2011年01月02日

【助っ人語り】 〜札幌にもいたア・イ・ツ〜

90年代以降に活躍した外国人選手、デストラーデやブーマー、ブライアントなどといった選手は現在でも動画サイトなどを通して、わりと容易に当時の雄姿を目にすることができる。しかし、これが80年代前半頃までさかのぼってしまうと、なかなかお目当ての選手を見つけることができない。レオン兄弟やマニエルといった球史に名を残した外国人選手は、比較的この時代に多かったりもする。

個人的にもっとも見てみたいのが、ファイターズに在籍していたトニー・ソレイタ(1980〜1983)80年代前半にプロ野球界を席巻した、サモア出身の外国人選手だ。『ファイターズ史上最強助っ人は?』 と問われたら、往年のファンの間では必ずその名がでてくる助っ人でもある。

たしかに81年に本塁打と打点、2冠王を獲得した実績もさることながら、そのインパクトがまた凄い。日本タイ記録の4打席連続ホームランをシーズン2度、こちらもタイ記録の1試合5三振、今なお球団記録の年間45本塁打‥

これだけ聞くと典型的な「一発屋」のようにも聞こえてきてしまう。たしかに1年目は打率.239、三振121と粗さばかりが目立っていたが、日本野球にアジャストした前述の81年は打率3割をマークしているし、三振の数もグンと減らした。そんな「巧打」を身に付けたソレイタを確認できる貴重な映像が1981年、巨人との日本シリーズ。

それぞれ第1戦・2戦に先発した江川卓西本聖の両エースから、ともに第1打席でホームランをかッ飛ばしている。その2本とも逆方向へ流し打った技ありの一撃。ソレイタの代名詞でもある「怪人」とか「怪力」ばかりがクローズアップされているが、意外と器用な面も持ち合わせていた。

それにしても、こんな優良外国人選手が自らテストを受けてファイターズに入団してきているというのだから驚く。ホームラン映像限定なら筆者は、81年の日本シリーズと川崎球場でのロッテ戦で放った特大ホームランの映像を目にしたことがあるのみ。もっともっとソレイタを見たみたい‥

「最強」に相応しい、彼の豪打を拝める場所があったら是非ご一報をいただきたい。


一方、最強がソレイタなら「最凶」も自信を持って云える。ここからは某コラムニストばりに毒が入っていると思うがご了承を‥



2007年に在籍していたアンディ・グリーン


筆者は真っ先に彼の名の挙げる。助っ人として日本にやってきて、ホームラン「0」で帰っていった選手なんて前代未聞。ムニョスなんて選手もいたけど、彼は1軍の試合に出場していないので圏外。

あのマシーアスだって3本、アルモンテだって3本、ジョーンズだって1本は打っている‥ なのにだ。

もちろんホームランだけがすべてではないのは百も承知だが、最悪なことにグリーンは守備で足を引っ張ることも多々あった。こんな「害国人」を、ファイターズの某スカウトは2年越しで獲得したというのだから恐れ入る。


同じく通算本塁打3本の男が、違った意味でファイターズファンの記憶に刻まれている。

その名も、ティム・マッキントッシュ (1995)

その名前も一度聞いたら忘れそうにないが、バットを剣道の竹刀のように右手と左手を離して握ることでも話題を呼んでいた。(インパクトの瞬間にはくっついている)

2年契約ながら半年で見切られ、故郷・アメリカに帰国していくことになった、こちらも「ハズレ」助っ人。この前、偶然「Mac」の動画を見かけた。しかも彼がたまたま札幌にいた時の、今見てみるとなかなか感慨深い映像。


同僚の捕手・山下和彦似とも言われていましたが‥!?

NPB通算 56試合 打率.220 本塁打3 打点15 三振42

後輩たちを想う、前年引退したばかりの大島康徳氏にボロクソ言われてしまう、ハムの助っ人。くしくもティム退団後にやってきたB・ブリトーの活躍が凄まじかったため、その害人ぶりがファンの脳裏により濃く染まってしまった。グリーンやジョーンズと会ったら、きっと彼はこう言うでしょう‥


Even I am hitting three Home runs!!


