2013年11月08日

名監督からのススメ。

16年ぶりのAクラス、初のクライマックスS進出で、今年は広島が盛り上がってましたよね。


前回3位だったのが1997年‥‥とすると、野村に正田、前田智・江藤と続き、金本や緒方、ロペスなんて優秀な助っ人までいた。なにげにあの時のオーダーを、同時期のジャイアンツ以上によく覚えていたりもするのですが、左右のバランスがとても良い打線で、私もファミスタなどでは重宝してましたねぇ(笑)

ところで当時カープの監督を務められていたのは、三村敏之さん。その三村さんご本人が著した「超二流のススメ。」という本を、ご存知ですか? ‥コレがですね、誠に良いんですよ。


現役時代は2番を打ち、どちらかといえば“わき役”に近い存在だった三村氏がカープの一軍監督に抜擢された理由‥また楽天球団が次期監督候補として、氏を推していた理由も、本書を読めば、よ〜く理解できますね。

逆にあれかなぁ。光り輝くスター選手ではなかったからこそ、苦労をしていた期間が長かったからこそ!選手の繊細な気持ちを酌んだ上で掌握できる部分もあったりして、そういったものが監督業にも活きたのかなと。名選手名監督に何とかではないですけれど。とにかくこの方に監督を任せておけばチームが悪い方には進んでいかないだろう‥そんな気にさせてくれる書籍です。


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スピンも赤色。著者の“カープ愛”が細部にまで


筆者もずいぶん勉強をさせてもらったのが、第5章「『野球言葉』の本質を知ろう」。こちらはQ&A形式で「守備・バッテリー編」 「攻撃打者編」 「その他・全体編」からなっています。それぞれ野球中継などを見ていて皆さんも一度は気になったことがあるであろう事柄が、プロの目線で的確に、三村さんが返答なさっています。

たとえば選手は人工芝を嫌うなんて良く訊きますけれど、その詳しい理由までは判らなかったりしませんか?あと「ボールのキレ」や「体が開いている」の、具体的な意味。さらには「サインはどこからどう出ている」とか「他チームの選手同士は仲がいいの?」ですとか、これはファイターズファンも他人事ではない「遠征が多いと不利なの?」etc...

どの項目も難しい専門用語を並べるのではなく、非常に分かりやすい言葉で丁寧に説いてくれているので助かります。著者の真摯的なお人柄がよく表れており、おかげで私のような素人でも概ね、理解することができました(笑)


まあこの章は言ってしまえば“オマケ”みたいなものなのですが、本のタイトルにもなっています「超二流」。超二流とは何ぞや?というのが本書の最大のキモです。ここで言ってしまっていいのものなのか、まだ読んでいない方もいると思うし‥‥なんて言っておけば聴こえはいいのですけど、一から書くのが大変骨の折れる作業になりそうなので、多少端折させてもらいます。実のところは(笑)

端的にいうと‥‥誰もが才能を併せ持った「一流選手」にはなれるわけではない。時が来たら自分の能力を客観的に見極めてみることも必要となる。ただ、工夫と努力次第で一流の選手を超えることは可能。そんな「超二流」の選手を目指してみてはどうだろう。


‥分かりづらいですかね(苦笑)。具体例を挙げれば今のカープだとちょっと分かりませんけれども、ファイターズなら飯山裕志を目指せ! ってことでしょうか。守備のスペシャリストとなった彼は、ほら結果的に1軍に居れてますよね。自分の持ち味、利点を活かすことによって欠かせない戦力にもなっているわけで。‥なんとなくニュアンスは伝わったでしょうか。大雑把ですみませんが、大体こんな感じです(笑)


実例を挙げるための現役時代思い出話やカープの選手のエピソードがメインとはいえ、ジャイアンツ絡みの話題が結構目立っていたのも印象的でした。60〜70年代はまだカープ自体がマイナーな球団であったせいか、はたまた「打倒・巨人」に燃えるのはセ・リーグ監督の性か‥。“一流選手”ばかりだったジャイアンツへの対抗心のようなものも、節々に感じられましたねぇ。おススメの一冊です。


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posted by 羽夢 at 01:15| Comment(0) | TrackBack(0) | 野球雑記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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