にひび」 これをみただけもかなり重症と判る。結果、本格復帰までに3カ月もの期間を要したのだけれど、むしろ、よくぞそれだけの短い期間で回復できたものだ。その復帰までの道のり、事故前後を含めた自身の回想と、医師や関係者の証言などを元にして綴ったのが本書である。


弁護士になってからの彼女について、筆者は詳しくは知らないが、そのだいぶ以前から、頭の良い人であったのだろう。事実を端的に伝え、無駄がなく、まとまった文章で読みやすい。一浪して早稲田に入ったくらいだから、相当な努力家でもあるのだろう。‥いや、そもそもそうでなければ、あの大事故からの生還など、絶対に起こりえなかったはずだ。

そんな彼女もとりわけ入院中での、心身においての苦痛には幾度も挫けそうになった。けれども、家族の支えや報道を知った人たちからの励ましの声もあって、なんとか前を向いてゆけた。何回か登場してくる「カレ」とは、おそらくあの選手を指すのであろうが、具体的なことはもちろん触れていない。ただ、優しかったカレが当時の菊間さんの励みとなっていたのは、確かなようだ。


“生かされた”と知った彼女はどこまでも強く、自分がいるべき場所に戻るため、先の「未来」だけをみた。したがってこの手の本にありがちな生い立ちなどを記した章は必要最小限にとどめ、彼女がいかにして絶望の淵から這い上がってきたかのに重点を置いてくれているのが、本書を秀逸と感じた所以。彼女が受けたキズに比べれば、私たちを悩ます大抵の不安や不満の類は、チッポケなものに映ることだろう。


だから、自分も負けない。負けられない‥‥。そんな強く生きる活力を与えてくれる良書。自らの意思で綴ったという菊間さんの懐の深さと勇気に、あらためて感謝申しあげたい。

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ラベル:菊間千乃
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2015年03月03日

【伝説の剛速球投手 君は山口高志を見たか】 -ノンフィクションを直視せよ-

プロ野球を見続けてきて、はや四半世紀が経とうとしている。


これまで、ただ純粋にボールが「速い!」と感じたのは伊良部秀輝、E・シュールストロム、ダルビッシュ有、大谷翔平‥あたりだろうか。筆者はセ・リーグの野球はあまり熱心でないから、パ・リーグに籍を置いていた投手ばかりになってしまっているのは面目ないが、動画などで確認するかぎりでは江川卓も、たしかに速そうだ。

上に挙げた投手は皆、身長190センチ前後の大男たち。見た目からして凄い球を放りそうな“いかにも”な威圧感がある。しかし、カレの身長は169センチ‥。一般人と変わらないか、むしろスポーツ選手としてはかなり低いくらい。本当に160キロ近いスピードボールを、はたしてこの男は投じていたのだろうか。“速さ”についての話題となると、野球ファンの間でも必ず名が出てくるといってもいい、伝説の剛速球投手...


僕は山口高志を見たことがなかった。




有意義な本だった。同僚や実際に対戦したことのある打者の証言を元に、山口高志という投手がいかに偉大であったのかを立証させている。実は僕がそのスピードに対して、いささか懐疑的であったのは身長だけではなく、山口氏が現役時代に残した成績も理由のひとつにあった。

プロ1年目の成績が12勝13敗1S。新人が初年度から二桁勝つのは容易なことではないが、負け数も多い。3年目まで毎年2ケタの敗戦数を記録し、トータル34勝35敗20S。速球派投手として比較される機会も多い江夏豊の1年目の勝敗数と、奇しくもまったく一緒なのであるが、彼は高校出の投手、山口氏は社会人出身の投手だ。‥たとえばこれが22勝の木田勇のように、他を寄せつけぬ圧倒的な数字をあげていたなら、僕もスンナリ理解を示していただろう。


まずこの謎が判明する。理由は「起用法」にあった。現代では考えられない、先発ローテーションに加わりながら、勝敗に直結する抑えも兼務していた。だから負け数だって多くなってしまう。‥もし、体のサイズが氏とほぼ同一である、日ハム・武田久のような「リリーフ専門」でいたならば、あるいはもっと息の長い現役生活を送れていたのかも知れない。それが許されなかったのが当時のプロ野球というか、上田利治率いる阪急ブレーブスの方針でもあったらしく...

ドラフトでの“逸話”もよかった。真っ先に指名できる権利を持っていた近鉄が、なぜ社会人ナンバー1投手と評されていた【松下電器の山口】を指名しなかったのか、僕は前々から疑問に感じていた。彼を獲得できていたならパ・リーグの戦力図はだいぶ違ったものになっていたはず。それなのに、どうして西本監督‥と。本書を通じ、その具体的な理由をようやく知るに至った。


プロ初登板は後楽園球場での日ハム戦。そこで伏兵・加藤俊夫に本塁打を浴びるなどして、敗戦投手となっていた。その加藤をして『とてつもなく速い球だった』と云わせている。後年、同じ後楽園のスピードガンで計測された、貴重な山口氏の球速表示はいかほどであったのか。‥これらはWikiにも載っていなかった情報。おもわぬ「副産物」を得た気分だった。

速さやボールの威力については1975年の日本シリーズ、広島の打者として対戦した水谷実雄の回想が、もうすべて集約していると思う。


たいしたもんだ。あのタカシからよう打った。ボールは速かったし、ホップしてくる。あいつは真ん中を目がけて投げてきよった。イン・アウトコースどうのの駆け引きやない。バッターとしては楽なピッチャー。球種もないし、読みやすい。それでも捉えられん。理屈抜きで打てんかった ※【六 最盛期】より

もはやお手上げ状態。アマチュアではない、プロの打者をもってしてもこうなのだ。一体どれほど剛速球を投じていたというのか。この目で投球ぶりを直に見れなかったのが残念でならない。だが、おかげで「真実」を知ることができた。伝説級のストレートを受け継いだとされる、阪神時代の教え子・藤川球児や同学年の251勝右腕・東尾修も、山口氏に対しては心からの賛辞の言葉を贈る。

伝説の剛速球投手、山口高志はたしかに存在していた---



山本功児とは大学時代もしのぎを削った

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2015年02月20日

つれづれなるままに、僕のキモチ?

