
他の方のレビューに「ドラゴンズファンなら楽しめる一冊」とありましたが、いえいえどこのファンであっても確実に楽しめます。過去に色々な球団の“球団史”みたいなものは読んできましたけど、これほどまでにトリビアの泉のごとく『へぇ』を連発させてもらった本は初めてでした。タイトルにもあるように、やはり57年という歴史は伊達ではありません。
本当どこから話していいか分からないくらいですが、面白かった箇所を何個が挙げると、足木さんは通訳も務められていた時期もあって、外国人選手と接する機会が多かったそうです。契約更改のときは日本人選手よりもお金にシビアで難航を極めるらしく、そこでの苦労話(裁判を起こされたこともあるそう)や、バースやオマリー、デストラーデは『本当はウチに入団するはずだった』などの恨み節?のような裏話まで聞けてしまいます。特に今でもドラゴンズファンに愛されているケン・モッカについてはだいぶ長いこと語られており、足木さんからも愛着を感じ取れます。ブライアント‥‥痛すぎましたね(笑)
ドラゴンズの選手はそれこそ戦後から活躍された杉下茂さん絡みのエピソードから、現在もプレーヤーとして頑張っている山崎武司や山本昌まで網羅しています。一応ファイターズファンとして少し気になったのは、長年ドラゴンズの主砲として君臨し続けた大島康徳さんについての記述が見当たりませんでした(宇野氏はあるのに)。あれっ?足木さん!?(笑)
あとファイターズ繋がりでいうと、1983年のドラ1・藤王康晴さんについても触れられています。現役時代から引退後に至るまで、あまりよろしくない(野球外を中心に)噂ばかり立っていましたけど、いい意味で藤王さんの見方が変わりましたね。足木さんがおっしゃるのだから、きっと間違いありません。※P223
ファイターズで長らくコーチを務められていた今津光男さん。今津さんが一世を風靡した昭和の喜劇俳優・伴淳三郎氏にそっくりだったそうです。あの今津さんがおもわぬところで登場してきました(笑)。私も大好きだった近藤貞雄さん。「投手分業制」を発案した監督としても有名なお方ですが、近藤さんの背後でそれを助言した人物がいたそうな‥。これなんかもう『90へぇ』モノです!P153
『ナインを優勝に導いた「燃えよ、ドラゴンズ」』 『追っかけギャルを誕生させた男』ですとか‥ 『水原茂さんは下着にこだわっていた』 なんか、ドラゴンズファン以外でも気になりません?“現場”にいらした方ならでは視点と語り口で、板東英二の話を聞くよりタメになる!?
なんだか私、最後は本の営業マン‥ いえ、まるで「ドラゴンズ広報」と化してしまいましたが、ご容赦ください。でもそれくらい!自信を持ってお薦めできる一冊。



このレビューを読んで、早速注文してしまいました。間違いなく私好みの一冊です。
ブライアントは確かにドラゴンズにとっては痛すぎましたね。でも私は思うんです。ブライアントは豪快な野球を展開していたパリーグだからこそ成功したのかな、と。
緻密なセリーグならどうだったかな…。恐らく斎藤雅樹は打てなかったでしょう。そんな想像するのも楽しいですね。
テンションを上げた記事を書いたあとで、じゃっかん高揚したままです。お見苦しい点があってもご容赦ください(笑)
>>ブライアントは豪快な野球を‥
さすがですねぇ(含笑)ぜひぜひ本書で答え合わせしてみてくださいよ。でも皮肉すぎます。Gという外国人がいたために放出したわけですが、そのGが半年で退団してブラは数年間Buで活躍し続けたのですから。当時のドラファンの心中、お察しします。