久々に会ったファン暦60年の、ハム爺さん(75)。先日発売されたばかりの「東映フライヤーズ全史
ハム爺の話から、いくつか代筆。両外国人の不振を嘆いておられたのがまず一点。東北楽天の助っ人衆と比べればよくやっている方だし、ハーミッダの勝負強さとレアードの守備力はなかなか‥そう私が訴えようとしてもハム爺は目にみえる数字こそがすべて。要は打てる外国人こそが優秀なのだ。まあそれも判らなくもない気はするけれど...
若き司令塔・近藤健介(22)を称えていのが、もう一点。理由は至極簡単だ。彼は打てるから(笑)。しかしながら近藤のように「強打」のキャッチャーというのも、近年ハムでは珍しい。まだ若干危なっかしいスローイングやリード面については、幸い爺の目に留っていないようだ。それから打席数は少ないながらも打率3割超えの石川亮にも、関心を持っている模様なり。
さて、つかの間の休みを終え、今朝のニュースをみた私にショッキングな情報が---
陽岱鋼が、骨折?
マ、マジですか。せっかく1軍に戻ってきたばかりなのに‥。2015シーズンは陽にとって試練の年なのか。‥でも、考えようによっては今の時期なら勝負所の夏場までには戻ってこられるだろう。それまでは岡大海と谷口雄也がそん色ない働きぶりで、かならず穴を埋めてくるはず。だから“ヘッスラ”してケガを負ってしまったことを、どうか悔やまないでほしい。『One for all,all for one!』
斎藤佑樹がプロ初セーブ?
4日の鎌スタで行われた埼玉西武戦。この試合はハムが11点差をひっくり返すという、とんでもないゲームだったらしい。しかも終盤の2イニングスで4点、9点‥。私も長いこと野球をみてきているが、11点差からの逆転は初めて訊いた。同戦で最終回を3者凡退で締めた斎藤が、2軍戦ながら初セーブをマーク。
当初は復活へ向けた“荒療治”の一環としての起用なのだと思っていたら、どうやら栗さんは本気みたい...
◆鎌スタ:どんでん返し...大ドラマ! ※「鎌ヶ谷おじさん」ルーム!より
監督の心意気、ありがたい‥。彼のファンとすれば先発でも抑えでも1軍戦で拝めれば何でも良いのだが、よりによってもう1回、先発としてチャンスを与えてくださる、かもしれないとか?栗さんの揺るぎない信念‥誠に恐れ入る。栗さんの辛抱に辛抱を重ねた粘り強い采配によって、何人もの選手が花開かせた。その代表格が中田だ。
2012年の前半終了時の彼の打率は2割そこそこ。ホームランだって10本。チームの4番打者としては到底相応しく成績であった。それでも我慢して起用し続けた結果が、今に繋がっている。斎藤も‥こんな理解力ある監督を上司に持っているのだから、なんとかその期待に報いてほしい。
目先のことしか見えていない人だから、予測はできたけれど、別れ際ハム爺はこうも口にしていた。
『本当によくやってくれている。クリヤマには、来年もお願いしたい』
確かに中田翔が成長したのは栗山監督だからだと思います。梨田監督では厳しかったと思います。2011年の梨田監督の采配は中田が好調なら4番、不調なら6番にしたから中田もどこか気が抜けてそのままズルズルといき、そのままCSファーストステージで3位の西武に2連敗(ストレート負け)を喫しましたから。
栗山監督は中田が打てなくても4番で使い続け、更に後輩の西川や中島が台頭してきたから、西川達にきつい事を言うならまず自分がしっかりしないといけないという自覚も芽生え今では間違いなくファイターズの4番ですよ。前なら稲葉、糸井敬遠で中田勝負というのがあったと思いますが今では中田が全盛期の小笠原や稲葉みたいに敬遠されるようになりましたから。
これからも中田の活躍に期待します。
ご無沙汰しております。
栗山監督のようにチームの垣根を越えて「日本の4番打者に育てあげる」くらいの強い信念がなかったら、他の監督だと厳しかったでしょうね。
2012年でしたか、開幕からまったく打てない日が続いた時がありました。梨田前監督なら我慢して起用し続けていられたでしょうか、しかも4番でずっと‥‥そういった空想は、たまに私もします(笑)
こう考えると中田を不動の4番打者にし、大谷翔平をエースに仕立てあげた栗山監督の功績の大きさは、本当に計り知れないものがありますよね。