小池徹平とウエンツ瑛士による男性2人組のデュオ・WATが5年ぶりに新曲を出すのだとか...


以前から気にかけていた二人。よく女性誌などで「なりたい顔ランキング」と題する企画が取り上げられることがあるのだけど、もし男版でアレに当てはめるとしたら、私がなりたい顔は小池徹平。まちがいなく彼をドラフト1位指名するだろう。だって美しすぎるでしょ。男であのフェイスは奇跡としか云いようがない。

他方、ひとりの人間とすればウエンツの方に傾いていたのが、僕のキモチ?「あいのり」に(MCとして)出演していたのもあるし、記念すべき初紅白歌合戦でマイクスタンドが倒れてしまうハプニングに見舞われながら、声を張り上げて“生声”で通しきった様に、幾分女性的な外見とは裏腹な“男気”を、彼に見たのだな。さすがに動揺の色を隠せなかった、徹平の横でさ。





ウエンツといえばどことなく彼っぽい、同じハーフの運天・ジョンクレイトン投手。私は密かに『ウエンツ』と呼称していた。‥はて、今はどうしているのか。故郷・沖縄での目撃談をネットで見かけたから、きっと現在はハム本隊もキャンプを張っている同地にいるのだろう。なんか少し切ないなぁ。


実はOKINAWAというところに、一度も行ったことがないんですよ...

なんて、別にそんな改まって述べることでもないが。キャンプ地にまで足を運んで、日ハムナインの仕上がり具合や新戦力の情報をいち早くゲットしてくるのが、本物のファンっつーものなんだろうけれど、金もかかるし何よりめんどくさいし(笑)。まあ試合観戦こそが、筆者の嗜好分野ということで。


しかしながら最近はやたら行動範囲が狭い。よほどの用がなければオフもずっと地元に居座っている。若い頃は「見聞を広めるため」とか、「美味しいものを食べるために」だとか、多少ムリをしてでも“遠征”に勤しんだものだが、今はサッパリだ。特に昨今は出先で事件や事故に巻き込まれる可能性が高くなっているようだし、余計なのかも知れない。


ただ、自分としてはそれでも良いと思うんだよね。家で大好きな菓子を食べていれば、それだけで幸福を感じられる。人間の幸せって、本当はごくごく身近な場所にあるんだ。もはや老人級の境地(?)に達した30代の若輩者。

‥と、悟りをひらいたのか、開き直っているのかよく判らない自分に対し、まさにタイムリーであったのが、こちらの本。




自然と共感できてしまう箇所が多かったのは、それだけ私も「チェーン店」に通いつめている‥ということなのだろう。卑下しているわけでも何でもなくてね。著者の村瀬秀信氏がチェーン店の魅力を存分に、余すことなく本書で語ってくれている。今日のチェーン店はどこも美味しく、決して侮ってはいけない。価格も現代人向けでリーズナブル。本当に良いことだらけだから。

最初にその店にまつわる想い出なり、個人的な見解が述べられたりする。たとえば牛角であれば焼肉にかんする思い出話や、レッドロブスターであればザリガニへの思想などが(笑)。そこで、あらためて店舗に出向き、章の後半で現状を報告していく‥‥本の形態としてはこんな感じ。今年ハム入りした川越工の太田賢吾クンよ、筆者もかつて入り浸っていたロヂャース川越店の前にあった「くるまやラーメン」(※P209)は、まだ元気に営業しているのかい?


そうそう。村瀬氏はDeNAのファンでもあるらしい。「4522敗の記憶 ホエールズ&ベイスターズ 涙の球団史」という本を過去に上梓しているのだが、amazonなどでレビューを見るとすこぶる読者の評価が高いんだよなぁ。私も以前から気になっていて目を通してみたくはなるのだが、如何せんベイのファンではないから「正直買ってまでは‥‥」 そんなふうに感じていた。

膨大な“4522敗”の記憶というのは、そそられるタイトル。日ハムもあんまヒトのことは云えないのだが(笑)。‥でも私が物ごころついた頃に「弱小」の代名詞のようにも云われていたヤクルトや日ハム、ロッテ辺りも複数回優勝しているし、それなり黄金期は迎えているわけで。

ハマも1998年に一度、日本一になったが「瞬間的」なものであったのは否めない。そんな長らく低迷をするチームのファンや選手たちの声。‥訊いてみたい。今となってはベイファンと一切交流を持っていなかったのが悔やまれる。テイストはまったく異なるのだろうけれど、あの「気がつけば‥」を書ける筆力と視点と持つ著者なら、たしかに“ハズレ”はなさそうな気がするなぁ。

おもいきって購入してみるか。チェーン店のブックオフなら、きっとどこかしらの店舗で出合えるはずだ。

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2014年12月16日

【敗れざる者たち】 -ノンフィクションを直視せよ-

奇才‥奇怪‥奇妙‥奇行...


