2014年09月22日

相応しいチーム

先日田舎に帰郷した折、父親と話したこと。『3位はおそらく大丈夫だろう』 すなわちCS進出を意味する。ただ‥と、うちのハム爺は言葉を付け足した。


『最低でも貯金5以上をもって、臨みたい』


その通りだなと思った。やっとの勝率5割では恰好がつかない。‥いや、恰好なんかつける必要ないのだけれど、3位で進出なら上の2チームに胸を借りることになるのだから、やはり、それ相応の成績を残しておかないと示しがつかない。仮に勝率5割を切ろうものなら『そんなチームに出場する権利はない』などと、外野から野次られてしまうのが見え見えである。

また、そうした目にはみえぬ自信のなさが、肝心の選手たちのプレーにも影響を及ぼしかねない。2005年に5割以下でCSに“かろうじて”進出した西武が、あっさりとロッテに連敗を喫し、敗退してしまうというシーンがあった。松坂大輔に西口文也、優秀な先発投手を擁する西武に、私は当初かなり分があるのではないかと見ていた。

ところが一見僅差のスコア以上に、なにか“申し訳なさそう”にプレーしていた西武ナインの消極的な姿勢が今でも記憶に残っている。誰もが口には出さなくとも「勝率5割以下」の負の要素が、心理的にマイナスに作用したのではないだろうか。


日ハムが、はたして貯金5以上をもって、秋の決戦に臨めるかどうかは判らない。ただ、21日の東北楽天戦を観戦してCSに出場しても大丈夫、CSに進出するに相応しいチーム‥‥それを大いに感じることができた。

まるで高校球児のように最後まで諦めない、泥臭い野球で接戦を制した粘り強さ。最終回、杉谷拳士の内野安打と盗塁時の連続ヘッドスライディングが稲葉篤紀の劇的な同点打を呼びこんだ。

なんのてらいもなく、稲葉の代走として久々に出場してきた大ベテラン・金子誠の姿に胸が熱くなり、決勝打を放った中島卓也もそれまで3四球を選び、走って塁上をかきまわしていた。打率が低い大野奨太も飯山裕志も、スクイズを決めて役目を果たした(失敗もあったが)


まさに、全員野球---


大谷翔平の乱調という、おもわぬ誤算をはねのけてつかみ取った価値ある1勝。選手やファンに勇気を与えてくれた、谷口走塁死後のファイター杉谷に、この日のMVP賞をあげたい。こんな戦い方ができれば、きっとCSでも旋風を巻き起こしてくれるだろう。そう信じて疑わない、すばらしい勝利だった。

ペナントレースもいよいよ大詰め。23日から10連戦が控えている。文字どおり、ラストスパートだ。

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ラベル:杉谷拳士
posted by 羽夢 at 09:39| Comment(0) | TrackBack(0) | FSコラム | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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