『野球をしてる場合じゃない』
開幕を間近に控えていたプロ野球。某人気選手がつぶやいていた。たしかにそうだったかもしれない。野球に「希望」を見出すなんて状況ではなかった。それでも開幕を望んでいた野球ファン。もはや希望なのでなはい。“プロ野球がある”いつもと変わらない「日常」こそを、きっと多くの人は求めていたのだ。
あの日から1ヶ月後。野球の周りには常に明るい光があった。電気の明るさなどではない。キラキラ光る選手の汗の光、選手の熱いプレーに胸を熱くした感動の光、人の心に火を灯す‥あたたかい光。
決して頭から離れることはないのだが、少なくともボールパークでの2・3時間は選手と一緒、みんなが白いボールの行方を夢中に追った。
ひいき球団が試合に敗れてしまっても 『また明日』といえる、プロ野球のある“日常”。今年はいつもなら当たり前のその幸福を、どれだけ噛みしめたことだろう。勇気を持って前へ進んだプロ野球は、私たちに生きる活力を与えてくれた。
『野球の底力』 と、発信した選手が開幕戦でホームランを放つ。スポーツには筋書きのないドラマがある。映画館では味わえないリアルな感動もある。来年もそのドラマを見に行こう。できれば一点の曇りもない、そこが光に満ちた空間であることを願って。
※2011年、最後の更新となります。今年1年間本当にありがとうございました。2012年もよろしくお願いいたします。よいお年を!!
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