なぜか“奇”がつく字に反応をしてしまう。たとえば以前あった「広末涼子の奇行」という文字を見かけた日には、一体どんな行為をしたのか、知りたくて知りたくて仕方がない。なにしろ“奇行”である。おそらく常人には理解しがたく、尋常ではない何らかの行為のことを指しているのだろうから。

男が見知らぬ女性宅にいきなりおしかけ、切りつけた‥‥先日そんな奇怪なニュースを目にした。逮捕された際に“奇声”を発していたとかで、ネット界隈でも取りあげられていたが、どうやらその男はクスリをやっていたらしい。奇声に、報道陣が構えるカメラに向かって男が「ピース」をしていた、奇行。クスリが身を滅ぼすことを怖さを実感したとともに、その昔、同様にテレビカメラに「Vサイン」を放った死刑囚がいたのを思い出した。


沢木耕太郎著、【敗れざる者たち】の一節のなかにも、「奇行」という文字が散見できる。毎日オリオンズの榎本喜八について触れている章だ。

この選手、私はほとんど存じていなかった。日本プロ野球の歴史云々の書物は数多く目を通してきたが、にもかかわらず、彼を語っているものなど、皆無に等しかった。なるほど通算2000本安打以上をマークしながら名球界にも入っていない。もはや榎本という存在自体が「封印」をされていてしまったのだろう。その理由の一端を、本書で窺い知ることができた。




内容はなかなかショッキングだ。冒頭にはこういった文章もみられる。

往年の名バッターが採用されるあてもなく、老化しようという躯に鞭打って猛特訓を続けている。この噂は無残なものである。その上、彼はすでに精神的に「錯乱」しているのではないか、という人もいた。 ※「さらば宝石」より


精神的に錯乱‥‥こう表されてしまう選手がプロ野球界にいたことに、まず驚いた。私は例によって榎本喜八が気になって仕方がなくなり、のちに出版された関連書物にも目を通してみたが、上記、引退後の「猛特訓」というのは、現役に復帰するためでなく“コーチ”として復帰を果たすためのものだったそう。それなら合点がいくとはいうものの、本書ではたしかに「奇行」の数々も語られていた...


奇行が原因か、そうでないのかよくは判らないが、当時の映像等がほとんど残されていないのが、残念でならない。2314安打に生涯打率が.298。プロ野球選手としては紛れもなく「一流」であったはずなのだから。フルスイングが持ち味だったという、数少ない資料を眺めてみれば、現代ならソフトバンクの柳田悠岐を彷彿とさせる。しかし、榎本は柳田などよりももっと優れた打撃技術を持ち合わせていた「奇才」であったにちがいない。ぜひ現役時代を拝んでみたかった。




【敗れざる者たち】では榎本以外にも数名のアスリートが取りあげられているが、他ではマラソン選手の円谷幸吉の章が強く印象に残った。かの有名な「遺書」に、東京五輪で銅メダルを獲得したまでの栄光と、後半以降の自死へと向かっていく“絶望”へのコントラストが、数奇なマラソン人生の物悲しさを皮肉に引き立たせてしまっている。

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2014年08月11日

“ノンフィクション”を直視せよ vol.3

昨年の今ごろだったか。某K選手が日航ジャンボ機墜落事故の件を自身のブログ上でしたためたことが、一時話題となった。

四半世紀以上前に起きた未曾有の大事故について、関心を持っている現役の選手がいた時点で驚いたものだが、おそらく、あれも知人とやらに代筆してもらっていたのだろう。昨秋に引き起こした「ツイッター騒動」での釈明会見において、仮にそうとられてしまっても仕方がない発言を、K選手自ら口にしていたのだから。


‥まあそのことについてはもう良い。事故が起こった8月12日の夕。29年経った明日の同刻に、フジテレビ系列で特番が放映されるそうだ。個人的にかなり気になっている。なんでもコックピット内でのやり取りを残したボイスレコーダーの“不鮮明”だった箇所が、番組内で明らかになるという。14年前に突如としてボイスレコーダーがメディアにさらされたときの衝撃も大きかったが、はたしてどの部分が解明されているのだろう。




そして今回、生存者が取材に応じているという点についても注目をしている。生存者4名のうちの誰なのか‥執筆している現時点では判明していないのだが、うち2名がまだ当時子供であったのを考慮すると、やはり日航職員だった、あの女性だろうか。

仮に彼女であるなら事故直後にも取材には応じている。病院に押し掛けてきた日航幹部や報道陣の問いかけに‥。倫理もプライバシーもない、当時はまさに“何でもあり”の世界だった。そこで得た「証言」の数々は当然リアルで生々しく、聴いているだけで震えが止まらなくなってきてしまうくらいの凄惨なもの。

あれから29年の時を経て、『後世に記録として残したい』 とまで云ってくれた彼女から一体どんな言葉が語られるのだろう。どういった形式であれ、しばらく止まっていた時計の針が、ふたたび動きだす可能性を秘めている番組だ。


筆者は多くのまつわる書物に目を通してきたが、事故の概要をより詳しく知るのならこの本がベストかもしれない。ボイスレコーダーの音声が入ったDVDが付録としてある。若い方にも知ってもらいたい、あの夏の暑い日にあった、忌まわしい記憶と記録を...




