2013年12月22日

できる人はずっと先をみている ≪年末ぶったぎり2≫

糸井嘉男の仰天トレードが発覚して間もなくのこと‥‥
私は知人にこんな言葉を漏らしていた。


『涌井と片岡が欲しかった』 と。

どうせ糸井を出すのなら、西武とトレードをして、年々出番が減りつつあったこの両選手を、北海道へ招きたかったという、発言の意。足のある片岡を正遊撃手候補、ダルビッシュが唯一ライバルと認め、北海道と本業以外で縁もあった涌井を先発ローテの一角として計算。糸井クラスなら仮に1対2の交換でも、向こうは首を縦に振ったのではないか。


‥‥我ながら浅はかな妄想であった。「都会派」な彼らは、きっと今オフにでも、すぐさまFA宣言をしていただろう。そんな、一年でチームを去ってしまうような選手に、うちも超人・糸井をだすわけにはいかない。考えてみただけで恐ろしい“大損失”となっていた。

現実に目を向ければ3割バッターの見返りとし、ファイターズがオリックスから手にしたのは大引啓次。来季のキャプテンである。移籍翌年に主将就任‥。実に確信犯的である。端からこうすることを画策していたかのような、したたかささえ抱いてしまう。我々が思っている以上に、ずっと先までフロントは見据えていたのだ。そういえば過去にもトレードを獲得した選手を、1年でコーチにさせた前例もあった。

したがって今季残した成績だけで、あのトレードを良し悪しを決めつけるわけにはいかない。‥が、大引に加えて、先発枠に入りフル回転をしてくれた木佐貫洋と、中田翔の故障時は穴を埋める活躍をみせてくれた赤田将吾までちゃっかりと獲得している抜け目のなさは、さすがの一言である。

目先の補強だけに捉われた、オリックス側から持ちかけられたトレードとも訊くし、糸井まで獲得してファイターズより下の順位というわけにはいかなかった向こうの方が、実は結構躍起になっていたのかもしれない。その結果が5位と6位の侘しい争いではあったが‥。しかし、“世紀の”大トレードがもたらしてくれるもの、本当の「巧者ぶり」が発揮されるのはこれからなのだ。


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posted by 羽夢 at 23:56| Comment(0) | TrackBack(0) | FSコラム | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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