2014年02月09日

“大物”外国人投手列伝

前日、8日は大変な思いをしながら仕事に行ってきた。
自分がこの世に生を受けてから、あれほどの豪雪と長時間にわたる吹雪は初めての体験だった。なるほど訊けば都心でも45年ぶりに27センチの積雪を記録したらしい。

幼少の頃は雪が好きで、早朝、雨戸を開けた際に眼下に飛び込んでくる銀世界に、胸が高鳴ったものだが、いい年をした大人になった現在は、ただの迷惑な“シロモノ”でしかなく‥‥。当時飼っていたペットの犬と、白銀の絨毯の上を無邪気に駆けまわっていた頃が懐かしい。


雪とは無縁の沖縄は名護の地で、はつらつと春季キャンプを張っているファイターズ。‥が、「スノー」という外国人が、かつてうちにいたのはご存じだろうか。給料(正確には初任給)を持ち逃げした、米国発のなんとも“お寒い”助っ人選手、バール・スノーがそれである。

日本での出場経験はもちろんなし。海外でもさしたる実績は残していないそう。とにかく色々とベールに包まれた外国人であるが、背番号「18」 を与えられていたという“記録”は残っている。早々に退団したスノーと入れ替わるように入団し、「18」を継いだのが1974年に来日したマイク・ケキッチ

ヤンキースで2年連続二ケタ勝利をあげた経験を持ち、それまでメジャーで通算34勝。当時はこんな云われ方をしたかどうかは分からないが、今風にいえば『超大物』といって差し支えないだろう。ケキッチ退団後にファイターズにやってきて、同じくエースナンバーを背負ったジョージ・カルバー。実は彼もメジャー同48勝もマークしていた。

こんな偉大な両投手でも、わずかばかりの勝ち星しかあげられずに、1シーズンかぎりの在籍でチームを去っている(ケキッチ5勝、カルバーにいたっては1勝)。『せっかく大金をはたいても‥』と、懲りてしまったわけではないのだろうが、以後外国人投手の獲得は長年に渡って見合わせている。


NPBで一定の成功を収める投手が増え始めてきた90年代後半以降。ファイターズが久々に獲得した“大物”がスコット・サンダース。2001年来日。先発の柱としてかなり期待されていたが、メジャーで34勝あげたほどの男も、日本では3勝どまり。シーズン後半頃になって良い投球を見せていた記憶があるけれど、「時すでに遅し」といったところか...


scott sanders1.jpg
FIGHTERS GUIDEBOOK2001より


北海道移転元年の記念すべき年にやってきたライアン・ループはサンダースよりもっとひどくて、でれば打たれるの繰り返し‥。ちなみに彼は来日前までメジャーで通算24勝していた。


なにやら“大物”とは相性の悪い気もしてくるファイターズなのだが、これはおそらく他球団も一緒だろう。スカウトが日本で活躍ができる外国人投手を見つけてくるのは、野手よりも困難を極めるのではないか。ちゃんと額面通りの働きをしてくれたのは‥‥私は巨人のビル・ガリクソンくらいしか思い浮かばない。


そしてファイターズ球団初の、一年目から年俸1億円超え(投手)。現役バリバリの触れこみで2014シーズンよりルイス・メンドーサが加わることになった。上記4投手には劣るものの、メジャーで16勝もしてきた右腕である。はたして球団が思い描いた通りの活躍を、彼はしてくれるのだろうか。

これまでの“フリ”からして若干気まずいが(苦笑)、いくつかの光明をメンドーサにみた。“必須”ともいえる制球力に長けていると訊くし、日本で成功する外国人投手は直球にしても「ボールが動く」タイプが多い。このタイプに、彼も当てはまるのだという。特有の、力任せでいくだけの投手でないのは確かなようだ。

そういえばあの洒落た独特なヘアースタイル。長髪をなびかせながら投球をし、Fs史上最強とも謳われる“助っ投”、キップ・グロス以来のインパクトだ。メンドーサはひょっとしたら、期待に応えてくれるかもしれない。

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posted by 羽夢 at 20:23 | TrackBack(0) | FSコラム | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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