2012年03月10日

目指してほしい 【平成版・開幕男】

今週札幌ドームで行われていた千葉ロッテとのオープン戦。森内壽春近藤健介といった新人選手の実戦での姿を初めて目にした。ともに結果を残していたし、早い時期から戦力になってくれる可能性もありそう。近藤に関しては「素材」のよさが光った。速球にくらいついていくシュアの打撃にも目を奪われたが、何よりミットを構える姿がとても高卒ルーキーのそれとは思えない雰囲気があった。キャンプのころは大嶋匠ばかりが注目されていたけど、これほどの選手が他にも新人でいたというのだから驚く。

先発投手は6日がケッペル、7日がウルフ。ともに今シーズンもローテーションの一角を担うであろう助っ人両右腕。ケッペルという投手は在籍2年で連続して2桁勝利を挙げているのだが、1年目は前半戦がよくて後半精彩を欠き、昨シーズンはその逆だった。年間を通してやや調子の浮き沈みが激しいタイプ。それよりまず『調子がいい日と悪い日がハッキリしすぎている』といった方が適切だろうか。俗にいう「悪いなりの投球」ができない。だから早々KOされてしまうシーンもわりと目についた。それでもリーグ1位の援護率【5.19】で14勝6敗という一見すばらしい成績を残せた。昨年8月18日のマリーンズ戦などはその典型だろう。2回で8失点もした。それでも打線が奮起して終盤に追いつき、ケッペルには黒星が付かなかった。試合の中での修正能力を身につけるとともに、それと2011年は【0】だった完投も、今シーズンはリリーフ陣の負担を減らす意味で少しでも増やしていきたい。もともとスタミナはある方なのだから。


そういえば吉井投手コーチはこのケッペルを開幕投手に推しているらしい。理由は 『長いイニングを投げられ、回復力が早いことが開幕投手の条件』とのこと。昨年までなら文句なしにダルビッシュ有だった。その「絶対的」だった投手はもういない。開幕投手‥ 誰になるのだろう。9日付けの北海道新聞でこんな記述を目にした。


開幕を誰にするか、栗山監督が悩んでいる。武田勝、ケッペル、斎藤の3人から選ぶとみられるが、30日の西武との開幕戦(札幌ドーム)が3週間後に迫った段階でも決断に至っていないもようだ。背景には「開幕投手をエースに任せるとは限らない」という独自の野球観がある。 「内容だけで考えるなら簡単だが、そうはいかない」。4日のヤクルト戦で武田勝が3回無失点に抑えても栗山監督の歯切れは悪かった


記事を見るからにはいかにも「斎藤佑樹に任せてみたい」という、監督の意向が伝わってくるようだ。過去の実績から“エース”をイメージするのは3年連続2桁勝利の武田勝だろうか。オープン戦でも無失点を継続中の左腕だが、どうも決めかねている模様。

この記事の中にあった野球評論家・金村暁氏によると「相手の投手力が落ちる2戦目以降にエース級をぶつける作戦は十分考えられる」。たしかにこの作戦もアリだ。それと他にはこういった思惑も働いているのではないか?と私はみる。


【勝って“より”弾みを付けられるピッチャー】


となると、やはり誰よりも注目度が高い斎藤佑が敵任なのだ。もちろん昨年の勝率からいって武田やケッペルに比べると勝つ確率が低くなることも考えられるが、いいのではないか。いい試合をできれば勝敗にそこまでこだわらなくとも。たかが1/144だ。あのダルビッシュだって開幕戦3連敗中で通算1勝3敗。2009年はいきなり楽天に3タテを喰らっても優勝できた。1試合くらい落としたってどうってことない。

仮にチームが勝利すれば、もし涌井に投げ勝つようなことがあれば、間違いなくファイターズはノッていける。今季ますます斎藤佑の新エースとしての可能性に、賭けてみたい気持ちになってくる。


2002年がどちらかといえばそれに近かった。当時の大島康徳監督は岩本勉を開幕投手に指名した。大島監督は『チームを引っ張るリーダーが欲しい』として、前年7勝しかあげられなかった岩本を抜擢した。絶対的なエースがいなかったという背景もあったにせよ、ムードメーカーだった彼を選ぶことによってチームの士気をあげさせる狙いもあったのだろう。


ダルビッシュが開幕戦に(だけ)弱ければ、昔ファイターズには開幕戦に“強い”投手もいた。1985年から1987年までの3年間、開幕投手を務めあげ、無傷の3連勝を飾った津野浩投手。個人的にはぜひ斎藤佑にここを目指してほしいと思っている。昨シーズン4万人以上詰めかけた超満員の本拠地・札幌ドームでは3試合に登板して2勝0敗。アマチュア時代からもそうだったように 「注目の一戦」になればなるほど、力を発揮するタイプ。栗山監督同様?やはり私も斎藤推しなのだ。あとはファンも納得できるような結果を早くオープン戦で残し、満を持して3・30に“登場”してきてもらいたい。




posted by 羽夢 at 15:24| Comment(0) | TrackBack(0) | FSコラム | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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