2014年05月16日

プチファイター

ドラゴンクエストで個人的にもっとも気にいっているシリーズは、7(セブン)である...


多発したプレイ途中の“バグ”の影響もあってか、ドラクエユーザーの間ではロトシリーズなどと比べると、それほど高い評価を得ているわけではない。しかし、エンディングの美しさにおいては7が随一だと、私は今でも感じている。旅の途中で別れることになった戦友・キーファと、おもわぬ形で再会をはたして、しばし感動余韻に浸っていたものだ。念願かなってプラチナキングをモンスターパークに連れていくことができたあの感激も、忘れられない。


同作品で初めて登場してきたプチファイターという魔物がいる。魔物とはいえ、こいつが中々可愛らしい、幼い子供のような容貌をしており※1、リメイク版(PS.5)では仲間にすることもできた。プチット族と呼ばれるプチヒーロー・プチプリースト・プチマージと群れをなして、よく私の前に立ちはだかってきたのだが、プチファイターはその名のとおり戦士型キャラ。腕力や体力は成長すれば最巨漢のギガンデスにも匹敵する。

‥ただ、彼には致命的な弱点があり、強力な武器・防具を身に付けられる一方で「すばやさ」のステータスが著しく低い。筆者はこのようなキャラを元来好まなかった。敵から先制攻撃を受けてしまう可能性が極めて高くなるからだ。

それならなぜ辛抱強くプチファイターを育て上げ、常に戦列に加えていたかというと、プチット族だけでラスボスを成敗しに行くのが夢だった他にもう一つ、大きな理由があった。

彼の名前が「ファイタ」であったから(笑)※2。私に親近感を抱かせてくれるに余りある、抜群のネーミングセンスだったように思う。


きょうドラクエ話に長々と時間を割いてしまったのにはワケがある。15日の埼玉西武戦を観ながら、ふと愛しきファイタのことを思い出したのだ。野球界では特別小柄な男が、強打者相手に怯むことなく、敢然と立ち向かっていく‥‥。あの姿は、まさしくリアル版・プチファイター。男の名は、谷元圭介


今季も貴重な戦力となっている。首脳陣にとって谷元ほどありがたい投手はいないだろう。ゲームの彼に「すばやさ」はなかったが、リアルは試合に“入っていく”のが本当に早い。「適応力」の高さは相当なものだ。他の中継ぎ投手と違い、投げる展開も、イニングも固定されていないなかで難しい役回りを一手に引きうけてくれている谷元には、おそらく投手コーチも頭が上がらないはず。

‥象徴的だったのは2年前の日本シリーズ第6戦。早期降板した武田勝をリリーフして試合をつくり、一時は同点にまで持ち込むことができた。すべては2番手・谷元の力投が生んだものだった。

先月のソフトバンク戦では打者にぶつけ、すぐさま帽子をとったが詰め寄られて、「年下になめられてたまるか」と云わんばかりに相手の元へと向かっていった。本当の“ファイター”となってしまった谷元‥。でもそんな初めて目にする姿にも、何だか頼もしさを覚えた。今後も可愛らしい風貌に似つかわしくない、攻撃的な投球を期待している。


≪参考≫
※1.モンスター/プチファイター
※2.全4匹できるうちの2番目に仲間になるプチファイターの名前

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posted by 羽夢 at 10:33 | TrackBack(0) | FSコラム | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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