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2014年08月04日

「戦場に散った野球人たち」

私自身も含め、多くの人がその場にいたことがないから実感は湧かないだろうけれど、戦争が終わってから、たったの69年しか経っていない。今が西暦2014年というのを考えると、やはり“たった”69年前だ。


27歳の若さで逝った沢村栄治がもし戦火から逃れていたら‥‥現在97歳。長寿大国・日本にあって存命していても何ら不思議ではない年齢である。先発型の投手であれば誰もがその称号を手にしたがる「沢村賞」の起源となっているのは有名な話だが、この沢村。一部のチームメイトから当時、「栄ちゃん」と呼ばれていたのだそうな。

なんだか日ハムの小谷野栄一のようで(笑)、伝説の大投手に一気に親近感を持ってしまった。そんな微笑ましいエピソードも散りばめられた「戦場に散った野球人たち」(著:早坂隆)を読んだ。





1980年代頃までだろうか。今でこそ多くの記録が塗り替えられはしたけれど、NPBのレコード記録のほとんどは戦前、1リーグ時代のものが占めていた。私は内心「ズルい」と感じていた。見たこともなければ、あまり資料も残されていない。時たま目にする古ぼけた映像では、沢村にしても随分とゆったりとした隙の多い投球フォーム。打者にしても「大根切り」のごとく、決して美しいとは云えないフォームでブンブンと振り回している。

はたしてそんな彼らが本当に現代の大谷翔平と匹敵するくらいの160キロ近い剛球を放ったり、イチローばりな卓越した打撃技術を擁していたというのだろうか。アンタッチャブルな記録の数々を打ち立ててきたことに対して、私は正直“疑念”すら抱いていたのだ。いくら証人者が何と云おうとも、実際にこの目で見てみなければ、どうしても実感は伴ってこない...


しかし、そうした“ちっぽけ”なことは、本書に触れてみてどうでもよくなった。なぜなら本に登場してくる沢村ら、7選手が確かに「存在」していたこと自体に、大いなる意義があると感じたからだ。

巨人に在籍していた左足を高くあげる西本聖の豪快な投球フォームが好きで、江川より断然「西本派」だったが、あのルーツは沢村栄治にあったという。当時、私は西本に“栄ちゃん”の幻影をみていたのだ。内海哲也の祖父の話もある。半世紀近い長いときを経て、同じ背番号「26」を受け継いで東京ドームのマウンドに立っているのに感慨を覚え、また彼がプロ入り時に巨人へ強いこだわりを持っていた理由も、なんとなく判るような気がした。


7選手の内訳は以下のとおりである。

第一章 巨人軍第一期生の最期 新富卯三郎
第二章 戦前のタイガースを支えた元祖スラッガー 影浦將
第三章 墓碑に刻まれた「G」の文字 沢村栄治
第四章 ビルマに消えた炎の名捕手 吉原正喜
第五章 「伝説の大投手」の淡き夢 嶋清一
第六章 朝日軍のエースの行方 林安夫
第七章 特攻を志願した元プロ野球選手 石丸進一


六章「朝日軍のエース行方」とあるように、このうちもっともらしい遺品が残された家族の元へ渡ったのは一選手のみである。戦争のむごたらしさや酸鼻をきわめた様が伝わってくるようで辛くもなるが、いえるのは皆一様に野球を愛していた。志半ばで戦地へと赴くのはどれだけ無念だったろう。

“お国のために”自らの命をささげた石丸進一の章には涙せずにいられず、投打二刀流の元祖・影浦將の“最期”はあまりにも哀しかった。そして「戦前の大投手」と謳われた林清一が甲子園で披露した、途方もない快投劇...


明日も野球ができる、見れる悦びを噛みしめながら一読してもらいたい。熊本工時代に川上哲治とバッテリーを組んでいた吉原正喜捕手は、戦地で再会を果たした選手と、こんな言葉を交わしていたそうだ。


『帰ってもう一回、野球をやろう』


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2013年12月17日

会心の一冊

野球観戦以外では読書と「Wikipediaサーフィン」を趣味としている、ちょっとネクラな私...


2013年も多くの書物に目を通しました。おそらく50冊は越しているでしょうか。読書家と呼ぶにはまだまだの数ですが、今年は近年になく、良書とめぐり合えた年でもありました。

せっかくこういう場を持っていますし、私自身が色々な方と感動を分かち合いたいのもあって、一年の締めくくりになにかお薦めの本を紹介しようと思ったのですが、本ほど好みが分かれるものはありませんからねぇ。ここに来られているくらいですから、やはり、プロ野球関連が無難でしょうか。 ‥‥では、そういうことで話を進めていきます(笑)


栗山英樹監督、自らがお勧めの本(賢介に贈った本も)を紹介してくれる「伝える。」も中々なんですけど、個人的に野球系で推してみたいのは、こちらの書物!


プロ野球ユニフォーム図鑑1934~2013 (B・B MOOK 922)


各球団のユニフォームの歴史が分かる、今年あらたに発刊された2013年度版の「ユニフォーム図鑑」。“図鑑”とはありますが、見るだけでなく、歴代ユニフォームにまつわるウンチクや実際にそれを着てきた選手のインタビューなども収められていまして、読み物としても普通に楽しめるのですよ。

楽天を除く11球団のなかで唯一、ファイターズだけが“復刻ユニ”を公式戦で身にまとったことがなかったのですけど、今年になってようやく実現しましたね。「レジェンドシリーズ」という括りのなかで、半ば強制的にではありましたが(笑)。それでもファイターズも「WE LOVE HOKKAIDOシリーズ」の一環で、工夫を凝らした様々なユニフォームが毎年誕生してきています。

それらはもちろんのこと、トレーニング用や鎌ヶ谷仕様のものまで完全網羅。筆者もけっこう忘れてしまっていたのですが、あらためて見ると‥‥ハデですねぇ(笑)。2013年の同企画でも色を基調としたユニフォームでしたし。2007年版の紺と黒のツートンカラーがシックでよさげです。


ユニフォーム図鑑と謳っているくらいだから、もちろん大昔のものも写真付きで掲載されています。驚いたのはファイターズの前身・東映フライヤーズより更に前の東急フライヤーズ時代。なんと、半世紀後の北海道移転を暗示しているかのように、胸には「熊」のイラストが描かれていたのだそうな。

フライヤーズといえば切っても切り離せない、ネタとしても最上級な「七色のユニ」。日拓ホーム時代!この画像を目にされた方はわりと多くいらっしゃると思うのですが...



uniform.zukan.jpg
「東映-日本ハム」編 P57より


本書ではさらに土橋監督や張本さんら、主力選手がこのユニフォームを着用している写真があり、筆者はそれを目にしたのは初だったのですが、鳥肌が立つくらい感動しましたね。高橋直樹さんのイエロー、張さんのパープル‥‥。「戦隊モノ」にでも登場してきそうな、カラフルな日拓戦士の面々は必見!


