2011年01月15日

F党宣言!

ファンの人たちが推していたので読んでみることにした。えのきどいちろう著・F党宣言!俺たちの北海道日本ハムファイターズ!

以前からファイターズファンということは知っていたが、私はえのきど氏のコラムなどを目にする機会があまりなく、まともに見るのは今回が初めてだ。プロの人が書くコラム、ましてや新聞に連載されていたものということで、どれだけ難しい文面で織りなされているのか、多少構えてしまった自分がいたりもする。

書店で本書を見かけた時、最初に目に飛び込んできたのが帯の文言。

『日ハムには俺たちだけの特別な物語がある』

素敵すぎるフレーズに私はのっけから感動してしまう。「俺たち」に決して独りよがりではない、まるで家族のような安らぎを覚える。【これは伊集院どころの騒ぎではないかもしれない‥】 内心そんなことを思いつつ、私は胸を躍らせていた。


F・Ichiro Enokido


早速中に目を通していくと私の心配をよそに、文体は良い意味でファンの人がブログなどで綴っているものに近いようなラフな感じ。語尾に『なんだもん』とか、(子供か!?笑)えのきどいちろうの「言葉」で綴られいてファンはもちろん、ファイターズファンでなくても入っていきやすく、読みやすい。

さすがに球団創設の頃からでファン歴は相当長い。実際に球場に足を運んでいる回数もハンパなく、また直接選手との交流も盛んで私たちが知る由もないエピソード集はまさに目から鱗。(何でも稀哲とは家族ぐるみの付き合いだったとか)個人的には著者の観戦仲間の人たちの話が好きで、当時のガラガラだったスタンドを想い浮かべると、一層微笑ましい。


本書は東京ラストイヤーの2003年からのコラムを集めたものだが、この頃の主力でもあり、まぎれもなく日ハムのスター選手だった小笠原道大については不思議とあまり語られていない。むしろ後楽園の英雄・田中幸雄に随分とページ数を割いている。この辺はやっぱり東京時代からのファンらしくもあるが、移転を翌年に控え、ファイターズの隠れた名選手をもっと北海道の方々に知ってもらいたい!という著者の親心も、きっと働いていたように思う。


2004年のドラフト時期でのコラムではダルビッシュでなはく、一場靖弘獲得を推していたのは今思うと正直ゾッとしてしまう。しかし、これは当時裏金問題で揺れていた一場の未来を思いやってのメッセージだった。ファイターズの選手でも何でもない、まだアマチュア選手の身まで案じれる懐の深さ‥

リアルな私はかつてエースと呼ばれた岩本勉金村曉なんかに、毒を吐いてしまうこともあった。それが著者はどんなことがあっても、自分だけは選手の「味方」であり続けようとする。チーム・選手が苦しんでいる時こそ、本当の「愛」が試される。私も著者なような、もっと強い人間になろう。


印象深かった回。90年代後半の主力、西浦克拓上田佳範松井秀喜イチローの夢を見る。これは壮大だ。こんなこと当時思いもしなかった。

なるほど、こうしてそれぞれが色んな「物語」を創りあげてくこともできる。自分の中でストーリーを描き、選手にそれを託す。鵜久森&中田にKKコンビ、斎藤佑&吉川に堀内恒・高橋一を重ね合わせたっていい。‥なんだかワクワクしてきませんか?(笑)


2006年、44年ぶりの日本一。著者の興奮や感動は推して知るべしもないが、私はあの時意外なほどに冷静だった。何か夢を見ているよう感覚で、現実をなかなか受け入れられずに、それこそ誰かの名言でないけど、ずっとシンジラレナカッタ。

過去に何度もいい線までいきながら、夢破れることの方が多かったから『また最後にガッカリさせられるのではないか‥』などと、どこかで予防線を張っていたのかもしれない。そんな「強い」ファイターズに若干戸惑っていた当時の懐かしい心情も、本書を手にしてジワジワと甦ってきた。



※最後までお読みいただきありがとうございます。すっかり「えのきどワールド」に魅了された羽夢です。朝までずっとファイターズについて語りあってみたいものですなぁ^^;F党宣言!味わいながら、ちょっとずつ読んでいきました。同じく感動した人や一部分でも共感してくれた方は是非 ワンポチのご協力、よろしくお願いいたしますにほんブログ村 野球ブログ 北海道日本ハムファイターズへ



posted by 羽夢 at 19:15| Comment(2) | TrackBack(0) | FSネタ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
(少々遅いですが)新年明けましておめでとうございます。
今日えのきどいちろう著「F党宣言!」を買い求め、読み始めたところです。
一息入れてブログをチェックしてみたら…^m^羽夢さんも読まれたのですね。
思わず久々にコメントさせていただきます。
HBCラジオで月〜金放送している「ファイターズdeナイト」という番組で時々えのきどさんのお声を拝聴する事があります。先日初めて生出演されて沢山お話をお聞きする事ができました。
その時最後にえのきどさんがおっしゃてました。
大沢親分が逝去され、ひちょり選手がFA移籍し、斎藤祐樹選手が入団し、ファイターズの一つの黄金期が終わり、今年また新たな黄金期を迎えようとしているように思う。と
言葉は正確ではありませんが、今年ファイターズは確かに新しいスタートを切ろうとしているのかな?と思います。
そんな年にユニフォームの変更があるのはいいタイミングなのかも知れませんね。
それにしても2006日本一を前にずっと応援してこられた方達は何と同じ反応をしていたものか。「冷静!?」

今度日本一になったら何も考えず…弾けて下さい。
目いっぱい\(◎o◎)/!


鶴ダルシリーズ「いいふうふ」今季も健在か?
Posted by マッシュポテ子 at 2011年01月16日 00:16
マッシュポテ子さん、旧年中はお世話になりました。本年もよろしくお願いいたします!

はい。えのきどさんって、まぁ当然といえば当然ですけど最近は北海道を拠点に活動されているじゃないですか。だからラジオを聞いたり、道新?を目にする機会に恵まれなくって!(ご存知かもしれませんが自分は関東在住)

でもネットで見れることに気づき(今更!?笑)先日からえのきどさんのコラムには目を通すようにしてます。F党が親分の話で終わっていて、斎藤佑の入団と稀哲の退団についてのコラムが凄く気になっていたので、続きを見れて良かったです♪

>ユニフォーム

それについては後日書こうと思っていたのですが、ビジター用が変更になるらしいですね。自分は今のユニフォームが大好きなので、せめてホーム用だけは変えないでほしいです!(一部だけ変わるらしいですけど)

>11-22

なんか鶴さんの♀バージョンが妙にハマるような気がして(笑)ぜひ今年も鶴ダルコンビにご注目ください!それと新たな企画も密かに進行中‥(含笑)
Posted by 羽夢 at 2011年01月16日 23:34
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