2010年01月07日

レコードブックとともに振り返る!【あぁ、愛しの1981年・・】

年末に書いた記事で意外と反響の大きかったのが【レコードブックネタ
そこには書ききれなかったレコードブック秘話を、今宵ここに書き記して
おこうかと思う。


私は『1982年版』を偶然にして・・いや、あれはまるで何かに導かれ
ていたかのように手にすることができた。たまたま立ち寄った古本屋で、
セール品としてワゴンに平積みされていたのだ。

その価格はなんと!たったの50円。なるほど、本自体に多少の損傷
と、中は書き込みの跡も確認できたが、私は迷いなく購入した。

これは本当に幸運だった。これほど古いものになると、現在ではほとん
ど入手経路も見当たらないし、何より82年版ということはファイターズが
リーグ優勝を成し遂げた、1981年度の詳細なあらゆるデータが一同に
集約されている、いわば【記念号】にもあたる。

何が幸運だったのかといえば、筆者がリアルタイムで確認することので
きなかった、間柴茂有『開幕から無傷の15連勝』の軌跡や、ソモアの
怪人・T・ソレイタの豪打ぶりを、数字上ではあったが、辿っていくこともで
きた。

そして【後楽園シリーズ】と謳われた、巨人と争われた日本シリーズの
スコアテーブルを目にすることができたのも、個人的に非常に大きい・・


     2010010620450000.jpg


本の表紙を飾っているのが・・

■上段左 江川卓(巨人) セ・リーグMVP
■上段右 江夏豊(日本ハム) パ・リーグMVP
■下段左 石毛宏典(西武) パ・リーグ新人王
■下段右 原辰徳(巨人) セ・リーグ新人王


あの江夏がまだ現役・・現巨人軍監督の原辰徳がルーキーイヤー
の年だったなんて・・時代というか、古き良き『昭和』の匂いを感じず
にはいられない。

参考までに、1981年の各球団、主力選手をザッと列挙してみると・・

【セントラルリーグ】

【巨人】篠塚利夫・中畑清・松本匡史・西本聖・定岡正二
【中日】大島康徳・宇野勝・田尾安志・星野仙一・鈴木孝政
【ヤクルト】大杉勝男・若松勉・C・マニエル・松岡弘・安田猛
【阪神】掛布雅之・岡田彰布・真弓明信・小林繁・江本猛紀
【広島】山本浩二・衣笠祥雄・三村敏之・北別府学・大野豊
【大洋】斉藤明雄・遠藤一彦・平松政次・山下大輔・福島久晃


ジャイアンツは王貞治が前年に引退したが、新人王を獲得した原含め、
ヤングジャインアツ達が躍動。8年ぶりに日本一奪回に成功した。

ドラゴンズにはあの星野仙一の名が!もう現役生活晩年だったが、10勝
を挙げている。それと星野と宇野勝・・この両者に起きた『悲劇』といえば、
珍プレーでお馴染みだったヘディング事件があまりにも有名。それも
この年に起こったものだ。

広島には外木場義郎とともにカープの一時代を築いた安仁屋宗八・・
懐かしすぎる名前も!安仁屋は現役ラストイヤーとなった。

阪神は舌禍事件が勃発。エモヤンこと江本猛紀『ベンチがアホやから』
と、首脳陣を痛烈に批判し、物議を醸す。江本は責任を取る形でこの年限り
で現役を退く事態に・・。それとなぜか『大洋色』のイメージが強い若菜嘉晴
加藤博一が揃ってタイガースに在籍していたのは、面白い。


そして、我が【パシフィックリーグ】



【日本ハム】柏原純一・島田誠・井上弘昭・高橋一三・岡部憲章
【阪急】山田久志・佐藤義則・今井雄太郎・福本豊・加藤英司
【ロッテ】村田兆治・仁科時成・水谷則博・有藤道世・落合博満
【西武】東尾修・松沼兄弟・杉本正・田淵幸一・山崎裕之
【南海】山内新一・山内孝徳・門田博光・藤原満・香川伸行
【近鉄】鈴木啓示・久保康生・柳田豊・梨田昌孝・小川亨


