2014年08月01日

「斎藤佑樹」

この“証言”によって、彼に対するごく一部からの、誤った認識を拭い去ることもできるのだろう。


稲葉が“変身”証言!斎藤は「コミュニケーションが取れるように」 ※サンケイスポーツ

あのときのオールスターに代表されるように、ベンチ内でひとりでいるシーンが多い斎藤を、周囲から嫌われている‥やれ干されているだのといった、現場レベルでないと誰も分からない“怪情報”がネット上を中心に飛び交っていた。そうではなく、やはり、自分から人に歩みよることのできない性質であったようだ。

人見知り、シャイ‥。典型的な「A型気質」ともいえる。彼の場合、幾ばくかのプライドが邪魔をしていた可能性もなきにしもあらずだが、もうひとつの特徴として、自分の世界に入り込むタイプが多いとも云われている。そして“ペース”が乱されるのを何よりも嫌う。そういった人間はえてして周りからは「自分本位」として捉えられ、ときとして周りの人間に誤解を与えてしまうこともある。どちらかといえば斎藤にもその気(け)が結構あったかも知れない。

そんなだから“壇上”で「ハッピーバースディ」をスタンドのファン全員に歌唱されたのは、内心彼は嫌だったのはないかとも推測している。「恥ずかしいから、やめてくれ」と。‥‥まぁ、この場に及んで血液型関連の話なぞを長々語るのはやめておこう。昨夜はその日以来、785日ぶりの白星を自らの手でつかみ取った。


やはり、初回がすべてだったろう。いきなり連打を浴びて無死1、2塁という局面を迎えてしまうが、あの場面を「0」で凌げたのが大きかった。もし失点しようものなら、これまでのようにズルズルといっていた可能性も、かなりあった。降板する6回以外は毎回走者を背負い、度重なったピンチでも、粘り耐え、要所はきちんと封じる。でも振り返ってみれば、これこそプロ入り後よかった頃の斎藤の姿‥。なにか“懐かしさ”なようなものを覚えた。

たしかに本調子ではなかったかもしれない。状態とすればむしろ復帰後初マウンドとなった先月12日の方が上だったろうか。それでも、悪いながらもトータル6回を1失点と「結果」を残すことができたのは、今後に向けて大きな手ごたえと自信をつかめたはずだ。唯一3人で片づけた6回のマウンドはチームが勝ち越してくれた直後なだけに評価できる。100球にせまり、5回のピンチの凌いだ時点でヘバリが心配だったけれど、『信じてる』と送りだした栗山監督。珍しく?有言実行のその采配ぶりには溜飲が下がった。


私事であるが、同じく今季苦しんできた者同士、勝利の瞬間に隣にいた増井浩俊と抱き合った光景を目にしたときは涙が止まらなかった。斎藤の白星を、自分のことのように喜んでくれる選手が身近にいるのを、あらためて知り、嬉しかったのだ。たくさんの「仲間」が今も周りにいる。

日ハム入団から‥いや、アマチュア時代からが“第一”とすれば、約2年の空白の時を経て、あらたに始まった彼の「第二の野球人生」。それが第一に負けないくらい、栄光に満ちたものであることを、願ってやまない。


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ラベル:斎藤佑樹
posted by 羽夢 at 10:03| Comment(0) | TrackBack(0) | FSコラム | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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