2010年10月31日

古城茂幸 【ホームランに勝る守備】

今月29日、今シーズン限りもっての現役引退を表明した巨人・大道典嘉。去年の日本シリーズでは代打で登場し、流れを代える同点タイムリーを放ってチームの勝利に貢献していたのは記憶に新しい。

その大道がホークス時代の2002年。いつものようにコンパクトに振り抜いた二遊間へのヒット性の当たりを拒んだ元ファイターズの選手で、現在は巨人にいるあの選手の、あのスーパープレーがふと脳裏をよぎった。どこか数奇な巡り合わせを感じながら、あの時の記憶が鮮明に甦ってくる‥


『ホームランと同じ価値があった』
当時の監督・大島康徳にそう言わしめたのは古城茂幸の守備だった。


5月27日。ファイターズが敵地・福岡ドームに乗り込んでの一戦。試合は終盤までミラバルと星野順治の緊迫した投げ合い。両軍譲らず2-2のまま迎えた8回裏、ホークスは2死1.3塁と勝ち越しのチャンスを迎えていた。

ここで打席に迎えたのは7番の大道。ミラバルの失投を見逃さず、ミートした打球がセカンドの古城とショート・金子誠の間を襲う。これに古城が素早く反応、バックハンドで華麗なグラブさばきをみせると、今度は体勢を崩しながら一塁へ矢のような送球‥

古城の攻守で相手の決勝点を防ぐと、直後の9回にDTクローマーの一発が飛び出し、ファイターズはこの試合をモノにする。試合後、大島監督が真っ先に讃えていたのは決勝本塁打のクローマーではなく、勝利を呼び込んだ古城茂幸の美技。


『あれこそがプロ!』 プロも唸らせた、プロフェッショナルな技‥


shigeyuki furuki
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ファイターズ目線だとこうなるが、大道にとっては安打・打点、さらにはお立ち台の権利まで逃してしまっているのだから、たまったものではない。古城はこの試合が2度目の先発出場。以後もファイターズでは守備固め・代走での出場がメインだった。

巨人移籍後はその大道ともチームメイトとなり、準レギュラーとして攻守にハツラツとした動きをみせている。正直あのジャイアンツで、これほどまでに重宝がられる選手になるなんて思ってもみなかった。

ただ時折、とんでもないことをしでかしてしまうのも古城。プロ初本塁打はファイターズ時代に松坂大輔からかッ飛ばしているし、2007年のCSでは因縁の大道の代走として出て、大暴走してしまったこともあった。そして、8年経った今でも色あせることのないあの守備‥

人の心に刻むプレー、選手というのが最近減ってきたような気もする。そういった意味で古城のような選手は現代の野球界において、貴重な存在ともいえる。ただ、もっと自分色をだすために、古城にとって必要なことがあるとするならば‥

お立ち台での『決めゼリフ』はそろそろ決めておきたいところだ。


※最後までお読みいただき、ありがとうございます!いつまでも「古城らしく」あってほしいと思う方、また少しでも懐かしく感じていただけた方は是非 ワンポチのご協力、よろしくお願いいたします。


posted by 羽夢 at 23:11| Comment(0) | TrackBack(0) | BEST GAME! | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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