2009年02月27日

エースの系譜!開幕男【津野浩】

ファイターズで80年代後半に活躍した投手といえば
エースで君臨した元祖・トレンディエース西崎幸広
名を思い浮かべる人も多いと思う。


そのひとつ前の代・・という言い方も変だが昭和も終りの頃、
弱小時代のファイターズを支えた津野浩とゆう投手がいた。
(つの・ひろし)


         h.tuno



津野は高知商から1983年にドラフト3位指名を受け
ファイターズに入団。右投右打。背番号は30

現在、埼玉西武ライオンズの監督・渡辺久信や投手コーチの
小野和義と同世代。


高卒1年目から一軍での登板機会を与えられ勝をマーク。
2年目以降も勝、10勝と年々勝ち星を積み重ねていった。

華々しくプロでのスタートを切っていたにも関わらず、
渡辺ら同世代の投手たちに比べ、それほど周りに強い
インパクトを残せなかったのはなぜか!?


それもそのはず。当時のファイターズは・・・



 84年  リーグ最下位 (44勝73敗13分)

 85年  リーグ5位   (53勝65敗12分)

 86年  リーグ5位   (57勝65敗8分)



万年リーグ下位に甘んじている。
そんな弱かった時代のエースこそが若き日の津野浩だったのだ。


だが津野には西崎にも岩本勉にも金村暁にも、あのダルビッシュ有
ですらまだ果たせていない立派な勲章があった。



   『弱小時代のエース』 津野浩の英雄列伝・・・


1985年4月6日。
川崎球場でロッテオリオンズとのシーズン開幕戦。

開幕投手の大役に抜擢されたのは当時まだ若干19才の
津野浩だった。


この晴れの大舞台で途中、坂巻明の助けを借りながらも
見事勝利投手となり新任だった高田繁新監督に幸先良く
白星をプレゼントしている。


翌86年、対近鉄との開幕戦でも好投し勝利投手、87年の
対西武との開幕戦では東尾修との投げ合いにも勝った。


これで3年連続開幕戦勝利投手となる偉業を達成。
この『快挙』は津野以降、ファイターズでは達成されていない。


どんな大投手でもオープニングゲームは緊張してしまうと
聞くがまだ若かった津野にはそんな見えないプレッシャー
とも無縁だったとゆうことか。


ここに管理人的に凄く気に入っていて是非見てもらいたい
動画がある。
全盛期の津野のピッチングも含めてご覧頂こう。







この動画は前述の1985年、津野の好投により白星発進の
日本ハムだったが直後に泥沼の連敗を喫していた。


あの日のファイターズナインは他のどこよりも『勝利』に
飢えていたのだ。


それで8回、岡持のタイムリーが飛び出した時のあの
高代慎也の喜びよう・・だったって訳!(笑)


なかなか前途多難な船出だったこの年だがここで連敗を阻止
させてくれたのもやっぱり津野だった。


チームは弱かったが津野のピッチングは決して色褪せる
事はない。気迫溢れるピッチングに当時は勇気をもらった
選手やファンも多かっただろう。


残念ながら88年は前年一気に頭角を現してきた西崎幸広に
開幕投手の座は譲ったが試合には敗れてしまった。


オープニングゲームはやはり開幕男・津野浩の神通力に
賭けてみるのも面白かったかもしれない・・・。




【エピローグ】


1989年に全盛時代の近鉄・阿波野と投げ合い、
古屋英夫のソロホームランによって挙げた1点を
守りきって果たした完封勝利は本当に見事だった。


同じく89年に8回までダイエー打線を無安打無得点に
封じこみながら最終回、佐々木のホームランで大記録を
フイにしてしまったことも今は懐かしい記憶。


退団後は数球団を転々としながらも日本ハム時代のような
華々しい活躍を見せる事は出来なかった。

現在はマスターズリーグ・札幌アンビシャスの一員となって
野球界に再び戻ってきている。


またいつか野球場で津野の姿が目に出来る事を
私は心待ちにしている。

この記事へのコメント
津野投手に限らず、投手には彗星のようにあらわれて、いつのまにか失速してしまうパターンが多かったですね。時代は前後しますが、記憶にあるだけでも皆川投手、新美投手、木田投手、岡部投手、工藤投手....他にもいたと思います。(マシバ投手や村上雅投手などのトレード系や現役!は除きます。また、正田投手はこの系譜とは異なる気がします。)

小生には他球団と比較できるだけの力量はありません。これってファイターズに顕著なことなのですか?
Posted by 南の国から at 2011年07月23日 00:20
南の国から様

>他球団と比較できるだけの力量はありません。これってファイターズに顕著なことなのですか?

いえ、ファイターズだけではないと思いますよ。この例でいうとドラゴンズなんかも、わりと当てはまる気がします。近藤・与田・森田‥いずれの投手も星野監督の時に在籍していたのは何かの偶然でしょうか。

工藤投手!惜しかったですねぇ。彼はまだ若かったですし、さぁこれからという時でしたからね。20勝4敗‥。ダルビッシュ投手なみの勝率にアッパレです!
Posted by 羽夢 at 2011年07月23日 09:58
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