ユニフォームの歴史を辿っていくなかで懐かしい選手の姿が数多く登場してきているのも見逃せません。ケキッチという投手をカラー写真で見たのは初めてで嬉しかったし、新庄剛志選手が一時期襟つきのユニフォームを着て物議を醸した(?)こともありましたが、これと同じことをカープ時代の江夏豊さんがやっているのを発見したりと、おもわぬ“副産物”もありました。

筆者のようなユニフォーム“おたく”でないしにしても、プロ野球好きなら間違いなく愉しめるであろう、会心の一冊!自信を持ってお勧めします。


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2013年11月08日

名監督からのススメ。

16年ぶりのAクラス、初のクライマックスS進出で、今年は広島が盛り上がってましたよね。


前回3位だったのが1997年‥‥とすると、野村に正田、前田智・江藤と続き、金本や緒方、ロペスなんて優秀な助っ人までいた。なにげにあの時のオーダーを、同時期のジャイアンツ以上によく覚えていたりもするのですが、左右のバランスがとても良い打線で、私もファミスタなどでは重宝してましたねぇ(笑)

ところで当時カープの監督を務められていたのは、三村敏之さん。その三村さんご本人が著した「超二流のススメ。」という本を、ご存知ですか? ‥コレがですね、誠に良いんですよ。


現役時代は2番を打ち、どちらかといえば“わき役”に近い存在だった三村氏がカープの一軍監督に抜擢された理由‥また楽天球団が次期監督候補として、氏を推していた理由も、本書を読めば、よ〜く理解できますね。

逆にあれかなぁ。光り輝くスター選手ではなかったからこそ、苦労をしていた期間が長かったからこそ!選手の繊細な気持ちを酌んだ上で掌握できる部分もあったりして、そういったものが監督業にも活きたのかなと。名選手名監督に何とかではないですけれど。とにかくこの方に監督を任せておけばチームが悪い方には進んでいかないだろう‥そんな気にさせてくれる書籍です。


mimura.toshiyukibook.jpg
スピンも赤色。著者の“カープ愛”が細部にまで


筆者もずいぶん勉強をさせてもらったのが、第5章「『野球言葉』の本質を知ろう」。こちらはQ&A形式で「守備・バッテリー編」 「攻撃打者編」 「その他・全体編」からなっています。それぞれ野球中継などを見ていて皆さんも一度は気になったことがあるであろう事柄が、プロの目線で的確に、三村さんが返答なさっています。

たとえば選手は人工芝を嫌うなんて良く訊きますけれど、その詳しい理由までは判らなかったりしませんか?あと「ボールのキレ」や「体が開いている」の、具体的な意味。さらには「サインはどこからどう出ている」とか「他チームの選手同士は仲がいいの?」ですとか、これはファイターズファンも他人事ではない「遠征が多いと不利なの?」etc...

どの項目も難しい専門用語を並べるのではなく、非常に分かりやすい言葉で丁寧に説いてくれているので助かります。著者の真摯的なお人柄がよく表れており、おかげで私のような素人でも概ね、理解することができました(笑)


まあこの章は言ってしまえば“オマケ”みたいなものなのですが、本のタイトルにもなっています「超二流」。超二流とは何ぞや?というのが本書の最大のキモです。ここで言ってしまっていいのものなのか、まだ読んでいない方もいると思うし‥‥なんて言っておけば聴こえはいいのですけど、一から書くのが大変骨の折れる作業になりそうなので、多少端折させてもらいます。実のところは(笑)

端的にいうと‥‥誰もが才能を併せ持った「一流選手」にはなれるわけではない。時が来たら自分の能力を客観的に見極めてみることも必要となる。ただ、工夫と努力次第で一流の選手を超えることは可能。そんな「超二流」の選手を目指してみてはどうだろう。


‥分かりづらいですかね(苦笑)。具体例を挙げれば今のカープだとちょっと分かりませんけれども、ファイターズなら飯山裕志を目指せ! ってことでしょうか。守備のスペシャリストとなった彼は、ほら結果的に1軍に居れてますよね。自分の持ち味、利点を活かすことによって欠かせない戦力にもなっているわけで。‥なんとなくニュアンスは伝わったでしょうか。大雑把ですみませんが、大体こんな感じです(笑)


実例を挙げるための現役時代思い出話やカープの選手のエピソードがメインとはいえ、ジャイアンツ絡みの話題が結構目立っていたのも印象的でした。60〜70年代はまだカープ自体がマイナーな球団であったせいか、はたまた「打倒・巨人」に燃えるのはセ・リーグ監督の性か‥。“一流選手”ばかりだったジャイアンツへの対抗心のようなものも、節々に感じられましたねぇ。おススメの一冊です。


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2013年09月02日

レジェンドユニフォームを語る 【オリックス編】

日米4000本安打を達成した、ヤンキースのイチロー選手。私もおそらく300本くらいはこの目でみてきたのではないかと思います。それを裏付けするかのごとく、日本で一番同選手にヒットを打たれたのはファイターズOBの岩本勉氏だそうで(笑)

先日発売された週刊ベースボール(9/9号)には【イチローが放ったヒットの中で最も印象に残る一本は?】 なんてアンケートがありましたけど、筆者はどうして“あの一本”を誰も挙げていないのか不思議でなりませんでしたよ...


