2012年09月01日

【ファンとスタジアムの在り方】

たしか仙台で類似なものが開催されていた記憶がある。今月札幌ドームでも「スタコン」なるイベントが催されるそうだ。球団の公式サイトを覗いてみると、出会いを求めた男女が集う、昨年あたりから急激に流行り始めた“街コン”に習った企画らしい。

おそらく観客増のためであったり、ファンサービスの一環だとも思う。「仲間を増やす」という観点なら賛同できる部分もある。しかし、雌雄を決する大事な終盤戦‥3連戦にもまたがって、なおかつ“試合中”でも継続される「パートナー探し」のイベントとは一体何事か。甚だ緊張感に欠けてしまう。

心から底からファイターズを愛し、応援をしているファンにとっては当日とてもとてもそんな心境にはなれないはずだ。仮に“パートナー探し”目当ての人が大勢ドームに集まってきたとして、彼らがせっかくの熱戦に水をさしてしまわないのだろうかと、少し不安にも感じる。


1日に行われたヤフードームは3万人を越す大観衆。上位をうかがう両チームの白熱した攻防は一瞬たりとも目が離せなかった。陽耀勲の快速球と球界一の小兵・谷元圭介の奪三振ショーに魅せられ、耀勲と岱鋼との「兄弟対決」は3度も実現。ファイターズ5回の攻撃、1死満塁から暴投で3塁走者の鵜久森篤志が本塁突入→憤死してしまったシーンなどは、滅多にお目にかかれないプレーでもあった。

小谷野栄一の決勝ホームラン。今シーズンふたたびスランプに陥ってしまった苦労人の一撃には大いに感動させてもらった。もし私が当日球場にいながらあの場面を逃してしまったとしたら、たぶん数十年間は悔いていると想像する。それくらい、小谷野が放ったホームランの値打ちは高かった。


パートナー探しのイベントならオフの興行や百歩譲ってオープン戦のときに行えばいいのではないか。なぜリーグ優勝がかかるこの大事な時期に‥。故障者が続出し、今こそ選手とファンが一体となって敵に立ち向かっていかなければならないのだ。

熱気を帯びたヤフードームは何か本物の“ファンとスタジアムの在り方”を見たような気がした。「スタコン」はその福岡ソフトバンク戦に開催されるが...






posted by 羽夢 at 23:58| Comment(0) | TrackBack(0) | FSコラム | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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