『ジャイアン』そのものだが(失礼!)過去のファイターズには
正真正銘の『ジャイアン』がいた時期があった。
そのジャイアンと呼ばれていた男の名は藤島誠剛(ふじしま・せいごう)
山口県の岩陽高校から1987年、ドラフト3位で日本ハム入りした
右投右打ちの外野手。背番号『36』


まさに鳥肌モノだった。
私は数々のサヨナラ劇、サヨナラホームランを目の当たりにしてきたが
この藤島が放った野球人生、最初で最後となったサヨナラホームランを
今でも忘れられずにいる。
あれは1997年4月22日。東京ドームでの福岡ダイエー4回戦。
1点ビハインドの9回裏2死1塁で打席に藤島が回ってきた。
ホークスのマウンドには当時守護神の役割を担っていた木村恵二。
カウント1−2から投じた木村の甘く入ったカーブを藤島が豪快に
救いあげる・・・
打球は左翼席上段に突き刺さる劇的な逆転サヨナラ2ラン!
打った瞬間それと分かるまるでドライバーショットのように豪快で
凄まじい一撃がドームを震撼させた。
ファームでは長らく不動の4番として君臨していた藤島だったが
誰がこんな結末を予測できただろうか・・
それまでの10年間の通算成績が15安打で1HR。
この藤島が一世一代の大仕事をこの日、1軍の『晴れ舞台』でやって
のけたのだ。
上田利治監督に朗を労われ、プロに入ってから初めてとも言える
慣れない『ヒーロー』に嬉しそうに少しはにかんだ藤島の笑顔が
とても微笑ましかった。
97年は結局この1HR,2打点のみで終わってしまったのも元々、大器
晩成型だった『らしい』話だがこの藤島誠剛、実に印象深い一打を後に
数多く放ってきている。
99年には大社義規前オーナーのご当地、高松でL・西口から満塁弾を
含む2アーチを浴びせてチームを勝利に導くなど23のプロ通算HRの
うち、実に3本が満塁ホームランとゆう勝負強さも光っていた。
【エピローグ】
現在は野球界から退きタクシー運転手をされているとゆう藤島さん。
住む『世界』は違えどいかつい風貌からは少し不釣り合いで根は
とっても優しい怪力『ジャイアン』は今日もお客に愛想を振りまき
ながら走り続けているのだろうか。
傍らで2009年も快調にペナントを走り続けるファイターズの動向を
きっと気に掛けているに違いない・・

↑皆さまの『一押し』が明日への活力となります!ご声援宜しくお願い致します。
私の友達が誠剛さんの
息子なので調べてみました。
現在は、タクシー運転手ではなく、
普通の会社員をされているそうです。
へぇ〜そうだったんですか!!貴重な情報ありがとうございます^^
てゆうか私の勉強不足でしたね^^;ゴメンなさい!
ともあれ今もお元気でいらっしゃってくれれば
管理人的も非常に喜ばしいです!
機会があったら是非誠剛さんにヨロシクお伝えください(笑)
初めまして。当HPへようこそおいでくださいました。北海道在住で昔ながらの日ハムファンの方と知り合えるとは。勝手ながら不思議な縁を感じます。
しかも役人天国さんとは“青春時代”も同じときのようで。私も片岡のキャプテンシーからの件、足繁くドームに通っていました。
当時は今と違い、もろくて勝負弱かったけど、それはそれで愛すべき球団でした。ただ、一度でいいから東京本拠地時代に優勝を拝んでみたかったです。おっしゃるように、98年は本当に惜しいところまでいきましたものね(笑)。やはり私もこの近辺の時代の記事を書く際は熱がこもります。
メッセージありがとうございました。今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
私はこの試合を見に行きました。そして藤島選手のホームランを見てFsファンになりました。
当時6年生になったばかりの私は、野球といえば父の横でナイターを見る程度の子でしたが、たまたま親がチケットをもらってきて、ドームに連れていってもらいました。
両チームの選手もほとんどわからないながら、初めて生の野球場の雰囲気と、点のとりあいで子どもでもわかりやすい好ゲームに興奮している中でのホームランでした。
サヨナラの状況も然ることながら、その軌道が鮮明に焼き付くホームランに度肝を抜かれました。
さらにその直後、私の座席の後方からよく透る声で「藤島、最後はお前が決めると思っていたぞ」というファンの声援が聞こえてきて、打った選手の名前がわかりました。
同時期に見た試合と混同していた記憶でしたが、年代・状況から見てこの試合が私のFsファンとしての原点だとわかりスッキリしました。
気がつけばあれから17年。現・二軍の帝王、鵜久森選手も年下になり、自分よりはるかに若い選手達の挑戦に刺激をもらうため今年も鎌ヶ谷に行こうかな。
中学の後輩にあたる上沢投手の一軍登板を期待して、今シーズンも楽しみたいです。
初めまして。この試合は神がかってましたよね。9回2死ランナーなしからの逆転劇でした。しかも井出選手の1本の内野安打から始まったという‥(笑)
今となれば結果論となってしまうのですが、私もなんとなく「予感」めいたものはあったんですよね。それにしてもあの外国人選手なみの弾道はすごかった!
ところで藤島さんの身に何かあったのでしょうか?最近やたら「藤島誠剛」で検索してこられる方が多いので気になってました。コメントありがとうございます。