2015年06月12日

よぎった「トラウマ」と、トレードの「真理」...

菅野智之の対F戦初登板‥メンドーサの中継ぎ起用の有無‥巨人軍の監督問題にいたるまで(笑)、触れてみたいことが、この2、3日で本当は山ほどあったのだけれど、アレですべて吹っ飛んでしまった。私は「想定外」のことが起こると、ダメ人間になる性分。筆者の思考能力をダメにしてしまった想定外のアレとは、もうお判り頂けるであろう。巨人との間にあった複数トレード、それである。


第一報を受けて、あなたはどう思われただろうか。私は一言『あぁもったいない‥』 そう絶句してしまった。矢野謙次という、そこそこネームバリューを持つ選手が来るのだから、歓迎モードのハムファンはわりと多いのかも知れない。たしかに現状ハムに不足している「右打ちの強打者」そんなイメージもある。

ただ、この矢野の話に行く前に、巨人へ行く北篤(26)。彼はベイからハム移籍後、飛躍的に打撃力が向上してきていた。内外野を守れる点も良かったし、できたらもう少し様子をみてあげてほしかった。今のGに行けば、おそらく‥いや、まちがいなくフランシスコより戦力になるだろう(苦笑)

矢貫俊之にかんしては「仕方ないな」という部分もある。いささかタイプの被る、鍵谷・白村といった若手投手の台頭‥‥。しかし、また別の意味で不満はある。交換要員で須永英輝を指名したのなら、生え抜きの矢貫より、木佐貫洋を送り出してあげるのはどうだったろうか。いってみれば“ヌキ”ちがい。出戻り同士の交換トレードは本人も期するものがあるだろうし、話題性もある。

‥須永は憧れの巨人に行ってきてどう変わったのか。興味はある。叶わなかったプロ初勝利を、ハムでふたたび手にする機会を得たのは、私たちファンも歓ぶべきかどうなのか。


話を矢野に戻そう。ある球団幹部が発信した文言に、私は一瞬凍りついてしまった。なんでも今季中に国内FA権を取得するのだとか‥‥。そんな話題をこの段階からしているのが、どうもきな臭く感じるのだが、半年足らずでハムを去るということだけは、何としても避けてもらいたい。矢野という人間が、まだ私はどういった人物であるかは存じていない。ただ大勢のファンや同僚から慕われている‥らしい彼が、それらの人たちに『戻ってこい』と云われれば、やはり心揺らぐものはあるだろう。

いや、最悪出るのは選手の権利だから構わないのだけれど、矢野獲りにあたっては矢貫、北という2選手を見返りに譲渡している点。‥これに気を揉んでいるのだ。同様なケースが岡島秀樹のときもあった。1シーズンでさっさとハムを出ていった岡島の代わりに、巨人へ行った実松一成は10年経った今も在籍中。同じく東京に渡った古城茂幸も、つい2年前まで元気にプレイしていた。

したがってFA絡みの、そういった可能性のある選手を獲りにいくのなら、金銭によるトレードを、できたら模索してほしかった。まあ陽岱鋼の離脱、外国人選手の不振などで、是が非でも右の矢野を欲した球団の気持ちは理解できなくもないが。たとえそれが“一時的”なものであったとしても。


中日の主砲だった大島康徳がトレードでハムに来た際、口にしたセリフ...

球団が本当に必要だと思ったら、トレードには出さないよ。だけど相手も球団も本当に必要だと思わなければ、トレードしてくれとはいわないよ
※【職場若返りとトレードの真理】より

これをプロ野球トレード光と陰の著者、近藤唯之氏は『トレードの本質をこれほどいい当てたセリフを、私は耳にしたことがない』と記し、「トレードの真理」といった。今回のトレード劇も、まさにこの真理を突いているのだろう。

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posted by 羽夢 at 12:42| Comment(0) | TrackBack(0) | FSコラム | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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