2012年08月08日

底力 【2012.8/8 VS福岡ソフトバンク @帯広】

最近リアルの方が忙しく、更新の方が滞ってしまいました。ちょっとブランクがありますので、今回は久々に“ゲームレポ”でも綴ってみます。では本日、帯広で行われたホークス16回戦...


の、話題に入る前に!何でもここまでファイターズは主催の地方球場で勝利したことがなかったんだとか。たしかにともに接戦を落とした函館のライオンズ戦しかり、前日のホークス戦といい、後味の悪い負け方を過去にしてしまいましたよねぇ...

慣れていない球場ということもあるし、道内とはいえ移動時間も結構費やすでしょうから、選手にかかる負担も大きいのだと思います。でも、一昔前はこんなもんじゃなかったんですよ!北海道移転前の本拠地、東京ドームではちょうど今くらいの時期だったかな。都市対抗で球場を明け渡してしまうため、地方でのロードゲームを余儀なくされました。

そう、タイガースでおなじみの「死のロード」的なものが、当時のファイターズにもあったのですけど、その移動距離がハンパじゃなかったのですね。北は北海道から東北、それから四国にも行きましたっけ!しかも短期間のうちに集中して組まれていて、大きなハンデを背負わされていたといっても過言ではない状況でした。なお、あの頃のファイターズがよく夏場以降に失速してしまった要因の一理としても考えられています。それを考えてみたら現在(いま)の北海道日本ハムはかなり恵まれている!よって...


『今日こそ地方球場で勝利を収めるのだ』


なんて‥1視聴者である私も選手と心をひとつにして試合に臨んだら、先発の八木智哉が珍しく乱調。2回5失点でKOされてしまいます。大逆転で勝利したホークスは前日の勢いを持続していた印象です。ただ、相手打者に踏み込んで打たれていた、外一辺倒の配球にも問題はありました。鶴岡はミットを内側にも構えていたので、おそらく八木のコントロールミスだと思いますが。

2番手が今季初登板の左腕、根本朋久。かつてファイターズに在籍していた藤井秀悟とたたずまいや投球フォームもどことなく似ていて、個人的に気になっていた投手のひとりです。

が! その根本がのっけからアップアップ状態(笑)。3回の1イニングで1与四球・2長短打浴びたのにも関わらず、相手のマズイ走塁にも助けられてこの回を無失点で切り抜けます。テレビ解説を務められた金村暁さんが『これで流れがやってくる』とおっしゃられていたら、本当に流れがファイターズにやってきました。

なんと、それまで防御率1点台を誇っていた摂津にFs打線が襲いかかり、満塁から稲葉篤紀選手の通算1000打点となる節目のタイムリーなど、打者一巡の猛攻。一挙5得点をあげて、まず同点に追いつきます。直後のホークスの攻撃は根本があっさりと3人で片づけ、勢いはもう完全にファイターズへ。すぐさま絶好調の4番・中田翔のタイムリーで逆転に成功し、摂津をマウンドから引きずり降ろしました。 ≪4回裏終了時 F6-H5≫





3番手に登板したのが、いつか触れようと思っていた新戦力のモルケン。何試合か彼の登板ゲームを見ていますが、いいですねぇ。球の速さは文句なし、コントロールもさほど悪くはない。ただ、コントロールの良し悪しとは別に、全体的に球が高くてコントロールが毎回やや“甘め”なところは少し気になります。勢いで押せる今はそれでもいいのかもしれませんが... ≪1イニング 打者4人 被安打1 失点0≫

4番手・森内壽春の球のキレが素晴らしく、一方のファイターズ打線もホークス中継ぎ陣の前に沈黙し、中盤はこう着します。この間にホークス4番手として登板した陽耀勲と実弟の陽岱鋼との【兄弟対決】がプロの舞台で初めて実現しました。結果は↓で。5番手に宮西尚生が登場し、このまま勝ちパターンに持ち込めていけそうな気配を漂わせていましたが、宮西が内川にまさかの被弾。試合はふたたび振りだしに‥ ≪7回裏終了 F6-H6≫





8回のマウンドは5番手の増井浩俊。彼が登板した頃から降っていた雨の勢いが一段と強くなってきましたが、雨ニモマケズの力投!この日は劇場?を開演することなく(2イニング目の9回にチョロっとありましたが)、比較的安定しておりました(笑)


