2012年09月05日

【追いかけて..斎藤佑樹】 VOL.1 @西武第二

居てもたってもいられなかった。


私はその日の朝、斎藤佑樹がファームの試合で先発登板するということを知った。舞台は西武ドームに隣接する西武第二球場。家から大体自転車で30分ほどの場所にある。

夜には東京ドームで行われる1軍戦を見に行くため、色々準備しておかなければならないこともあったのだが、急きょ予定を変更して13時開始の西武第二へ向かうことにした。

姿を見なくなってからしばらく経つ。彼は今、一体どんな状態なのか。訊けば二軍でもメッタ打ちにあってるという話。今シーズンの開幕投手を務め“エース”“大黒柱”などと、もてはやされた時期もある男だ。見るからに高そうなプライドは、きっとズタズタに斬り裂かれてしまっているにちがいない。今の背番号「18」をこの目でしっかりと...


自転車をこいでいるうちに段々と高揚してきている自分に気づく。舞台の違いにいささか違和感はあるものの、だってあの斎藤佑樹を、日本中の話題を独占したハンカチ王子のお姿を、ごくごく近所で拝むことができるのだから。私にとって、もしかするとこれは“幸運”な出来事なのではないか?そんな風にも思えてきたのだ。坂が多い所沢の道も、この日にかぎっては苦にならない。気分はもう、ゆずが唄う「夏色」といったところ。


9月というのに真夏のような暑さ‥。気分は「夏色」でも、若いといえなくなってきた私は結局それに肉体がついてこず、フラフラになりながらもなんとか西武第二球場に辿りつくことできた。自販機で購入したペットボトルのお茶を片手に、今日お目当ての“カレ”の元へと一目散に向かう...

いた!

ちょうどブルペンで投球練習をしていたころだった。周囲はかなりの人だかり。こんな埼玉の片田舎でも駆けつけてきてくれる熱心な「佑ちゃんファン」は結構いてくれるのだ。私が“生”で斎藤を見るのは5月の神宮以来。“生”といってもスタンドから見届けたもので、これだけ近距離で見るのは初めてだ。



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先ほど幸運とまで云っていた、最大の理由‥。それはこの球場の造りにあった。非常に選手とファンとの距離感が近い。ブルペンといってもフェンス一枚隔てた向こう側に熱のこもった斎藤の投球を目にすることができる。その距離たるや、息づかいも聴こえてきそうな、わずか7、80センチといったところか。‥久しぶりにみる彼の姿は随分と日焼けして、元々色白なせいもあってか、何かとても精悍に見える。


すると、ブルペンでの投球練習を終えた斎藤がバックネット裏にあるロッカーに向かうため、外周を歩き始めた。【目の前に憧れのハンカチが!】 興奮を抑えられなかった。声を掛けることもできなかった。それは私みたいなイイ年した男に『佑ちゃ〜ん』と声を掛けてもらっても本人はあんまり嬉しくないのではなかろうか?と、別に遠慮していたわけではない。斎藤が持つオーラの大きさに、私は圧倒されてしまっていたのである...
≪続く≫




※当日の試合の模様はTwitterでもつぶやいていますので、よろしければそちらをどうぞ。


posted by 羽夢 at 12:18| Comment(2) | TrackBack(0) | FSコラム | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
ありがとう^^
Posted by 18.Y at 2012年09月06日 10:38
羽夢さん、観戦お疲れ様でした。

今回はいつもと違う私小説風?の文体、続編を楽しみにしています。

小生は今年は仕事で最終の東京主催試合に行くことができませんでしたので、QVCか西武に行こうと思ってますが、西武は状況によってはチケット入手が難しくなるかもしれませんね。
Posted by 南の国から at 2012年09月06日 15:36
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