2014年11月04日

【動物の値段】 -ノンフィクションを直視せよ-

来季から海を渡る可能性もある、オリックスの金子千尋には一体いくらの“値”がつくのか。日ハムにドラフト1位された有原航平には確実に、上限額いっぱいの1億円前後の契約金が支払われることだろう。

ヒトに値段がつく--- いってみれば「人身売買」の世界である。


ところで動物たちもかなり高額で取引されているのはご存じだろうか。一般家庭向けに流通している犬や猫ももちろんそうなのだが、動物園や水族館で飼育している希少動物となると、我々には到底手が出せないような金額になる。

現地で動物を調達し、動物園側らと交渉。仲介の役割を担っているのが「動物商」と呼ばれる人たち。その動物商でもある白輪剛史(しらわ・つよし)氏が上梓した【動物の値段】という本が実に愉快だった。




本書によるとシャチ1頭の金額が1億円。まさに、有原級...

さすがはオーシャンキングである。筆者を1億で買ってくれる企業など、おそらくどこにもないであろう。別に卑下しているわけではないが、なんだか自分のちっぽけさを痛切に思い知らされた気分。ちなみに金と設備さえ整っていれば、一般のご家庭でもシャチを飼うことができるそうだ。

飼育方法、またそれに当たってかならず抑えておかなければならない知識。以外にも動物にまつわるうんちくなどが、ユニークな文章で綴られている。せっかくだから日ハムのマスコットでもある「熊」をひとつ例にとってあげてみよう。


ツキノワグマのお値段は30万円也。意外と手頃である。だが可愛らしい顔に似合わず、彼らは猛獣なので各都道府県知事に飼育許可をもらわないといけない。それから冬は冬眠をする。3カ月間くらい会えなくなるが、辛抱しよう。

飼うまでいかなくても、山中でクマに出くわしてしまうケースが昨今多い。その対処法もなかなか興味深く、まず『死んだふりは間違ってもしてはいけない』。これは抜群の臭覚・聴覚によって簡単に見破られてしまうのだそう。

『背中を向けて逃げてはいけない』。クマは逃げるものを追いかける習性があるのと、仮にそうしても100メートル7秒の快速で、たちまち追いつかれてしまう。たとえウサイン・ボルトでも逃げ切ることは不可能なのだ。よくよく考えてみたら12球団マスコット界1の俊足を誇るハムのBB氏は、それを忠実に?再現していたことになる。

良策は大声を出すなどしてクマを驚かせること、らしい。そういえば遭遇した際に、ご婦人の連れていた犬が吠えて、クマを追っ払ったというニュースが少し前にあった。‥なるほど。皆さんも“リアルBB”にはくれぐれもご注意を。


≪参考≫
忠犬お手柄、クマ追い払う 金沢で飼い主と散歩中 ※日本経済新聞


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ラベル:白輪剛史
posted by 羽夢 at 10:07| Comment(0) | TrackBack(0) | FSコラム | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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