※時間に余裕が持てたお正月は外国人選手を振り返ってみました!長文を最後までお読みいただきありがとうございます。当時を懐かしく思った方!いや、投手を含めたら本当のダメ害人はスノーだろう!?なんて‥カナリの通な、そんな貴方も!ワンポチ のご協力、よろしくお願いいたします。にほんブログ村 野球ブログ 北海道日本ハムファイターズへ



posted by 羽夢 at 18:13| Comment(5) | TrackBack(0) | FSネタ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
あけましておめでとうございます。今年も楽しく拝読させていただきます。

ある本で読んだのですが、ソレイタが解雇された理由が
「君は西武の永射が打てないから」
というのは本当なんですかね。

なんとも勿体無い話です。当時の永射を打てる左打者なんか少なくともパリーグにはいませんよ(笑)。
Posted by EILEEN at 2011年01月03日 00:50
EILEENさん、明けましておめでとうございます。こちらこそ今年もよろしくお願いいたします。

んー‥。永射投手を打てなかった左バッターはあの当時、ソレイタだけではなかったですよね!たしかリー兄の方も極端に嫌っていたはずです。いつの時代も得意・不得意はありますよ。ほらT・ローズだって土肥を苦手にしてたじゃないですか?それが一番の理由なんだとしたら、ちょっと理解できませんね。第一、永射投手のような変速の左腕は左バッターからしてみたら絶対に打ちづらいはずです。特にあの逃げていくボールなんか!

私もある本で読んだのは、三振が多かったのが解雇の遠因になったそうです。でも記事にも書きましたように、三振はむしろ減少傾向にあったわけです。その辺の矛盾点も指摘されていましたけど。

ただ、その後にきた助っ人がブラントやパターソンといった、ソレイタ以上の「大型扇風機」たちでしたからね(笑)まぁ、いかに外国人選びが難しいってことなんでしょうけど‥ ちょっとねぇ^^;
Posted by 羽夢 at 2011年01月03日 20:08
羽夢様
あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。
ソレイタ解雇の理由ですが、年齢と活躍による給料の高騰が理由ではないかと個人的には推測しています。ハムのフロントがやることですからね…それにこのクラスの外国人をすぐに確保できると当時のフロントは思っていたんでしょうな。
話は変わりますが、現在の駐米スカウトのW氏。彼が駐米スカウトを勤めるようになってから、グリーンとかやけに外れ外国人が増えたような…外れを送りつければ自分が現役復帰できるとか、自分が如何に素晴らしい選手だったか再認されるとか思っているんじゃないかと邪推したくなりますな(苦笑)
Posted by たけ at 2011年01月04日 04:11
たけ様、新年あけましておめでとうございます。こちらこそよろしくお願いいたします。いつもたけ様のファイターズIQの高さには感心させられています(笑)今年も楽しみにしていますね!

>このクラスの外国人をすぐに確保できると当時のフロントは思っていたんでしょうな

ん〜‥。もしそうだとしたらフロントの認識は甘いですよね。ソレイタの最終年は36本塁打打っています。打率は若干低めでしたけど、それでも.250以上、普通に考えれば十分ではないでしょうか。なかなかこのクラスの外国人選手は見つかりませんよ!

ただ、これにたけ様もおっしゃっていた金銭も関わってきますからね。去年のスレッジの時もそうでしたけど。『これ以上は払えない!』と一線を引いて、契約がこじれそうなものならそれこそ「ポイ」
‥こう考えてみると、球団が頑固なのはどうも昔からのようですね(笑)

>某駐米スカウト

え!現役時代、見た目は愛きょうもあってユーモラスな方でしたけど、実はそんな腹黒い一面があったのですか!? ‥なんて、冗談なのは分かってますよ!(笑)
Posted by 羽夢 at 2011年01月04日 20:31
羽夢様

冗談はさておき。ファイターズのフロントが渋いのは昔から有名で、それこそ第一次大沢政権の時からそうで、親分が最初の著書で歎いていましたよ。その本を見れば名前が実名で出てくるので伏せる必要はないと思いますが、当時の持田球団社長を親分はかなり批判されてましたね。親分フロント入り後はこの両名は何かと対立することになるのですが。。。
Posted by たけ at 2011年01月06日 18:23
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