とんねるずが仕切る番組の中のワンコーナーに「細かすぎて伝わらないモノマネ選手権」ってありますよね。よくあれに野球選手の真似する人出てくるじゃないですか?落合博満さんとか、最近だとイチローをやる人もいるのかな。
あれらは分からない人が見たってまったく面白くないんじゃないのかなって。野球ファンでもちょっと危ういくらい?細かいところを突いてますもんね(笑)。幸い私はある程度その辺の知識を持ち合わせていたので、毎回笑わせてもらってますけど。
でも落合さんやイチローならまだいいです。ほら、イースラーとかオグリビーのバッティングフォームをコピーしているアノ芸人さん?おそらく彼が野球系モノマネをした“元祖”なんだろうけど、ベンジャミン(小栗BのFN)とかの真似されたって、今の人は分からないんじゃないのかな(苦笑)。そういった方々はおそらく彼が醸しだす空気というか“独特の間”みたいなものを、楽しんでいるのだと思います。
一見オーバーにも見える打撃フォームの数々‥。ポイントを押さえているのはもちろんですが、これはもう彼の人選のよさを褒めたたえるしかありません。オーバーでもなんでもなく“あのまんま”なんです。イースラーもオグリビーも、本当に。だから真似される外国人選手を実際に目にしてきた世代的には、あのシリーズを見るとたまらないものがあります。考えてみたら現代よりもずいぶんと個性的なフォームをしている外国人が多かったですよね(次はブコビッチ!いきましょう)。
私は日ハムファンなので、マイク・イースラー選手のことを語らせてもらいますと、まるでゴルフスイングのような、豪快にすくい上げるアッパー打法。すごかったですよー。何がすごいって、あれで率まで残せちゃうんだから。モノマネや当時の映像などを見ていると、なにか穴も多いホームランバッターみたいなイメージがありますけど、意外にも彼は左右に広角へ打ち分ける巧打者タイプでした。 ※記事下動画も参照
日本での通算打率も3割を超えてますしね。そもそもイースラーはメジャーでも生涯打率が.293。1000本安打に100本塁打以上も記録するなど、相当な実績を積んでいました。
当時いた2人の助っ人が相次いで故障してしまい【緊急補強】でファイターズにやってきたのが1988年。この時すでにイースラーは37才でしたので、正直年齢的にもどうかと思ったのですが、来日初打席いきなりホームランを放つなど、過去の実績にそぐわぬ活躍をみせてくれました。
モノマネのおかげなのか、日本ハムの歴代外国人選手の中ではウインタースにも勝るとも劣らないくらいのインパクトで超有名人。メジャーリーガーとして、また助っ人としても実力は一級品でしたので、そこのところも忘れずに、後世に語り伝えていきましょう! フレ、フレ、フレ、フレ、フレッ♪♪