2014年06月29日

“最強”投手

少し前の週刊ベースボールに、「歴代投手ランキング」なる特集企画があった。現役選手や元選手らにアンケートを取り、どの投手を一番すごいと感じたかを、ランキング形式にして発表したもの。

レンジャーズにいるダルビッシュ有がダントツの1位で、2位がヤンキースの田中将大‥‥。アンケート対象者のほとんどが現役の選手であったため、近年活躍している投手に票が偏ってしまったのについてきちんと断っていたが、それでもプロも認める最強な2投手を、実際に目撃できたこと、同じときを生きてこれた私たちは本当にラッキーだったのかもしれない。


週刊 ベースボール 2014年 3/17号 [雑誌]


しかしながら、元ハムのダルビッシュである。登板日は負ける気がまったくしない、かなりの確率で完投してくれる、滅多に点を取られない‥‥。こんな投手を見たのは生まれて初めてだった。5年連続防御率1点台なんて、野茂とか松坂クラスでも成しえなかった大記録。どちからといえば稲尾和久、金田正一といったような“歴史上の人物”の域に近いだろうか。あの圧倒的な安定感は、いくら田中将も凄いといっても、ダルビッシュにはまだ及ばない。


ダル以外で上位にランクインした歴代のハム投手は見当たらなかった(在籍期間が短かった投手を除く)。まあこれは仕方ないだろう。記憶を遡っても、上記の選手らと肩を並べられるほどの大投手は、確かにいなかったのだから。

またハムの投手の場合は爆発的に活躍する年が単年であったりするため(木田・工藤・吉川等)、大衆へ与えるインパクトが薄らいでしまう弱点がある。どんなひいき目でみたって「歴代投手ランキング」にノミネートできそうなハムの投手の名は挙がってこない。ただ、きょう(29日)になってその考え方が少し変わったのだ。何年も継続して安定した成績を残してくれる左腕...


宮西尚生を加えてたい と。


楽天戦で通算150ホールドを達成。短いイニングを投げる中継ぎ投手でありながら2年目以降、防御率3点を上回ったことはなく(3年目以降は2.30以下)、同点以上の緊迫した場面での登板が常なのに、負け数も少ない(2013年までの通算17勝12敗)。プロ入り7年でそれだけの数のホールドを積み上げてきたのは、むしろ必然の結果ともいえるだろう。

これほどの投手は他球団を見渡してもそうそういなし、長いハムの歴史の中においても、彼のような秀逸なリリーフ投手は皆無だったのではないか?左では宮西こそが 最強 ‥‥大袈裟な話でなく、本気でそんな気がしてくる。


今シーズンも安心して送り出せる左は、相変わらず宮西ただひとりだ。しかしいくら最強だからといって、いつまでも彼ばかりに頼るわけにもいかない。「酷使」だけが心配だ。

昨年のオールスターはせっかく全パの監督を任されたというのに、なぜ栗山さんが宮西を監督推薦で選出しないのか不思議だった(好調とは云えなかった吉川を選ぶのなら)。打者に向かっていく熱い姿とかキレキレなストレートを、もっと全国の野球ファンに見てもらいたかったのに。今季は晴れ舞台で背番号「25」を目にすることができるか?

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ラベル:宮西尚生
posted by 羽夢 at 23:32 | TrackBack(0) | FSコラム | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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