1996年のリーグ優勝を神戸で決めた、イチローのサヨナラ2塁打!


あんな場面で打っちゃうんですから。完全に引き立て役に回された(笑)日本ハムのファンの自分なんかからしてみたら、特に忘れられない一本ですよねぇ‥。同時に、それをアシストしたレフト・デューシーの緩慢な動きも忘れられない(苦笑)


あの頃の、オリックスが一番輝いていた時代のユニフォームを身にまとっているレジェンドシリーズ2013。ハム戦と並行して先のライオンズ戦も観戦しておりましたが、誠に懐かしかった!細身の左腕投手、前田祐二の姿に金田政彦さん、黒人で筋肉質のバルディリスにはプリアムがオーバーラップしてきて、往時の記憶が甦ってきました。

ファイターズは90年代の「ブルーウェーブ」そのものを苦手としていましたけれど、なかでも左の軟投派・星野伸之投手には相当カモられましたよねぇ。キャッチャーが素手で捕球できてしまうようなカーブを放っているピッチャーの球を、どうしてプロの打者が打てないのか、当時はやきもきしながら「対星野」を見続けてきました。

‥そういえば“素手キャッチ”したのが現ファイターズの中嶋聡兼任コーチで、長いことあのユニフォーム着ていたんですよねぇ。


hoshino.nobuyuki1.jpg
星野伸之投手


しかしながら、オリックスは先月だけで「夏の陣」‥仕様だったかな。パープル色のユニフォームを身にまとっていたときもあったし、大阪近鉄時代の白と赤のユニフォームを着用していた試合もありましたし、ホーム用を忘れそうになるくらい目まぐるしく“戦闘服”が変わっていました。


‥いやらしい話、けっこうお金持ってますよね、この球団 (笑)


こうなったら伝説となった日拓ホームフライヤーズのごとく、曜日ごとにユニフォームを変えるとか、やってもらえませんかねぇ。あいにく今のファイターズはそこまでのお金は持っていないと思うので、ぜひ引き継いでみてください。( お金持ちな)オリックスさんならきっとやれます!

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2013年08月30日

レジェンドユニフォームを語る 【千葉ロッテ編】

マリーンズのも前回のホークス同様、野球を見始めたころのものでしたので、思い出深く印象に残っています。


というか、今回レジェンドSで着用するユニフォーム、けっこう長い期間身にまとってましたよね。千葉に移転するまでの1991年‥‥それで、たしかファイターズとプレーオフで激闘を繰り広げた1981年もこのユニでしたし、とすると10年以上は着ていたことになるのか。


ochiai.3.jpg
落合博満選手


昔はどこの球団も大体10年周期でリニューアルさせていましたから、まぁそこは特段驚くことのほどでもないのですけど。

当時のパ各球団は派手な色をしたユニフォームが多かった中で(ファイターズのオレンジを筆頭に)、ロッテのは比較的“ジミめ”でした。デザインもいたってシンプル!白地のホーム用なんて、今なら高校野球で登場してきても違和感がないくらい(笑)。移転後、一転してピンクを基調としたものにさせたのは、この頃の「反動」でしょうか...


マリーンズではなくて、まだオリオンズと呼ばれていた時代。先述の80年代前半は外国人選手にも恵まれ、上位に位置する年も多かったのですが、ちょうど落合博満選手をトレードで放出した辺りから雲行きが怪しくなりだし、長い「暗黒期」に突入します。

ですから、私が子供の頃は弱かった記憶しかありません。川崎球場も毎試合のように閑古鳥が鳴いてましたっけ。選手個々を見渡せば、高校時代に甲子園で大活躍した経験もある愛甲さんや前田幸長さん、伊良部秀輝さんなんかもいらして、魅力あふれるプレーヤーはけっこう多かったのですけれど。でも悲しいかな、人気はなかなか上がらなかった!


川崎球場が郊外にあったのも、いささか影響していたのかもしれませんね。‥そういうことにしておきましょう。

そうですねぇ、このユニフォームを着てた選手で個人的によく覚えているのは今はGAORAのテレビ解説でおなじみの水上善雄さん?ショートで自慢の長髪をなびかせてましたよ(笑)。10.19で阿波野投手から同点ホームランを放った高沢秀昭さんら、首位打者を数多く輩出していたのも印象深い。ピッチャーならやはり、村田兆治さんとか牛島和彦さん辺りになるでしょうか。


余談になりますが最後に‥‥昔「ファミスタ」というゲームが流行ってましたよね。あの頃“最弱”と謳われていたオリオンズを選択し、メジャーリーグ選抜やアニメスターズを打ち破ったりするのが小学生当時、私のマイブームになったときもありました(笑)


≪関連≫
プロ野球ユニフォーム図鑑1934~2013 (B・B MOOK 922)

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2013年08月27日

レジェンドユニフォームを語る 【福岡ソフトバンク編】

いよいよ今週末から始まりますね。パ6球団による合同企画「レジェンド・シリーズ2013」。選手が懐かしのユニフォームを身にまとい、フィールドで躍動します。往年のパ・リーグファンにはたまらない企画となるのは必至。筆者も今から楽しみにしております。

そこでこれからの期間‥飛び飛びにはなりますが、各球団の「レジェンドユニフォーム」についての思い出話やあまり役には立たないであろう、まつわるうんちく話なども盛り込んでお届けしていこうと思います。

‥ファイターズの“レジェユニ”は以前何度も触れているので、今回はいいかなぁと思いつつも、多分またそのうち語りたくなってくるはずなので、しばしお待ちを。とりあえず初回は福岡ソフトバンクホークス編!