そして、同点のまま迎えた9回裏。マウンドにはホークスの絶対的守護神・森福允彦。規定の3時間半を超えるか超えないかのギリギリの時刻でしたが、1死から中田が四球で出塁すると、ホークスベンチは引き分けでも御の字と考えるようになってきたのか“時間稼ぎ作戦”にでてきます。しかし、勝負事は弱い部分を見せた方が負け‥。今思えばこの時点で両チームの命運は決してしたのかもしれません。

前日痛い黒星を喫したファイターズナインに引分なんて気は毛頭ありませんでした。ベテランの稲葉選手が絶妙のバントを3塁前に転がし、これで2死2塁。続く陽を敬遠気味に歩かせたあと、ホフパワーのところで代打・杉谷拳士

ベンチには左腕キラーの鵜久森淳志も控えており、栗山監督もどちらを最初に起用するか、さぞ迷ったことでしょう。それにしても代走で出場した西川遥輝を含め、現在売り出し中の選手らが最終回までベンチに残っているのだから、今年のファイターズの選手層はかなり厚いと言えます。


さぁ、どうなる!?栗山采配!






‥結果論といわれてしまえばそれまでなのですが、私も監督同様“杉谷推し”でした。彼も左に滅法強く、なぜかそのとき、菊池雄星から放ったプロ2号の残像がくっきりと浮かび上がっていたんです。思いっきり左方向に引っ張ってレフトは越すだろうと。もちろん外野が極端な前進守備を敷いていたのもありますが、それも打者が杉谷だったから。ツボにハマったときの彼の飛距離は鵜久森にも負けないんです。ホークスベンチもさすがにそこまでは盛り込んでいなかったでしょう。 ≪F×7-H6 杉谷サヨナラ2ベース!≫


前日は“勝ち試合”を落としてしまいましたが、序盤でいきなり5点のビハインドを背負い、“負け試合”になりそうな試合をモノにできた、本日の試合は大変価値のある勝利だと思います。ファイターズの底力をみれた、すばらしい逆転勝利でした。






posted by 羽夢 at 23:14| Comment(5) | TrackBack(0) | FSネタ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
いつも動画助かってます
ありがとう
Posted by 道東球児 at 2012年08月09日 01:02
こんばんは。

リクエストなんですが、昨日も好投した森内投手を特集してあげてください。

新聞でスコアをみると、いつも彼の名前を見るような気がします(笑)。社会人完全試合男もプロ入り後は地味ながら頑張ってます。
個人的には今年の新人王はマリーンズの益田投手か、森内投手です。
Posted by EILEEN at 2012年08月09日 19:55
>道東球児さん

こんばんは!はじめまして。
お役に立てたならよかったです。今後ともよろしくお願いします。

>EILEENさん

これはお目が高い!先日某ファイターズOBが『森内投手なくしては今の順位は考えられない』と、発言されていましたよ。貢献度は相当高いのでしょうね。たしかに地味なんですけど(笑)

非常に使い勝手の良い投手で助かっているのですが、逆にここまでの“酷使”ぶりが今後において少々心配の種です。益田投手にしても森内投手にしても、新人王狙うなら1軍で1つか2つは勝っておきたいですね。いくらホールド数が多くても0勝ではインパクトの点でホークスの武田や楽天の鎌田に及ばなさそうだし‥(苦笑)
Posted by 羽夢 at 2012年08月09日 21:16
羽夢さん、いつもありがとうございます。

森内投手、小生も同感です。確かドラ4?か5?でしたよね。スカウト陣の眼力の確かさを感じさせてくれました。文字通りの「即戦力」ですよね。

確かにリリーバーに特有の酷使は、気になりますが、益々の活躍を期待しています。
Posted by 南の国から at 2012年08月10日 23:41
>南の国から様

こんばんは!こちらこそいつもありがとうございます。

私も正直なところ、ここまで戦力になってくれるとは思いませんでした。とにかくコントロールが良い投手ですよ。パーフェクトをしたのも頷けてきます。

オールスター前に少し調子を落としかけてましたけど、また持ち直してきましたね!今後も期待してよさそうです。
Posted by 羽夢 at 2012年08月11日 22:24
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