あらためて振り返ってみると、後に名球界入りすることになる
そうそうたる顔ぶれがズラリと並ぶ。この時、既に『主力』として
ではなかったが、オールドファンにはたまらないコーチャンこと、
近鉄・大田幸司や通算465本塁打の西武・土井正博、阪急の
黄金時代を支えた山口高志白石静生、華麗な遊撃でファンを
魅了した大橋穣・・

そして、様々な球団を海鳥のように渡り歩いては輝きを放った、
坂本敏三(南海)白仁天(ロッテ)村上雅則(日本ハム)。どの選
手もいかにも『パ』らしい男臭さを感じさせた、忘れがたき面々・・


前述の宇野やら江本やら、81年は事件・事故?が多い年でも
あった。ただ、すべての始まりは1月。世間を騒がせた、大型ト
レードによって幕を開けた。ファイターズがエース・高橋直樹
放出してまで獲得にこぎつけた、優勝請負人・江夏豊

この大英断が日本ハム球団としては初、前身の東映時代を含
めると19年ぶりのリーグVへと繋がった。

数字といった、データだけで辿るレコードブック一冊の中にも、
記録の数だけドラマがあった。

あぁ、愛しのパ・リーグ・・ あぁ、愛しの1981年・・


ベースボール・レコード・ブック 2010―日本プロ野球記録年鑑
※野球選手の様々な情報はコチラでもどうぞ!


posted by 羽夢 at 02:30| Comment(5) | TrackBack(0) | 羽夢日誌 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
こんばんわお邪魔します。

訪問とコメントありがとうございました。
私もレコードブックなどの記録や記念が乗っているものは好きですね。

表紙の4人が若いですね、それが今では監督をやっているような年になっているので本当に時代は変わったものですね。

宇野勝選手は成績もさる事ながら、それに負けない数々の記憶に残る事をやってくれた選手なので
引退の時は悲しかったですね。
Posted by スポーツ猫 at 2010年01月07日 22:50
スポーツ猫さん、返信遅れましてすみません。

はい、スポーツ猫さんのブログを拝見していれば、貴殿もデータ好きでいらっしゃるのが良く分かりますよ〜(笑)

宇野さんは最後、千葉ロッテでしたよね!まぁ、あのピンクユニが似合わなかったこと!(爆)でも平野謙さんといい、牛島さんといい、田野倉さんや上川さん・・ロッテで終える中日OBが結構多いのも面白いところですね!

これからもお互い切磋琢磨しながら、サイト運営を頑張っていきましょう☆
Posted by 羽夢 at 2010年01月09日 14:52
羽夢さん、明けましておめでとうございます。

ブログへのコメント有難うございました。
年末の中田の記事の中で当ブログを紹介して頂いてたようで本当に感謝しております。

今年は、春のキャンプで実際に中田をチェックしに行こうと思っています。一軍キャンプの名護になればいいのですが・・・国頭からだと今年一年どうなるのか心配ですね^^

また、時々遊びに来させて頂きます。
本年も宜しくお願いします。
Posted by シンキチ at 2010年01月09日 16:20
こんにちは。今回から名前を入れます。一ファンですのでマニアっぽいコメントはできませんがよろしくお願いします。

年がばれますが、大杉選手、大橋選手、白仁天選手や阪本選手って、いずれもその時代にFに在籍して活躍された選手ですね。それから元メジャーリーガーの村上投手もいました。なつかしいです。

それからFとW(早稲田)の関係でいえば、高橋直樹投手はW出身でした。
Posted by 南の国から at 2011年07月18日 12:42
南の国から様

これは渋いところを突いてきましたね(笑)
フライヤーズ時代の(イメージの強い)選手を一掃するとかで、当時の主力選手たちをいっせいに放出してしまったんですよね。この時期って。
惜しまれるのはおっしゃられた選手のように、大杉さんも大橋さんも白さんも、大下さんも!移籍されてから活躍した選手が多いんですよね。大杉さんも大下さんも他球団にいって優勝の味を知りましたし、本人たちにとっては良かったのかもしれませんけど、ファン側からしてみたら悲しいですよね。いつの時代も生え抜き選手は大事にしてほしいと思います。近々白仁天さんのことにもついて少し触れてみる予定です^^
Posted by 羽夢 at 2011年07月19日 00:16
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