nishikawa.yoshiaki1.jpg
西川佳明投手


私が物ごころついた時というか、プロ野球を見始めたときにホークスが着用していたユニフォームが、こちらのグリーンのやつでした。子供のころはかっこいいなんて感じたことは一切なかったのだけど、何十年か経ってからあらためて眺めてみると、これがものすごく“イイ感じ”に見えてきたんですよね。不思議と。「お気に入り度」は今や12球団を通じた歴代ユニフォームのなかでもトップクラスを誇っているかも。

胸にあるHawksの字体も洒落ていて良いのですが、やっぱりこのひと際目を引く「深緑」カラーが素敵なんですよね。ちなみに一つ前のはもっとライトなグリーンで、昔の山手線の車両みたいな色してて、あんまりイケてなかったんだけど(笑)

だから今回のレジェンドシリーズでこのユニフォームをセレクトしてくれたのは嬉しかったなぁ(前も復刻してたけど)。しかもファイターズ戦ですものね。東京ドームで! 昭和生まれのおっさんはもう感激ものです。


先だって長谷川勇也選手がモデルとしてお披露目着用していたのかな。当時のホークスには同選手みたいなさわやか系統(?)の選手がほとんどいなくて、主力の門田さんや佐々木誠さん、ドラ山本(和範)さんにドカベン香川さん!ヒゲの山内孝と山内和がエース格で、どこか“男くさい”連中ばかりだった印象もあります。思い返してみると、やはり!現オリックス監督の森脇さんだけは異彩を放たれていたでしょうか。


先ほどもチラッと云いましたが、以前も同じユニフォームを復刻していたことがありましたので、デザインはさておき“ネタ的”にはダイエーホークス元年に着てたやつを採用してほしかった気も。あのガッチャマンみたいなヘルメットを被っていた時代のものね(笑)

‥‥我ながら懐かしい。ファイターズにも来てくれた坂口千仙さん、元気にしていますか?


さぁさ、お次はどのチームでいきましょうかね。それでは次回の「レジェユニを語る企画」もお楽しみに〜

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2013年06月13日

「現場」を無視した行為

昨日はたいして内容のない試合でしたので、今回は巷で今話題となっている「ボール」について少々。


失望しましたね。

‥いや、隠してる隠してない、観ている方はもはやそんなのどっちでもいいんですけど、なぜ“飛ばない”ボールをわずか2年でやめてしまったのか?ということに。その程度の覚悟しか持っていなかったのなら、最初からそんなボールを採用するなと。

自分は特別「投手戦」が好きというわけではないのですが、見てみかったんですよ。打者がいかにして飛ばないと云われる球で“本塁打”を打つのか。ボールに合わせて、また技術を磨いていくプロの姿を‥ね。だから今年各チームでホームランが増えたのは、嬉しかったのです。やっぱりプロだなぁと。


その少年のような(?)純粋な心を、なんだか裏切られてしまった気分ですよね。

NPBに!


何より“勝手に”そんなことをして混乱するのは現場です。変えるなら変えるで、それを前もって選手らに伝えておくのが筋でしょう。あの方々も顔があるし『わずか2年で戻す』ということに、抵抗があったかもしれませんし、得点があまり入らなくなり、周囲から「野球がつまらなくなった」なんて声も届いていたのかもしれませんけれど。‥けれど。




野球選手って繊細な人たちが多いじゃないですか?バットにこだわったり、投手なら縫い目だとか。そんな彼らにボールが変わることって、おそらく相当な“変化”だったと思うんです(気づかなかった選手もいたそうですが)

その微妙なちがいによって、ホームランの増減以外に、守備にも影響をもたらしていた可能性だってなきにしもあらず。各球団でありえないような失策が今シーズン、やたら目につきますものねぇ。ま、この部分については推測にすぎませんけれど、そうだとしたら選手はさながら「被害者」です。


糸井嘉男も統一球の時期がなければ、もしかしたら「トリプル3」を達成できていたかもしれないし、中田翔も2012年は本塁打王に輝いていたのかもしれない。本当にあの2年間ってなんだったのだろう。‥‥って話に、なってしまいますよね。まったくもって野球によって生活がかかっている選手を無視した行為です。

現場にはいない、NPBのお偉いさん方が犯した罪は、あらためて大きい...


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ラベル:統一球
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2013年04月30日

【書評】 知将 上田利治 -千勝監督のリーダー学-

久々に野球関連で読み応えのある、書籍と出会いました。





上田利治さんがお書きなったわけではないのですが、デイリースポーツの「元番記者」たちの手によって、“ウエさん”の生い立ちから野球殿堂入りされるまでの球歴を、丁寧に描いてくれています。


本の感想に行く前に‥‥日ハムの監督されていたこともあったじゃないですか?就任が決定したとき、ウチの父がかなり喜んでいたんです。東映時代から数十年来のF党の親父が。

当時の私はちょっと不思議に感じていました。だって上田さんといえば阪急ブレーブスを率いて、何度もチームを日本一に導いた監督さん。当然ハムの前にも大きく立ちふさがっていた“憎き”な存在になっていてもおかしくないところを(しかも大沢親分の後任だというのに)、大歓迎していたのですよ。


まあそれは実際にハムでの戦いぶりやチーム作りをみながら、自分でも納得できてしまう部分は多々ありましたけれど。ただ、父が歓迎していた本当の理由は、ひょっとしたらこの本に書かれていたようなことだったのかなと、少し考えを改め直しました。とにかく上田さんは...


頭の良い人だったそう


大学卒業後の進路を決める際、普通の選手ならプロ野球か?社会人か?になるのを、上田さんの場合は 『野球か?司法か?』。つまり野球の道を選ばなければ、弁護士になっていた可能性もあったというわけです。いや?可能性があったどころか間違いなく弁護士になっていたでしょう。関大法学部の入学試験にもトップ合格されていたくらいですから。

そもそも野球界では異例中の異例、【法学部卒】の時点で、私もそのことにもっと早く気づくべきでした(笑)


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中にはお宝Photoも満載!


