2015年03月07日

「生き様」

金曜日、久々にドラえもんをテレビでガチ視聴した。


「新・のび太の大魔境 ペコと5人の探検隊」。大魔境‥‥どこか聴き覚えのある懐かしい響き。なるほど、大昔に劇場で公開されたリメイク版であったのか。幼い頃、僕も劇場で見たのだと思う。たしか実家にある机の引き出しの奥深くに、同作品のパンフレットが眠っていたのを、憶えているから。

家族サービスらしいものなど、滅多にしなかったうちの親。しかし、なぜか桜の花が咲く季節のころになると、毎年映画館に連れて行ってくれた。いわば「ドラえもん映画」が我が家の恒例行事の一環として盛り込まれていたわけだが、当の本人はいつも僕の隣で寝息をたてていた。当時はなんとも感じなかったそんな光景、ささやかな親の心遣いに、今思うと感極まってくるものがある。

‥気づけばあのときの親の年齢に、僕も近づきつつある。

近い歳になって、自分の親の凄さというか強さを、改めて実感するようになった。この年齢で3人の子育てをしながら、家事全般をこなしてくれていたなんて‥。それに引きかえ、今の僕はどうだろう。まだフワフワとしている。子供のため、あるいは「大魔境」の中のジャイアンのごとく、仲間やかけがえのない誰かのために努力する生き方も、悪くはなかったのではないか---

今更ながらにそうした想いを強く抱く。もっと早くに、できたら親がまだ元気なうちに、気づいておくべきだった。


ある本を通じ、本坊元児という芸人を初めて知った。食うや食わずの貧しい生活の中で、一流のお笑い芸人になることを目指しているという。稽古や数少ないテレビ出演の傍ら、過酷な肉体労働に勤しむ男、現在36歳。僕と同年齢だ。夢と現実の狭間でもがき続ける彼の生き様をみて、なんだか救われた思いがした。

人には色々な生き方がある...

僕らとタメの、この男もまた、人生の“曲がり角”を迎えた可能性がある。左膝内側半月板損傷で開幕一軍が絶望的となった、武田久。守護神返り咲きを目指していた矢先のアクシデント。本人も相当ショックだったろう。

このままで終われるはずがない。守護神どうのなんて、もうこの際こだわらなくてもいい。還ってくることに、どん底から這い上がってくることに意義がある。‥我々世代の星、野球界においては彼もその一人といえる。一軍で投げる雄姿をみせることによって多くの人がまた救われ、勇気をもらう。

小さな大投手・武田には今回、試練などではない、その「使命」が与えられた。先も見えてきた現役生活に、そんな生き様を示すのも悪くないだろう?数々の修羅場をくぐり抜けてきた背番号「21」には、きっとそれができるはずなのだから。

男36歳、いずれも、まだ夢の途中なり---

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ハム武田久 左膝内側半月板損傷で手術へ
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posted by 羽夢 at 23:36| Comment(0) | TrackBack(0) | FSコラム | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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