2011年12月13日

ダルビッシュ有の思い出 VOL.1 ≪2005年≫


東北高時代の輝かしい実績‥

あれだけ高校球界を席巻してきた投手であるにも関わらず、まさか単独で指名できるなんて、思ってもみなかった。いささかそんな疑問を抱きつつも「甲子園のスター」がファイターズにやってくるということで、交際していた恋人と素直に歓びを分かち合っていたのが2004年の秋。

昔から『甲子園の優勝投手はプロで大成しない』といったジンクスもあるみたいだけど、彼は準優勝投手。最後の夏だって早々と敗退してしまい、きっと肩は酷使されてはいない‥はず。甘すぎるルックスは女性ファンをも魅了していくのだろう。これから北の大地に刻まれていく“伝説”を夢想した。


日本のエースへと駆けあがっていく男の成長を目の当たりできたのは、心底幸運だったと思う。登板のたびに心躍らせ、ときには野球以外でハラハラとさせられることもあった、ダルビッシュ有との7年間の歳月‥


正式契約からわずか数ヵ月後。他球団が指名を敬遠してきた理由を、なんとなく垣間見た思いがした。春季キャンプ中に起こした喫煙騒動。そこでキャッチされてしまった“ブツ”が、また凄かった。当時未成年だったダルビッシュが、パチンコ店でタバコを片手にスロットを打つ姿。これがえらくサマになってしまっていたものだから大問題に。


【これはとんでもない新人(ヤツ)が入ってきたゾ】


そのとき感じた率直な感想。高校時代からの“よくない噂”も多少耳には入ってきてはいたが、私の予想をはるかに上回っていたような「悪童」の影。

まぁ時効だから告白するが、私だって未成年のときに喫煙したことはあった。だからソレでとやかく言うつもりはないのだけど、世間の目は決して許してはくれない。それに私とは「立場」も違いすぎる。人気選手としての‥いや、それ以上に社会人としての自覚が明らかに欠落していた。

自主トレ中に負った足のケガも含め、風当たりを一層強めてしまった喫煙騒動。完全にマイナスからのスタートとなった、ダルビッシュのプロ野球生活。


‥後の祭りとなった今だからこそいえるのだが“天狗”になっていた当時のダルビッシュに冷水を浴びせさせる意味で、あの騒動はいい方への「転機」となったかもしれない。

プロ初勝利をあげたお立ち台で、ある“変化”に気づいた。「感謝」の想いを口にするようになっていたのだ。それは今日に至るまでずっと。あらためて傷心の「謹慎中」に関係者やファン、見守り続けてくれていた人たちのあたたかい心に触れて、ダルビッシュは変わることができたのではないか。今となればそんな気もしてくる。

このときはまだ想像もできなった。五輪代表に選ばれたり、国際試合で胴上げ投手になるほどの「世界レベル」な選手になってしまうことを。しかも7年という、長いようで短い年月のうちに。ダルビッシュの入団を歓迎した、7年前に付き合っていた恋人とは、とうの昔に別れてしまった‥


≪あとがき≫
ダルビッシュ投手がポスティングシステムを利用して、メジャーリーグに挑戦することが決まったそうですね。まだファイターズを退団することが正式に決定したわけではないので、私たちもどう言ったらいいのか難しいところではありますが、本人とって最善の道を選択してくれれば良いと思います。次回に続きます。
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posted by 羽夢 at 20:16| Comment(0) | TrackBack(0) | FSコラム | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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