大学時代の逸話もすごかったですけれど、阪急の監督になってからのエピソードはさらに!パ・リーグファンの私なんかからしてみたら、それこそ目から鱗の状態でした。山口高志投手の獲得をめぐり、ドラフト会議で近鉄・西本幸雄監督と交わした言葉‥‥バンプ・ウィルス選手との間にあった確執を赤裸々に‥‥「10.19」の向こう側で‥‥西崎幸広投手をトレードに出した、真の狙いとは? 等々...

あと1978年に上田さんが監督を辞任した理由として、表向きには日本シリーズでの遅延行為、あの1時間19分の猛抗議の責任をとった、のような感じで云われていますけど、実はもっと“深刻”な理由が他にあり‥‥なんてことは本書で初めて得た知識です。


ハムとバファローズファンはもとより、旧阪急ファンは絶対に読んだ方がいいですよ(笑)。本当に面白かった。というか、「タメになる」が適切?

野球選手としては突出した成績は残せなかった上田利治さんでしたけれど、もともとハムは現役時代にメジャー経験のないヒルマン監督しかり、大沢親分や栗山現監督もどちらかといえばその部類に入るのかな。監督として一層の輝きを放った【知将】とは、なかなか相性のよい球団です。

それだけに「上田ハム」で一度も優勝できなかったのは、ファンとてやはり悔やまれます。いい線までいっていたシーズンもあっただけに。‥でも振り返ってみるとナンダカンダ楽しかったです。あの時はあのときで(笑)。また今とはちがった応援のしがいもありましたしね。


≪追伸≫
この「書評」を書いたのは偶然でしたが、ブレーブス時代に抑えも務めたアニマル・レスリーさんが亡くなられたそうですね。アニマルさんにマウンドで“ボコボコ”にされた捕手・藤田浩雅さんのことも、本の中で登場してきています。在りし日のお姿を偲びつつ、ご冥福をお祈りいたします。

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posted by 羽夢 at 23:59| Comment(0) | TrackBack(0) | 野球雑記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年04月03日

ダルビッシュ完全“寸前”試合&浦学センバツ制覇 -野球三昧な日-

日本時間3日に行われたアストロズ戦。9回2アウトまでパーフェクト投球。27人目のバッターから放たれた打球が無情にもダルビッシュ有の足元を抜けていき、快挙達成とはなりませんでした。

でも野球をみながら久々に味わえたドキドキ感。完全試合なんて私自身、まだ目にしたことがないのに、それがメジャーの舞台でしょう?しかも一昨年までファイターズにいたダルビッシュ投手ときたもんだから、興奮の仕方もひとしおです。


今回逃しても、いつか彼ならできる!

‥そう願いつつも、やっぱり『こういった記録とは縁がないのかなぁ』とも、率直に感じました。ほら歴代の大投手って完全試合はおろか、ノーヒットノーランすら達成していない選手が、意外と多いのですよ。

なんだろ?一戦に“運”を使いきってしまわない感じ‥なのかな。末永く活躍していくには実力以外の部分も、きっと必要なのではないですかね。わりと大事ですよ、“運”って!


ファイターズ及びパ・リーグ命な私は(笑)、ダルビッシュが移籍してからも、ほとんどメジャーリーグを見る機会がなかったのだけれど、仲間から「ダル快投」の一報を受けて緊急観戦。久々にMLBの空気に触れることもできました。これからも少しくらいは本場の“ベースボール”も見て、見る目を養っていければと思います。





午後はセンバツ高校野球です(笑)。こちらもよほどの注目選手がいないかぎりは、普段から率先して視聴はしないのですが、私にとって地元にもあたる浦和学院が決勝に進出したと知り、観戦してみました。

結果は17−1。愛媛代表の済美高校を投打で圧倒。済美は鵜久森淳志の母校でもあるし、ファイターズファンの中には複雑な思いを抱かれた人もいるかもしれませんが、今回ばかりはご勘弁してください(笑)。なんといっても浦和は春夏通じての、初優勝ですから!


‥しかし、個々がよくバット振れてましたねぇ。面白いように打線が繋がっていました。先発の小島和哉君も左腕からキレの良いボール!彼は同校OBでもある須永英輝の同時期よりも、コントロールがよくて将来楽しみですね。2年後はサウスポーが不足気味なファイターズ球団へぜひ!

浦和学院は木塚敦志投手(元横浜)や三浦貴投手(元巨人)、石井義人内野手(現巨人)らがいた時代が個人的に「最強」かと思っていました。ただ、決勝戦しかり、それまでの安定した戦いぶりも拝見してみますと“現代の浦学”の方が、もしかしたら強いかもしれません。夏も期待してしまいます。


さあ夜は待ちに待ったプロ野球(笑)。ファイターズは昨日の試合を雨で流し、仕切り直しです。昨シーズン覚醒した吉川光夫が自身の開幕ゲームでどんな投球を魅せてくれるのか?さらに大谷翔平の出番は!?アブレイユの連発はあるのか‥‥興味は尽きませんね!

開幕カードはセパともに、どちらかといえば下馬評が芳しくなかった方の球団が、勝ち越しに成功。わからないものです。だけれど、わからないからこそ面白い!This is プロ野球!! 2013年も男たちの熱き闘いから目が離せません。



≪関連≫
-惜別- 紺田敏正・須永英輝
プロ野球見るなら、スカパー

posted by 羽夢 at 17:31| Comment(0) | TrackBack(0) | 野球雑記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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