その他の投手でいうと、守護神・武田久の不調は痛かった。でも、武田久が抜けてしまったのはもっと痛かった!彼が故障で離脱してから、あれだけ盤石な安定感を誇っていた中継ぎ陣まで揺らぎ始めてきましたからね。とりあえず“代役”としてたてられた増井浩俊の苦労のすえに勝ちとったプロ初セーブの試合などを見ていますと、いかに抑えというポジションが大変なことか!そんな過酷な役割を何年間も続けて担ってきた久投手は、やっぱり偉大すぎるし、なくてはならない存在です。守護神に返り咲くかどうかは今後の増井の活躍いかんにもよりそうですけど、とにかく同投手は投手陣の精神的支柱でもあるので、早く1軍に帰ってきてくれることを望みます。
一方の打撃陣。開幕前に栗山監督が『うちの打線は12球団ナンバー1』とおっしゃっていて【ホンマかいな?】なんて疑問に感じていたファンの方も少なからずいたと思います(笑)。でも蓋を開けてみたらリーグトップのチーム打率にチーム本塁打。得点もトップ!評論家時代から定評があったけど(?)栗さんの分析力はたしかなようです。
開幕では2番を打っていた稲葉篤紀の好調ぶりが目を引きます。勝負強い一打でチームをけん引してくれています。最近は小谷野栄一が2番で定着していますけど、見た目に反して?わりと器用なところもありますし、この発想もなかなか面白いなぁと見ていました。あと、スレッジやホフパワーといった一発のある外国人選手が下位に控えているというのも、他球団からみたら相当な恐怖でしょうね。
心配なのは本来なら打線の“核”となるはずの、4番・中田翔。一時期調子が上向き加減になったかと思えば、また悪くなるの繰り返し‥。どうも長続きしていきません。バッティングフォームを変えたり、色々と試したりはしているようですが、辛抱強く4番として起用し続けてくれている監督のためにも、そろそろ結果も残していきたいところです。
とまぁ、ここまではある程度想定の範囲内。予想外だったのは、まさかまさかの守り!あれだけ内外野ともに堅い守備を誇っていたファイターズは一体どこへ行ってしまったのか‥。田中賢介・小谷野栄一といった名手までもがエラーを連発。精いっぱいのプレーをしたうえで記録されてしまった失策なら止むをえませんが、何か軽率にいってしまったような守備も、今季は多々見受けられます。守備の乱れというのはどうしても失点に結びつきやすくなりますし、1点が致命傷になりかなねない今日のプロ野球なので、その辺は原点に返って基本から徹底していってほしいですね...
‥さて、今週からは2012年で8年目を迎える交流戦がスタートします。普段あまり見ることのないセ・リーグ球団との対戦はひじょうに興味深いものがあります。ファイターズは比較的得意としておりますが、交流戦を境にして“シーズンの流れが変わる”なんて話もよく聞きますし、まったく油断はできません。
ただ、逆に考えてみると最後は3連敗でしたし、悪い流れを断ち切る意味で今年の交流戦は良いタイミングだったかもしれません。初戦の相手はタイガース。おそらく超満員の甲子園でしょう。“幕開け”としては最高な舞台が整っています。
ラベル:北海道日本ハムファイターズ 交流戦
交流戦には西武2連戦ではずみをつけたかったところですが、残念な結果になりました(涙)
しかし、前評判を考えると栗山Fは良くやっていると思います!正直、この時点で2位というのは始まる前は考えても見ませんでした。
交流戦の始めが阪神戦と言うのが、楽しみでもありちょっと怖くもあり(笑)
でもなんとか、交流戦で貯金をつくりたいですよね!
はい、最終的に2位にはなってしまいましたけど、最高の出だしといって差支えないでしょう。やはり最初の佑樹が勢いを付けてくれましたよ。
タイガースは侮れませんよね。過去ダルビッシュ投手も結構打ちこんでいるんですよ。恐ろしい打線です。あの札幌ドームが黄色一色になるのも、別の意味で見ものですね!