普段あたることのないセ・リーグ球団との対戦!特に年に一度しか訪れない甲子園やマツダスタジアムといったビジターでの試合は新鮮に感じられますよね。打席時における投手の“メット姿”も見慣れてないせいか、なんとなく幼く見えてしまうのが不思議です(笑)
さて、幸先よくタイガース戦に連勝したファイターズ。次に対戦するのが広島東洋カープです。オフのテレビ番組で前ドラゴンズ監督の落合博満氏が『今年の広島は面白い』とおっしゃっていたのを良く覚えておりますが、19日現在では“指定席”の5位に収まってますね‥
力量はともかくとして、先発投手の頭数自体はたしかに豊富な印象を受けます。昨シーズン2ケタ勝利をあげたバリントン・前田健太という強大な柱が2本いますし、明大から新加入した野村祐輔のローテーション入りでさらに層を厚くさせました。
でも私が一番羨ましく感じているのはカープの“助っ投”。そのバリントンを含め、抑えのミコライオ、サファテと、3人が3人とも超A級の活躍をしています。全員がチームになくてはならない存在!これだけ優秀な外国人が揃うのも珍しいですよね。近年やたら好投手がカープに入団してくるのはスカウトをされている元FS戦士・シュールストロム氏のおかげなのでしょうか?だとしたらファイターズ球団が逃がした魚は大きかった....(苦笑)
と、前置きが長くなりました。これからは【交流戦特別企画】といたしまして、その球団にゆかりのある選手たちを取りあげていきます。今回は広島東洋カープ編!
1986年度セ・リーグの新人王を受賞した、長冨浩志投手。とにかく入団当初は球が速かったですよね。2桁勝利を3度も記録したほど投手が、投手王国を誇っていたカープでは先発3、4番手という位置づけでした。
1994年オフに木村拓也との交換トレードでファイターズに移籍。そのころは速球の威力にやや陰りが見え始めてきていましたが、フォームを変えて中継ぎとして活路を見いだしました。移籍した年にチーム初勝利をもたらしてくれたのも、ロングリリーフで力投した長冨投手。考えてみたら同時期ストッパーを務めていたのが金石昭人投手でしたので、ファイターズの勝ちパターンは【元広島リレー】だったのですね。
ホークスに移籍後はバッテリーを組んだ城島健司が全球スライダーを要求したという逸話もあるほど、華麗に技巧派投手へと転身していました。当時の王貞治監督にも結構重宝されていましたよね。 ※関連動画はコチラ!
ファイターズ時代は毎試合、なにか“辛そう”な表情をして投げていたのをよく覚えています。本人は実際そんなことなかったんでしょうけど(笑)。役回りは違えど3球団で主力としてマウンドに立ち続けた右腕、長冨ヒロシ投手でした...
通算成績 464試合 77勝77敗10S
※次回はDeNA編