2014年06月23日

“ノンフィクション”を直視せよ

毎日のようにセッセと記事を更新しているブロガーは本当、すごいと思う。


昨日(22日)のようなサヨナラ負けを喫しても、その前の後味が悪すぎる雨天コールドで敗れ去ったとしても‥敗因がどうだとか、栗山采配の是非を自分なりに論じていたりする人もいる。誰から頼まれるわけでも、仕事でもないのに、よくぞそういった芸当ができるものかと、時おり尊敬すらしてしまう。

‥おそらく彼彼女らの場合、定期的に訪問してくれる日ハムファンと交流をはかるためであったり、ランキング(?)上位維持を保つために、泣きたくなるような試合を気力を振り絞って執筆しているのだと思う。幸い私はそれらに主眼を置いていないので、基本、書きたくない(論ずるに値しない)ときは何も書かない。

しかし野球系のみならず、すべてのブロガーにおいて、「書きたいときに書く」 これこそがもっとも健全なブログとの向き合い方ではないかとも考えている。“趣味”の枠を越え、もはや書くことが“義務”となってしまっては、ただ辛くなるだけなのが容易に想像できてしまうからだ。


堅苦しいことを冒頭からダラダラと述べてしまったが、要は記事を書くことによって試合を振りかえりたくないし、もう思いだしくもないということ。ひいきチームを持つ熱烈な野球ファンなら、多少はご理解していただけるのではないか。無論、“ブロガー”としてはこれでは失格なのかもしれないけれど(笑)。


先述のサヨナラ負け‥。しばらくは何も手がつかないほど、大きな精神的ダメージを被った。私でさえそんな心理状態に陥ったのだから、打たれたM投手はいくらプロとはいえ、相当にヘコんだことだろう。それこそ早く忘れてほしい。反省する必要もない。球児でもあるまいし、ましてや彼のように既に一軍で実績を残している投手。技術的な問題ではなく、おそらく気持ちの問題なのだから。あとは「使った方が悪い」と、良い意味で開き直るべきだ。


昨日の、試合後の私もまさにそうだったが、気分を落ちつけたり、精神統一をはかるのには読書が最適である。ネットだと目にしたくない情報まで入ってくるので好ましくない。普段から読書に精通していなければ、あるいは「どんな本を読めばいいのか?」 判らない方もおられるであろう。そんな問題を解決してくれるのが HONZ。皆さんご存知だろうか...


“書評家”と呼ばれる方たちが、それぞれお薦めの本を独自の目線と切り口で紹介してくれるサイト。ただし、扱っているのは創作作品以外のノンフィクションのみ。あのホリエモン氏も活用しているらしく、ドラマ化された「弱くても勝てます」も大々的に紹介されていて、そこで初めて知った。“事実は小説より奇なり”なんて言葉もあるけれど、何を隠そう筆者はこのノンフィクション系が大・大好物なのである。まさに自分のような人のためにあるサイトだ。

なかでも私は事件・事故・職業モノといったジャンルを好きこのんで読んでいて、目を通した該当本の数は、もしかしたらHONZの書評家たちをも上回っているかも知れない。気分転換も兼ねて、今回はそれらの本について少しだけ触れてみようかと思う。


1 逮捕されるまで 空白の2年7カ月の記録

この本ほどフィクションであったら‥と、望んだことはない。




タイトルのとおり、殺人を犯してからの出来事を時系列で辿った市橋達也の「逃亡記」であるが、その“道のり”が凄すぎるのだ。誰もいない無人島で一人暮らそうなんて発想は、なかなか常人には湧いてこないのではないか。今の平和な世の中で、ヘビや魚を捕えたりの「自給自足」の生活‥‥

食っていくために、庶民に混じって普通に“労働”したりもしている。過去の傾向からすると、同種の罪人は更なる悪事に手を染めるパターンが大半なのだけれど、そういった記述は少なくとも本の中では見当たらない(細かくみれば線路内に立ち入った等の微罪はありそう)。そんな逃亡生活を2年半も続けた彼の克明な記録は文章力云々以前に、「読み物」として非常に興味深い一冊だった。


2 出張ホスト-僕は一晩45000円で女性に抱かれる


女に買われる男‥‥




出張ホストとして活動される(現在は不明)一条和樹氏が著者。“出張先”で出くわした様々な客とのエピソードを「一話完結型」で、エッセイ風にまとめたものであるが、本のタイトルとは裏腹に生々しい描写はほとんどなくて、表現力豊かなきれいな文章で綴っていたのが印象に残っている。

主婦からキャリアウーマン、年齢層も幅広く、客ごとホストに求めるものはちがう。都度、接客の仕方や“キャラ”を変化させていた一条氏。全編を通して感じたのは、予想をしていたよりも、はるかに過酷な商売であったということ。マダム相手に“立たなかった”とか、なかにはこっちまで赤面してしまうような話も‥。


とりえず今記事ではこの程度にとどめておこう。日ハムがまた痛い負け方をする日があるかもしれないから、「小出し」でいった方がよさそうだ。私が本を語っているときは、大抵現実を直視していないときなので判りやすいと思う。


‥ノンフィクション好きで「逃避型」の自分って、よく考えてみたら結構矛盾している(笑)。


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posted by 羽夢 at 20:11 | TrackBack(0) | FSコラム | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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