2015年12月07日

本とあなたの物語

「海とあなたの物語」 あったよね。もう10年以上前か?ちなみ記事タイトルはそれのパクリ(笑)。あの曲、けっこう好きだったんだよなぁ。ボーカルの女の子は今どうしてんだろ。ここでは「海」ではなく、本と私の物語を奏でたい。Come with me Come with me...


便利な時代になった。現在はどこの図書館でも大体「ウェブサービス」を提供していると思う。ネットから本の有無を確認、予約までできてしまったり。あとは本を受け取りに行くだけでいいというお手軽さ‥。私自身、実はこのサービスを知ったのはここ2、3年ほどで、だいぶ“乗り遅れた感”はあったのだが、当サービスを利用するようになってから読書の回数が飛躍的に増えた。

おそらく3年弱の間に1200冊‥といったあたりか。『いちいち数えているアンタも、相当な暇人やなぁ』 ごもっとも!たしかにこの期間は恋人不在の時期ともちょうど一致しており、犠牲にしてきているものも、かなり多い(笑)

趣味のスポーツ関連から始まり‥ビジネス、生物学、精神世界、小説にエッセイと、ジャンルは多岐にわたる。いわゆる「雑食型」の私は、その代償ともいうべき、本にかんしてはとりわけ厳しい“線引き”をするように、最近なってしまった。この本を買うべきか、買わざるべきか---

つまり、図書館に行けばタダで読めるものをわざわざ買ってまで読む価値が、はたしてその本にあるのかどうかという‥。新刊はさすがにないが、ちょっとした古書なら大抵は図書館にも取り揃えてある。‥まったくもってして、作家には有難くない読者であるのだが、こちとら月々の本代もバカにはならない。では解かりやすく、実例をあげてみよう。


現・日ハム監督の栗山英樹が先月下旬に上梓した、最新刊「未徹在」(みてつざい)。この本は買うのか否か?

答えはNOだ。ブログ名に「ファイターズ」が入っているのに、何や?と、関係者各位から叱責もされてしまいそうだが、自ら購入してまで読もうとは、ごめん‥正直思えない。ただ「実績」に基づいて、私もものを云っている。

ハムの監督に就任してから執筆した2冊(覚悟・伝える。)は、ともに目を通したけれど、終わった試合を振り返って『コイツに賭けていた』などと書かれても、なんだか説得力に欠ける。それだけではないが、残念ながら、私にはその印象が根づよく残ってしまった。もちろん「未徹在」のテイストが、被っているとは限らないけれど。

現場の人にしか分からない選手の裏話等、たしかに気になる箇所はあるので、いずれは読んでみたいと思う。しばらく経ってから、図書館で。


そんな私が購入した、直近の書籍‥‥「小泉今日子書評集」。栗山英樹からいきなりキョンキョンにぶっ飛んで、さぞ驚かれたことだろう。読者からの評価もすこぶる高い(※1)この本は、どうしても手に入れたかった....



結論から云おう。買って大正解。みんなのレビュー通り。‥本来なら書評に自身の私情を織り交ぜるべきではないのだろうけれど、これが小泉今日子となれば話は別。なんてったって元・アイドル。10代の頃から現代にいたるまで、都度、思い抱いていた感情を、お気に入りの本に乗せて送るという手法は斬新。“書評”を読んでるこちらまで、なぜか「胸熱」にさせられた。

どれも読んだことのない本ばかりで、彼女も相当な「雑食」っぷり。勧める本を、さっそく何冊かネットで注文した。『キョンさんオススメなら自分も‥』実際そういった読者もずいぶんといたと思う。彼女の“言葉”で綴られたこの本は、それほど魅力的だ。ひとつ、印象的だった素敵な書評を紹介してみよう。


七つの寓話の動物達は、みんな誰かのことを思って生きている。その思いは、孤独の虚しさを知った時に初めて大切に出来ることなのかもしれないと思った。この本はきっと本棚を選ばないだろう。子供部屋から立派な書斎まで、どこに収まっても、どんな人が手に取っても素敵な一冊になると私は思う ※【頭のうちどころが悪かった熊の話】より


そもそもは2005年から昨年まで、読売新聞に不定期で掲載されていたもの。全97冊分。“不安”から始まった連載も、とうとう10年間描き続けた‥。その彼女の成長ぶりも、ページをめくるごと伝わってくるよう。書評の本を書評するのも何か少しヘンな気もしたが(笑)、これだけは私も自信を持ってお勧めできる一冊といえる。

‥最後に2007年【鹿男あをによし】の項より。

子供の頃、テレビやマンガに出てくるヒーローに憧れた。いちいちかっこいいポーズを決めて変身しては、人類を危機から救ってくれる。地球は彼らに守られていた。私もいつかそんなヒーローになってみたい思っていたけれど、そのための努力は何もせず、現在に至る


その想いは、もしかしたら今年、ようやく叶えられたのかも知れません。女の子のヒーロー「セーラームーン」(※2)に変身することによって---

≪備考≫
◆(※1)『小泉今日子書評集』が素晴らしい!! (嫁に隠れて本を買う!)
◆(※2)ソフトバンクのCMより
このタイミングで『覚悟』を読んだ

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ラベル:書評
posted by 羽夢 at 22:55| Comment(0) | TrackBack(0) | 羽夢日誌 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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