集まった観衆は4万人を超えたそうで、かなり盛り上がったそうですね。なになに?金田に王に、江夏に江川?たしかに錚々たる面子‥。伝統ある両球団だけに『さすが』といった感じです。
なかでもこの日、一番スタンドが湧いたのは藪恵壹VS清原和博の“因縁対決”だったようで(笑)。拙者も両者にまつわる数々のエピソードは、書籍やテレビ番組などで目にしたことがあります。
あの珍プレー集などでもよく取りあげられた「乱闘劇」って実際のとこ、どうなんでしょうね‥。口裏を合わせたわけではさすがにないんでしょうけど、藪さんってクレバーそうに見えたから、わざとああいう嫌っているような態度を取っていた‥とか?つまり、伝統の一戦を盛り上げるための「演出」だったんじゃないか?ってこと。
だって当時からすでに【球界の番長】と化していた清原さんに、フツーはあんな態度なかなか取れませんよ(しかも年下だし)。犬猿の仲とされていた前田忠明さんと梨元勝さんが実は「飲み仲間」だったように、昔から野球界でもよくあったそうなんです。
かの有名な太平洋クラブとロッテの【遺恨マッチ】でさえも、結局は稲尾監督と金田監督が仕組んだものだったんでしょ?観客まで巻き込んでしまったのは想定外だったみたいだけど(苦笑) ※参考URL
‥でもやっぱり分からない。当時の映像などを確認してみると、二人ともマジ(本気)っぽく見えるから。本当にお互いが嫌っていたのかもしれません。もし!仮に演出なんだとしたら‥‥彼らは相当な「役者」ですね(笑)
それとこの日、清原さんが気になる発言もされていました。
『今の野球は、銀行員が野球をやってるように見える。もっといい意味で毒があっていい。プロ野球も野生の王国にならない』
要は現代のプロ野球選手は個性に乏しいって意味だそうです。確かにかつての清原さん、及び現役をされていたころのパ・リーグには強烈な個性を放っていた選手がたくさんおられましたからね。門田博光さんや落合博満さん、村田兆治さんに野茂英雄さん...
歴代の猛者たちに近いオーラを持っている選手って、打者なら今はやっぱり中田翔だと思うんですよ。番長自身も以前「後継者」と認めていた。先日のキューバとの親善試合も見たけど、DeNAの筒香辺りはあまり“毒味”は感じないので(笑)
だから中田にはいい意味でもっと暴れまわってほしい。その暁に、清原さんに本当の意味で認めてもらえるような選手に育っていってもらえたら‥‥
ファイターズという垣根を越え、1プロ野球ファンとしてこれほど嬉しいことはありません。