2011年11月26日

球界一の“文豪” -あるコーチブログのススメ-


『好きなブログを告白しよう』

こんな企画を催しているのを、どこかの野球とはまったく関係のないサイトで目にした。普段からブログ巡りをしているわけではないのだけど、それでも毎回更新を楽しみにしているブログはいくつかあります。なんとなく面白そうだなぁと感じたのと、なんとなく私も告白してみたい衝動に駆られたので、ちょっと今回はその辺について語ってみようと思います。


他のファンの方の反応を見ていると、吉井理人コーチのブログが人気高いみたいですね。「ワシ」「ほな、また」とか、特有な口語体。まるでの吉井氏の人柄がにじみ出てくるような文章です。それとやっぱり指導者からの視点で書かれているブログってそんなにありませんからね。現役選手のそれとはまた違った面白みがあります。


同じコーチでも大村巌2軍打撃コーチのブログは他と一線を画しています。そう、今回私が告白するのはその大村コーチがしたためている、自称『構想1年・製作期間1ヶ月』のエッセイブログ「北国育地」





“のどごし”の良い空気が体の中に入り込み、みるみるチャージされて行く

深い緑と抜けるような青空に絵筆で描いたような白い雲…
≪7月25日エントリー「時間の流れ方」より≫


なんということでしょうか!イワオ様は詩人?‥‥感覚です。


単にその日起こった出来事を書き綴るのだけでなく、画面の向こう側に読者がいることを常に念頭に置いた高度な“読ませる”文章技術、これはブログ開設当初から一貫しています。評論家時代にマリーンズの公式サイトでコラムを書かれていたこともあるそうで、その時に磨かれたものなのでしょうか。「球界一の文豪」といっても過言ではないでしょう。推したいですね、私は。

書き出しから読み手の目を引く手法もいいですよね。2010年1月20日エントリー「休日」では


目玉焼きには醤油をかけます


と、こんな感じです。『なんだろう?』って気になって、続きを読んでいくと目玉焼きとは何も関係のなかった記事であることに、あとから気付きます。この時点で大村コーチの勝ちです。また、一番最近のエントリー(11/24)ですと‥


何故釣りをするのか


そこに海があるからだ


全国の“イワオ”ファンの女性がこれを見たら、もうクラクラしてしまいそうです。

起承転結でいう「結」の部分も毎回工夫がなされています。なかでも傑作だったのは2010年7月5日の「なかなかのもんだ」、同年8月26日の「真夏の夜の不思議な出来事」というエントリー。“オチ”が読めず「一度釣った魚は逃さない」のごとく、最後の最後まで読者のハートを鷲づかみ状態。


今年亡くなられた、大村コーチのマリーンズ時代の同僚・伊良部秀輝投手を回顧した記事をご覧になった方も多いと思います。男気があって、あんなに暖かみのある文章を書ける人は、球界広しといえど大村コーチだけではないでしょうか。


なんか‥ 最後の方はプロ野球ブログ評論家(?)山田隆道氏みたいになってしまいました。とりあえず私も日記のときは、大村コーチのように『○○が好きです』から書きだしてみようかと思います。よろしくお願いします。


大村巌⇒田村藤夫。セカンドには白井一の姿が‥

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posted by 羽夢 at 20:57| Comment(2) | TrackBack(0) | 羽夢日誌 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
大村さんのは確かに他のとは違う気がしますね。これから注目してみます。ところで羽夢さんの文面も少し似ている感じがするんですけど意識されているんですか?(笑)あと御存知かと思いますが紺田が戻ってくるみたいです。

Posted by 慎太郎 at 2011年11月27日 14:47
慎太郎さん、お久しぶりです。
野球についてはあまり触れず、主に趣味である釣りやグルメのことに語られることが多いのですが、切り口が本当に面白いのでぜひ注目してみてください。

紺田はまだ老けこむ年齢でもないですし、肩の故障さえ癒えればまだまだ出来ると思います。放出された球団を見返すくらいの活躍をしてほしいですね。
Posted by 羽夢 at 2011年11月27日 22:30
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