2014年06月12日

「蹴球」なトラウマ

おそらく筆者と同世代‥ハムでいうなら“W武田”世代近辺で、学生時代に野球に興じていた人たちの中には「サッカーぎらい」が結構おられるのではないか。


Jリーグが開幕した1993年、私はまだ坊主頭の中学生。あの頃はサッカー部の連中がチヤホヤされ、野球部員はまったくと云っていいほど、女子からモテなかった。やれダサイだの、オジサンがやるスポーツだのを耳にするたびに、野球一筋だった自分は歯痒い思いをした。

当時は漫画「スラムダンク」の影響もあってバスケが人気を博し、オーレオレのJリーグもそう。振り返れば全国の野球部員たちにとって不遇の時期だったのかもしれない。それでも幼き私はサッカーだけはどうしても許せなかった。決して女子からモテなかったことだけが理由ではない。Jリーグ人気のせいで、プロ野球もその影響をモロに受けてしまったからだ。


サッカーがゴールデンタイムに放送され、巨人戦が夜中の録画中継に回される日もあった。野球中継といえば当時は(途中経過を期待していた)巨人戦くらいしかなかったのに、それすらも剥奪されてしまう。

爆発的なJリーグ人気に危機感を持ったのか、野球界が“迷走”し始めたのも、ちょうどこの頃だ。堰を切ったように、FAとドラフト逆指名制度を同年導入する。アマチュア界のスター選手が来てくれる可能性もあったドラフトのくじ引き‥毎年楽しみにしていたのに。


サッカーに対する嫌悪感はそれからもしばらく持ち続け、フランスW杯で日本が1勝もできずに全敗して帰ってきた際、その実ひとりほくそ笑んでいた。日韓共催時は現行の交流戦以上に超変則的な日程をプロ野球が余儀なくされて、怒りが再熱したりもした。こんなこと、当時は口が裂けても云えなかったけれど。


蹴球にまつわる様々なトラウマを未だ払拭できずに、日本では雨の多いW杯シーズンになると、自然と憂うつになりだす、元“ライパチ”中年球児...


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posted by 羽夢 at 09:01 | TrackBack(0) | FSコラム | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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